赤ちゃんの脳室周囲白質軟化症とは?原因・症状・治療・体験談

1. 脳室周囲白質軟化症はこんな病気

脳にある白質という部分に、血液が行かないことで起こる病気です。

白質に障害が出ると、体のマヒが出る、視覚や聴覚などに影響が出る、学習障害などが起こります。

2. 脳室周囲白質軟化症の原因

脳室について

脳室は脳の中央、下部など、いくつかに別れている部屋です。

脳の中央には右側側室、左側側室があり、左右対称に別れています。

右側側室と左側側室の下に第3脳室、中脳水道と呼ばれる管により結ばれた、第4脳室がさらに下にあります。

脳室の中は、髄液で満たされています。

白質と灰白質について

白質は大脳の内側を占め、色が白いことから白質と呼ばれます。

白質の外側、いわゆる大脳の外側は、灰白質と呼ばれています。

白質より色が濃く、おもに運動や知覚などの神経細胞が集まっています。

神経細胞からの情報が出ると、白質内にある軸索神経を通り、体を動かすことができます。

白質にある軸索神経に影響が出ると、体のマヒや知覚神経に影響します。

脳室周囲白質軟化症が起こる理由は?

おもに早産が原因で、脳室周囲白質軟化症が起こりやすくなります。

白質の近くに血管がきちんとつくられるのは、妊娠33~35週ごろです。

早産で32週までに生まれると、血管が未熟な状態のため、結果として運動障害が残るリスクを高めます。

妊娠25〜30週での早産の場合、脳室周囲白質軟化症になる確率は10%といわれています。

脳室周囲白質軟化症は先天性の病気なの?

先天性の病気です。

生まれてすぐには、目立った症状はあらわれません。

生後6ヶ月過ぎた頃から、赤ちゃんの様子に異変を感じる場合がほとんどです。

3. 脳室周囲白質軟化症の症状

運動障害の程度は、軽症から重症まで幅広いのが特徴です。

一例の症状としては、下記のようなものがあります。

  • 立てる年齢になっても立つことができない
  • 歩くときに足を引きずる
  • 自分で食べる、飲むことができない
  • 視覚や聴覚などに影響が出る
  • 学習障害や知能障害があらわれる

4. 脳室周囲白質軟化症の治療&ホームケア

脳室周囲白質軟化症の診断方法について

MRI検査で脳の断面を調べます。

脳室周囲の大脳などに萎縮が見られる場合、可能性を疑います。

また、赤ちゃんの様子を見る、日々の生活状況を聞いて、診断を行います。

治療とホームケアについて

運動障害が起きている部位、症状にあわせてリハビリの計画を立てます。

また、鍼灸院によっては、脳室周囲白質軟化症の治療を行っているところもあります。

特定のツボに針を刺して、微弱な電流を流すことで改善されたケースもあります。

いずれの場合にも、定期的に経過観察を行い、リハビリを継続することがたいせつです。

5. 先輩ママの「うちの子の脳室周囲白質軟化症体験談」

4才の娘さんを持つhi_hermesさんより

私も現在4歳PVLの娘がおります。

兵庫県在住ですが、半年に一回のペースで大阪の赤十字病院に母子入院しております。

私の娘は2カ月ほど早く生まれましたが、通常に問題なく退院して、1才半まで症状がでませんでした。

ちょっと歩くのが遅いぐらいに思っていたので、再診でPVLと判断されるまで気づかなかったんですね。

それから色々な病院、針治療、カイロ、マッサージを転々としましたがあまり改善がみれず、ようやくたどり着いのが赤十字病院のボイダ方でした。

正直、ボイダ方は他のリハビリと比べるとかなり高度なリハビリ方で、母子共にしんどいです。

ただ、効果の幅はあるものの実施して損はないと思います。

特に早く始めると効果が高いようで、私達ももっと早く出会えたらと常々思っていました。

今では私と妻の交互で娘を毎日リハビリしています。

お子様の症状にもよりますが色々と挑戦してみてください。

少しでもお力になれればと心より思います。

引用元:Yahoo知恵袋