てんかんの原因は?どういう仕組みで起こってしまうの?

1. てんかんの原因とは

てんかんは、けいれんなどの発作を繰り返す脳の病気です。

その原因は症候性てんかんと、特発性てんかんの2つに分けられます。

症候性てんかん

脳に傷や障害があることによって起こるてんかんです。

小児の場合は先天性以外にも、出産時の低酸素や仮死状態により脳の一部に損傷をきたしたものや、感染症なども発症の原因となります。

成人になってからは事故などによる脳の損傷や脳出血、脳こうそく、脳炎髄膜炎などの病気が原因となります。

特発性てんかん

検査をしても異常が見つからない、原因不明のてんかんです。

2. てんかんが起こる仕組みとは

てんかんは大脳にある神経細胞に、電気的な興奮が起こることで発作を起こします。

人間の体には、全身に常に微弱の電流が流れています。

この電流は、全身に指示を出すための、例えるなら電気信号です。

神経細胞は興奮と抑制を繰り返して電流を流し、電気信号を全身に伝達する役目を担っています。

この電流が規則正しく神経細胞を伝達することで、私たちは体を正常に動かすことができます。

しかし、何らかの原因で興奮と抑制のバランスが崩れてしまうと、電流が乱れやすくなります。

てんかんの症状を例えると、正しい電流が流れなくなりショートした状態です。

てんかん発作の種類

てんかんの発作は、脳のどこの部分で異常電流が流れているかで決まります。

脳で異常に興奮する場所は、毎回ほぼ同じなため、一人の患者が起こす発作はいつも同じです。

発作の種類は、脳のどこで起こっているのかによって以下の4つに分けられます。

  • 前頭葉てんかん
  • 頭頂葉てんかん
  • 側頭葉てんかん
  • 後頭葉てんかん

それぞれ現れる症状が違います。

てんかんの診断方法とは

てんかんの診断には、どのような発作を起こしているのかを、医者に説明することが大切です。

発作を起こしている間は、患者本人に記憶がないことが多いため、発作の様子を説明できる家族などに同行してもらうと、よりきちんとした情報を伝えられます。

可能であれば、発作の様子をビデオや携帯のムービーで撮影しておくと、分かりやすいデーターとなります。

病院での検査は、脳波の検査、CT、MRIです。

必要に応じて検査入院をすることもあります。

てんかんを診断すると治療がスムーズ

てんかん発作は、薬の内服と外科的手術で、70~80%の症状を抑えられると言われています。

きちんとした治療を受けるために、てんかんの症状をきちんと医者へ伝えられることが、最も大切なことです。

参考:病院で処方される薬