子どもの髄膜炎の予防接種とは?効果・ 時期・回数・費用

1. 髄膜炎はこんな病気  

脳や脊髄の外側にある髄膜に、ウイルス・細菌が感染して起こります。

乳幼児に多い病気で、おもに以下のような症状が起こります。

  • 高熱(38~40℃)
  • 頭痛
  • 食欲不振・嘔吐
  • 首が曲がりにくくなる
  • 大泉門(赤ちゃんの頭にある、頭蓋骨のつなぎ目)が盛り上がる
  • けいれん・意識障害
  • 機嫌が悪く、激しく泣く

髄膜炎には、大きく分けてウイルス性(無菌性)と細菌性(化膿性)の2種類があります。

ウイルス性に比べて細菌性のほうが重症化しやすく、注意が必要です。

2. 髄膜炎予防に役立つ予防接種

ウイルスはたくさんの種類と型があるため、ウイルス性髄膜炎は予防接種で防ぐことは難しいですが、細菌性髄膜炎はワクチンで予防することができます。

細菌性髄膜炎をおこす細菌は、ヒブや肺炎球菌という細菌が多いです。

この2つの細菌に対するワクチンを摂取することで、細菌性髄膜炎の感染率を大きく下げることができます。

ヒブワクチン

ヒブ(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型)は、細菌性髄膜炎の原因のひとつです。

ヒブワクチンは2013年から定期接種に指定されており、所定の期間内なら無料で接種できます。

ヒブワクチンの接種時期

  • 1回目…生後2~3ヶ月
  • 2回目…1回目の接種から4~8週間後
  • 3回目…2回目の接種から4~8週間後
  • 4回目…3回目の接種からおよそ12ヶ月後

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、細菌性髄膜炎のほかに肺炎・敗血症などさまざまな病気を引き起こす細菌です。

肺炎球菌ワクチンもまた定期接種に指定されており、所定の期間内なら接種費用はかかりません。

肺炎球菌ワクチンの接種時期

  • 1回目…生後2~3ヶ月
  • 2回目…1回目の接種から4週間以上あける
  • 3回目…2回目の接種から4週間以上あける
  • 4回目…3回目の接種から12~15ヶ月後

おたふくかぜワクチン

おたふくかぜの原因となるムンプスウイルスは、ウイルス性髄膜炎の原因のひとつです。

ムンプスウイルスによってウイルス性髄膜炎やおたふくかぜになると、後遺症として難聴になる恐れがあります。

現在おたふくかぜワクチンは定期接種には指定されておらず、任意(有料)で接種します。

おたふくかぜワクチンの接種時期のめやす

  • 1回目…満1歳になってから
  • 2回目…4~6歳ごろ(1回目の接種から3~5年後)

1歳をすぎていれば、いつでも1回目の予防接種を受けることができます。

少しでも早く抵抗力をつけるためには、1歳になったら早めに受けるのが望ましいです。

おたふくかぜワクチンの料金

おたふくかぜワクチンの料金は、自治体や医療機関によってばらつきがあります。

平均で5000円前後ですが、一部公費助成を行っている自治体ならもっと安くなります。

また、自治体によっては申請すれば補助が出ることもあります。

まずは、お住まいの自治体やかかりつけの医療機関に問い合わせてみましょう。