百日咳は一度かかったら大丈夫?それとも何回もかかる?

1. 百日咳は症状が長く残る

咳が出てから完治までに約100日かかる

百日咳は百日咳菌に感染し、喉や鼻、気管支の粘膜に菌が付着することで発症します。

コンコンコンコンというせきが数十回続き、その後に息を吸うと、ヒューという音がするという発作が、主な症状です。

百日咳という名前の通り、一度かかると約100日ほどせきが続きます。

赤ちゃんは重症化しやすい

特に月齢の低い赤ちゃんが百日咳にかかると、激しくせき込むことで息ができなくなり、チアノーゼやけいれんを起こすことがあります。

また、肺炎脳症といった合併症を引き起こし、命に関わることもあるので注意が必要です。

2. 百日咳は一度かかればもう大丈夫?

再発の可能性はゼロではない

免疫効果が一生続かない

百日咳菌は一度感染すると、菌に対する免疫ができます。

ただ、これは終生免疫ではないため、時間が経過すると免疫効果が薄れていきます。

短い期間で再発することはないですが、十年以上たって再発することはありえます。

再発しても軽症ですむ

一度感染していると、再度感染しても免疫をもっているので軽症ですみます。

予防接種を受ければ感染しないの?

感染を予防する四種混合(DPT-IPV)ワクチン

赤ちゃんを百日咳菌に感染させないために、日本では生後3カ月を過ぎたら、四種混合(DPT-IPV)ワクチンを接種します。

ワクチンを接種することにより、百日咳に感染するリスクを、通常の10%から20%にまで減らすことができます。

ワクチン接種は公費医療なので、無料で受けられます。

ワクチンの免疫効果はずっと続くの?

乳幼児が百日咳の感染を避ける上で、ワクチン接種は有効な手段です。

ただ、百日咳のワクチンの免疫効果は、5~10年といわれています。

そのため、現在では、10代や成人へのワクチン接種も検討されています。

3. 早期発見・早期治療が基本

せき込む様子を動画撮影しよう

免疫力の低い乳幼児は、百日咳を早期発見・早期治療することが、命を守る上で大切です。

百日咳は、発作がない時には元気に過ごせるので、小児科に行くタイミングでせき込まないと、風邪と診断されることがあります。

百日咳特有のコンコンコンというせきが立て続けに出たら、その様子を携帯動画で撮影しておきましょう。

それを小児科の先生に見せると、診断しやすくなります。

また、風邪と診断されて数日たっても症状が改善しない時には、もう一度病院に連れて行き、検査してもらいましょう。

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