ウイルス性胃腸炎の感染経路は?対策はどうすればいい?

1. ウイルス性胃腸炎とは?

ウイルス性胃腸炎は、「おなかの風邪」と言われる病気です。

ウイルス性胃腸炎は冬場に流行しやすく、乳幼児がかかりやすい病気としても有名です。

食品や感染者との接触によって、原因となるウイルスに感染することで引き起こされます。

2. ウイルス性胃腸炎の原因ウイルス

原因ウイルスの種類

原因となるウイルスは主に、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどです。

ウイルスの季節性

ウイルスは一年を通して活動しているものですが、季節によって感染力は変化します。

例えば、ノロウイルスは冬場に牡蠣などの二枚貝に存在し、貝を食べた人に食中毒を引き起こします。

貝だけでなく他の食物や水、糞便を介して感染し、大規模な流行となることもあります。

3. ウイルス性胃腸炎の感染経路

排泄物から一気に感染

ウイルス性胃腸炎は、一人が感染するとあっという間に周囲に拡大していくのが特徴です。

中でも学校や保育園などの集団内での感染が非常に多く、吐しゃ物や下痢便といった排泄物からの二次感染が大変多い病気です。

家族にどんどんうつる

特に乳幼児への感染が多いため、突然の嘔吐や下痢で排泄物が他の子どもに触れてしまい、ウイルス感染が広がります。

また、家庭内での感染も気をつける必要があります。

赤ちゃんや幼児がウイルス性胃腸炎にかかると、親や兄弟にうつるケースが非常に多いです。

潜伏期間中も広がっていく

潜伏期間中に子どもが学校や保育園、幼稚園に行くことで、気がつかないうちに感染を広げていることも珍しくありません。

ウイルス性胃腸炎では、食品のほかに感染者の手と指が重要な感染経路となっています。

4. ウイルス性胃腸炎にかからないための対策

ウイルス性胃腸炎にかからないためには、しっかりと予防することが大切です。

手洗いうがいの徹底

中でも重要なのが手洗いの徹底です。

流行時期には外出から帰ったらよく手洗いうがいを行う、人の多い場所から帰ったら手指をしっかりを洗う、といったことが必要です。

睡眠とバランスの良い食事

体力が落ちているときもウイルスに感染しやすくなります。

疲れたときはしっかりと睡眠をとり、栄養バランスの良い食事を心がけることも予防策になります。

家族に感染者いる場合

家族に感染者がいる場合は、感染者の排泄物が他の家族に触れたりしないよう密封して捨て、処理後は手洗いうがいを必ずしましょう。

衣類や食器を共用しないよう気をつけたりすることも大切です。

飛沫感染の可能性もあるため、感染者も他の家族もマスクをして過ごしたり、手袋や消毒薬を活用するという方法もおすすめです。

5. ウイルス性胃腸炎にかかってしまったときの対処法

ウイルス性胃腸炎にかかってしまった場合、基本的には対症療法でケアすることになります。

薬は必要最低限に

嘔吐や下痢がひどい場合は、下痢止めや吐き気止めの薬を処方してもらうケースもあります。

ただ、嘔吐や下痢によってウイルスを体外へ排出しているので、なるべく薬を使用しないのが回復への近道です。

脱水症状をふせぐための水分補給

嘔吐や吐き気、下痢といった症状があるときは水分補給を心がけ、脱水にならないよう気をつけることが大切です。

嘔吐がおさまったら少しずつ食事を

嘔吐をしなくなったら、少しずつ食事を再開しましょう。

最初は具なしの味噌汁や野菜スープ、おかゆなどから始めます。

体調をみながら味や固さを戻していくようにします。

下痢については1週間ほど続くことも珍しくないので、胃腸に負担をかけない消化の良い食事を心がけるようにしましょう。

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参考:病院で処方される薬