子どもが髄膜炎になったら、食事や家でのケアはどうすればいい?

1. 髄膜炎とは?

髄膜炎は、脳や脊髄をおおう髄膜がウイルス・細菌に感染して起こる病気です。

赤ちゃんや小さな子どもに多い病気で、おもな症状は以下のとおりです。

  • 高熱(38~40℃)
  • はげしい頭痛
  • 食欲不振・嘔吐を繰り返す
  • 首が前に曲がりにくくなる
  • 赤ちゃんの場合、大泉門(頭蓋骨のつなぎ目)が盛り上がる
  • 強い光や音を嫌がる
  • けいれん・意識障害
  • 機嫌がわるく、激しく泣き続ける

ウイルス性髄膜炎・細菌性髄膜炎

髄膜炎は、ウイルス性髄膜炎細菌性髄膜炎の2種類に大きく分かれます。

ウイルス性より細菌性のほうが重症化しやすく、すばやい対処が必要です。

2. 髄膜炎の治療には、入院が必要

髄膜炎の治療には、入院が必要になることがほとんどです。

まず髄液検査を行って、ウイルス性か細菌性かを見極めます。

その後、抗生物質の投与(細菌性の場合)や対症療法などで治療をすすめます。

3. 退院後の自宅療養について

退院できたからといって、すぐに通常通りの生活に戻れるわけではありません。

退院後しばらくは、頭痛や微熱などの症状が出ることがあります。

数週間~数ヶ月はきちんと自宅で療養して、体をやすめましょう。

登園の再開時期については、お医者さんと相談して判断しましょう。

無理するとどうなる?

ほぼ寝たきりの入院生活の後は、基礎体力が落ちています。

無理に動いて疲れが出ると、せっかくおさまった症状がぶり返すおそれがあります。

また、病気に対する抵抗力もまだ完全に戻っていません。

体力が戻りきらない子どもを無理に外出・登園させると、他の病気にかかるリスクが高くなります。

自宅療養中の食事

基本的に食事制限はないので、栄養のあるものを食べさせてしっかり体力をつけましょう。

食欲がないようであれば、子どもが好むプリンなどを食べさせてもかまいません。

油っこいものなどは胃腸への刺激が強いので、極力控えたほうがよいでしょう。

発熱などで汗をたくさんかいているようなら、こまめな水分補給を心がけましょう。

長時間のテレビやゲームは避ける

少し元気になってくると、ただ寝ているだけでは退屈してしまうでしょう。

しかし、何時間も続けてテレビを見せたりゲームで遊ばせたりするのは禁物です。

長時間テレビやゲームを見続けると、知らないうちに目や脳に負担がかかってしまいます。

テレビやゲームは短時間の気分転換用にとどめ、負担の少ない方法で気を紛らわしましょう。

もし何かあればすぐ病院へ

万が一体調が急変した場合は、すぐに入院先の病院に相談しましょう。