赤ちゃんのじんましんとは?原因・症状・治療・ホームケア・体験談

1. じんましんってどんなもの?

じんましんは、急性の皮膚の病気です。

皮膚の一部に赤みを伴う盛り上がり「膨疹(ぼうしん)」が現れるのが特徴で、多くの場合強いかゆみを伴います。

湿疹に似ていますが、原因や治療方法は異なります。

じんましんには、アレルギー性のものと非アレルギー性のものがあります。

2. アレルギー性じんましんの原因

食物アレルギー

赤ちゃんのじんましんの原因として食品は代表的なもので、中でも卵、牛乳、小麦は3大アレルゲンと呼ばれ、注意が必要です。

成長し免疫力が高まるにつれて、ほとんどの子どもは3大アレルゲンを食べられるようになり、じんましんもなくなります。

ただし、大人になって出る食物アレルギーは要注意です。

エビやカニの甲殻類、ピーナッツ、ソバなどは成長すると出やすい食物アレルギーです。

じんましんだけでなくアナフィラキシー症状も出る場合が多く、注意が必要です。

薬剤

じんましんが起きやすい薬では、ペニシリンが代表的です。

抗生物質や解熱鎮痛剤、咳止めなども原因となり得ます。

薬剤が原因で起こるアレルギー性じんましんは重篤化する可能性があります。

薬剤によるじんましんが疑われるときには、できるだけ早く医療機関を受診するようにしましょう。

植物や虫など

実は、じんましんという名前は植物に由来しています。

「蕁麻(じんま・別名イラクサ)」に触ったときに出る皮膚症状に似ていることから、「蕁麻疹(じんましん)」という名が付いたのです。

ゴムなどの他の植物、ハチなどの虫が原因となって起こるじんましんもあります。

3. 非アレルギー性じんましんの原因

急激な温度変化

温熱じんましんや寒冷じんましんは、気温の急激な変化で起こります。

温熱じんましんは、運動して体が温かいときやお風呂に入ったときに出ます。

寒冷じんましんは、冷房で極端に冷えたとき、風呂上がりで冷えたとき、汗をかいて冷えたときなど、身近に起こりやすい症状の1つです。

紫外線

太陽光の紫外線を浴びることで、肌の赤みや腫れ、かゆみが出ます。

これを「日光じんましん」と呼びます。

紫外線が強くなる春から夏、体調が良くないときに日光じんましんが出やすくなります。

「コリン性じんましん」と呼ばれる、汗に反応して出るじんましんです。

特に血液疾患や膠原病などの持病を持つ人、強いストレスを感じている人などは、運動や汗が刺激となってじんましんが起きやすい傾向にあります。

上記以外の原因

熱や風邪などの体調不良、疲れやストレスが溜まっているときにも、人によりじんましんが出ます。

この場合、原因が特定しづらいのが特徴です。

4. じんましんの症状

じんましんの症状の特徴は、「強いかゆみ」と「赤く盛り上がった腫れ」です。

腫れ方はさまざまで、丘状に大きく盛り上がったり、部分的なブツブツであったり、またはミミズバレのような腫れ方をする場合もあります。

湿疹との違いは、腫れの出方です。

腫れが数時間から1日以内に治まるか、腫れたり治まったりを繰り返すのがじんましんの特徴です。

5. じんましんの治療

原因がわかっている場合

じんましんの原因がわかっているときは、原因を取り除くことが大切です。

例えば食物アレルギーや物理的刺激が原因になっていると思われるときは、アレルゲンを除去したり、刺激物が肌に触れないようにします。

原因がはっきりしない場合

じんましんの原因がはっきりしないときは、原因として思い当たるものをチェックする必要があります。

直前に飲食したものや触ったもの、服用した薬、行動などを思い出してみましょう。

思い当たるものがあった場合は、医療機関で血液検査などを受け、アレルギーの有無を調べてもらうようにします。

じんましんの治療薬

じんましんの治療には抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬が使われます。

軽度のじんましんでは抗ヒスタミン薬のみを、かゆみが強いときはステロイド外用剤を併用しながら治療を進めます。

ただし、ステロイド外用剤には副作用があります。

漢方による治療

じんましんは原因がはっきりしないものが多く、抗ヒスタミン薬や抗アレルギーの効果が薄い人もいます。

漢方薬で効果を感じられたという人もいるので、処方された薬の効果が薄い場合は漢方による治療を検討してみるという選択肢もあります。

6. じんましんのホームケア

じんましんはすぐに症状が消えてしまうので油断しがちですが、家庭でのケアでは以下のことに気をつける必要があります。

かゆみのケア

かゆくてひっかくと、またじんましんが広がるという悪循環に陥ります。

赤ちゃんの爪が伸びていると無意識にかいてしまい、肌に傷がついてしまいます。

結果、じんましんが広がるだけでなく、とびひを引き起こすこともあります。

できれば常に赤ちゃんの爪を短く切っておき、爪で肌を傷つけないようにしましょう。

入浴時のケア

じんましんが出た場合、お風呂は控えるか短時間にしましょう。

お風呂に入ると血行が良くなり、かゆみが増してしまうからです。

お風呂に入れる場合には、以下のことに気をつけましょう。

  • お湯の温度はぬるめにする
  • 体を洗うとき肌をこすらないようにする
  • 湯船につからずシャワーで済ませる
  • 入浴後体をふくときも、こすらないようにする

かゆみを抑える手軽な方法

ぬれタオルなどでじんましんが出ている部分を冷やすと、かゆみがいくらか楽になります。

赤ちゃんの場合は無意識に患部をかいてしまうので、おもちゃなどで気をそらしてあげると良いでしょう。

近所の皮膚科の病院を
探す・口コミを見る

7. 先輩ママの「うちの子のじんましん体験談」

東京都・3才の男の子・まりまママより

2才のとき、イクラを食べさせた後に肌に赤いポツポツが出始め、だんだん全身に広がっていきました。

湿疹がどんどん増えるのでびっくりして受診したら、「じんましんでしょう。生ものは避けて、普通どおりにしていいですよ」と言われ飲み薬と塗り薬をもらいました。

今後何かの食べ物に反応したら再診して、とのことでした。

数日で治りましたが、母親の私がアトピーなので息子もアレルギーかも…と思っていただけに、ショックでした。

引用元:イクラを食べたらじんましんがだんだん広がるのでドキドキ

参考:病院で処方される薬