子どもの耳の奇形の原因は?どういうしくみで起こるの?

1. 赤ちゃんの耳のでき方

妊娠5週から形成される

胎児の耳の形成は、着床して25日ころに頚という部分にできる第1鰓溝というくぼみの隣りに、第1鰓弓と第2鰓弓という耳介の元が発生することが始まりです。

妊娠5週になると、小丘と呼ばれる6つの突起があらわれ、これが大きくなって、くっつくことで、耳介の各部分が形成されます。

妊娠7週には耳の形が整い、軟骨もできはじめ、妊娠10週には成人と同じ形になり、妊娠15週に完成するといわれています。

2. 耳の奇形の原因

赤ちゃんに先天性奇形が起こる原因

赤ちゃんに染色体異常が起こる原因は、遺伝が20~30%で、それ以外は医学的に解明されていません。

ですが、妊娠初期のママの栄養状態やストレスなども、先天性奇形に影響すると考えられています。

葉酸の摂取不足

高齢労働省では、妊娠中だけでなく、妊活している女性に対しても、葉酸サプリを摂取するように奨励しています。

これは、母体が葉酸不足だと、神経管閉鎖障害が起こる確率がアップするからです。

ビタミンAの過剰摂取

ビタミンAも過剰摂取すると、心奇形が起こるリスクがあがります。

このように、妊娠初期の栄養状態によって、赤ちゃんが先天性奇形になる可能性が高まるのです。

過度なストレス

また、耳が形成される妊娠初期は、ママのホルモンバランスが大きく変化し、つわりが起こるなど、心身にストレスがかかる時期でもあります。

それが、胎児の成長に悪影響を与えていることもありえます。

3. 耳の奇形が起こるしくみ

妊娠12週目までに先天性奇形が起こる

赤ちゃんの耳の先天性奇形は、妊娠12週までに耳介となる隆起や、その中の軟骨の発育が阻害されることで起こると考えられています。

また、外耳道といわれる耳の穴は、妊娠27週にできあがります。

この部分の機能障害は、妊娠26週までに起こると考えられています。

4. 先天性奇形は予防できない

妊娠初期の生活には注意

耳の奇形も含めて、赤ちゃんに先天性奇形が起こることを、予防することはできません。

ですが、食生活や生活習慣を変えることで、リスクを減らすことはできます。

妊娠中は、自分ができることは積極的に行い、それでも生まれた我が子に耳の奇形があらわれたときは、その後の成長にベストな対処方法を、医師と相談しながら見つけてあげてください。

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