妊婦が溶連菌感染症になったらどうしたらいい?胎児への影響は?

1. 妊娠中の溶連菌感染症のリスク

溶連菌は私たちの体にいる、常在菌の1つです。

大人では問題がなくても免疫力がない、胎児に影響が出る可能性が高まります。

免疫力が低下し、心身ともにバランスの崩れやすい妊婦は、注意が必要です。

特に出産時に胎児が溶連菌に感染する恐れがあります。

2. 妊婦本人にはどんな症状がでる?

溶連菌感染症のおもな症状

溶連菌に感染すると、38度前後の高熱、ノドの痛み、口内炎、全身に発疹が出ます。

ただし、大人は子どもに比べて免疫力が高いため、溶連菌に感染してもハッキリとした症状が出ないこともあります。

風邪に似た症状が出るため、溶連菌に感染していることに気づかず、胎児に影響を及ぼす危険性があります。

溶連菌は4つのタイプがある

溶連菌はインフルエンザのように複数のタイプがあり、4つのタイプに別れます。

具体的には、A群、B群、C群、G群の4タイプです。

一般的に溶連菌感染症は、A群を指すことが多く、全体の9割を占めています。

妊婦が注意するのはB群の溶連菌

溶連菌のタイプにより、体内に付着する場所が異なります。

A群はノド周辺に感染する一方、B群は子宮など生殖器を中心に感染します。

生殖器に感染することで、免疫力のない胎児に悪影響を及ぼします。

3. 胎児にはどんな影響がでる?

妊娠中に母親が溶連菌B群に感染しても、必ずしも胎児に影響が出るとはかぎりません。

胎児が溶連菌B群に感染する割合は、100〜250人のうち1人と言われています。

ただし、出産時に胎児が感染すると、命に関わるほどの重い症状があらわれます。

胎児が感染した場合の症状の一例

髄膜炎、敗血症、肺炎などの症状があらわれます。

特に脳内に感染する髄膜炎は、脳にダメージを受けると、視力や聴覚、運動の障害など、後遺症が出る恐れがあります。

4. 妊婦の溶連菌感染症の治療法は?

治療できる診療科目について

内科または、かかりつけの産婦人科で治療することができます。

溶連菌に感染有無の確認方法

おもに尿検査で溶連菌に感染しているか確認できます。

大人の場合には免疫力があるため、溶連菌にかかっても気づかないことがあります。

そこで、尿検査をすることで、溶連菌B群にかかっているか、客観的に確認できます。

抗生剤による治療

溶連菌は細菌のため、抗生剤により感染力を弱めることができます。

完治の確認は、尿検査で調べることができます。

また、出産前に抗生剤の予防投与を行って、胎児が溶連菌に感染するのを、防止することもあります。

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