赤ちゃんの低酸素性虚血性脳症とは?原因・症状・治療・ケア・体験談

1. 低酸素性虚血性脳症はこんな病気

妊娠中に、何らかの原因により、赤ちゃんの脳に十分酸素が行き渡らない病気です。

低酸素性虚血性脳症で生まれると、呼吸がうまくできません。

低酸素性虚血性脳症の症状が重いと、麻痺や運動障害、言語障害など後遺症が残るリスクが高まります。

2. 低酸素性虚血性脳症の原因

おもな原因としては、下記があります。

母親が原因によるもの

心疾患や腎臓疾患

赤ちゃんは血液から栄養や酸素を取り込んでいます。

腎臓に障害が出ると、腎性貧血を引き起こします。

貧血により赤血球が不足すれば、赤ちゃんに酸素を十分に送ることができません。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群になると、赤ちゃんが成長する胎盤の機能が低下します。

前置胎盤

胎盤は子宮の上にくっついています。

しかし、前置胎盤は子宮の下についてしまい、大量出血のリスクが高まります。

出産前後が原因によるもの

胎盤早期剥離

胎盤は出産時に胎盤がはがれます。

ところが、出産前に胎盤がはがれてしまう症状です。

酸素と栄養を送ることができなくなってしまいます。

臍帯結節

臍帯とは、へその緒のことです。

臍帯に結び目ができてしまい、赤ちゃんに栄養や酸素が送れない状態です。

赤ちゃんが原因によるもの

胎児発育不全

何らかの理由により、赤ちゃんの成長に障害が出た場合です。

3. 低酸素性虚血性脳症と新生児仮死の関係

新生児仮死について

生まれる前、出産時に呼吸不全や循環不全となっている症状です。

出産して約30秒以内に、赤ちゃんは最初の呼吸を行い、いわゆる産声を起こします。

ところが、呼吸不全や循環不全となると、赤ちゃん自身で呼吸することができない、低酸素状態に陥っています。

最初の呼吸で産声をあげることができず、ぐったりとした状態になります。

低酸素性虚血性脳症は原因の1つ

新生児仮死を引き起こす原因としては下記があります。

  • 胎盤の機能不全
  • 胎児の発育不全
  • 前置胎盤
  • 胎盤早期剥離
  • 胎便吸引症候群

以上の原因により、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が行き届かない場合、低酸素性虚血性脳症と合併します。

低酸素性虚血性脳症と新生児仮死が合併する割合は?

新生児仮死で生まれた場合、低酸素性虚血性脳症を合併している可能性があります。

合併する割合としては、1,000人に対し2〜4人となっています。

脳神経の後遺症が残る確率は、合併した赤ちゃんのうち、25%以上と非常に高くなっています。

4. 低酸素性虚血性脳症の症状

おもな症状としては下記になります。

1. 多臓器不全

呼吸不全や循環不全のほかに、腎不全や肝不全などの症状があらわれます。

2. 呼吸障害

多呼吸や胸が大きくへこむ、陥没呼吸があらわれます。

自力で呼吸できない場合、無呼吸の状態になります。

3. チアノーゼ

慢性的な酸欠のため、肌や唇が紫色になります。

4. けいれん

けいれんの症状がある場合、低酸素性虚血性脳症の症状が重いと判断されます。

5. 低酸素性虚血性脳症の診断

赤ちゃんが生まれると、自力で最初の呼吸をして産声をあげます。

ところが、低酸素性虚血性脳症の場合、産声をあげずにぐったりしていることがあります。

そこで、生まれた直後に赤ちゃんの様子を判断する、アプガースコアがあります。

アプガースコアとは何なの?

60年以上前にアメリカで考案され、今でも出産後に使われています。

皮膚色、心拍数、刺激に反応、筋緊張、呼吸の5つについて点数付けをする方法です。

それぞれを0〜2点で点数付けしていきます。

2点が正常で、0点は非常に危ない状態を指します。

生後1分後、5分後にアプガースコアをつけて、点数が低い場合には低酸素性虚血性脳症や新生児仮死の疑いがあります。

6. 低酸素性虚血性脳症の治療&ホームケア

低酸素性虚血性脳症と診断し、治療が遅れると後遺症を残すことになります。

赤ちゃんの状態を判断して、早急な治療が必要となります。

おもな治療方法は下記になります。

呼吸管理

呼吸をしていない場合、酸素吸入や人工呼吸を行います。

循環管理

血圧や臓器の維持をする、脳のむくみを軽減するために、薬物治療を行います。

けいれんの治療

けいれんが起きている場合、抗けいれん薬を投与します。

脳低温療法

脳や中枢神経のダメージを少なくするため、一定期間体温を32〜34度まで低下させます。

時間にして12〜24時間、体温を下げます。

後遺症が残ることはあるの?

低酸素性虚血性脳症が長時間続くと、脳にダメージが出ます。

脳性麻痺や運動障害、知能障害などの後遺症が出ます。

1才を過ぎても低酸素性虚血性脳症による後遺症が出ない場合、心配はないとされています。

後遺症が残ってしまった場合、専門家の指導のもと、リハビリテーションを行う必要があります。

7. 先輩ママの「うちの子の低酸素性虚血性脳症体験談」

男の子の赤ちゃんを持つまゆママより

初めての母乳は注入でしたがほんとうれしかった 一気に元気になってくれるような気がしましたねw

目が開いたときは、もう飛び上がるくらい感激しましたよ しかも念願の二重でなおぅに似てくれたのでうれしかった

初めて抱っこしたのはあたしが退院の日でした

呼吸器が取れたので抱っこできるようになったのですO(≧▽≦)O ワーイ♪

でもまだ点滴の針が数箇所刺さっていたのでとっても怖かったですww

あたしが退院してからは毎日俊に会いに行きました

会うたびに元気になる俊を見て、「もしかして障害ないのかも」と思ってました(このときはまだ低酸素脳症と説明を受けてなかったので)

先生から「低酸素虚血脳症」と説明を受けてからはまた落ち込む日々・・・

毎晩泣いてはなおぅを困らせてました

それでもこのまま病気が進行しなければ。。。と望みを持ってましたが願いかなわず脳の萎縮が始まってしまいました

とにかく今は不安だらけで。。。そして現実を受け止めるのにはまだ時間がかかりそうです

俊のために、もっと明るく振舞って、脳にいい刺激を与えないといけないのに・・・

とりあえずの目標は首がすわることです。何ヶ月、いや、何年かかるかわからないけど・・・・

そして痙攣がおこらず、他の病気を併発しないこと・・・

今回で暗いブログは終わりにしますよ!!

また次回からは明るいブログ頑張ります。。。たぶんw

引用元:俊くんおかえり☆