赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)とは?原因・症状・治療・体験談

1. でべそ(臍ヘルニア)はこんなもの

でべそは10%の赤ちゃんがなる

いわゆるでべそ、正式名称は臍ヘルニアと言います。

このでべそは産まれた赤ちゃんのうち、10%の割合で見られます。

また、1,000~1,500gで産まれた未熟児は、80%もの割合ででべそが見られます。

でべそは病気?

でべそは厳密に言えば病気です。

しかしでべそによって、健康被害が出ることはほぼありません。

ただ赤ちゃんが泣いたり力んだりすると、いつもよりでべそが大きくなり、心配してしまうことは確かです。

でべその症状

本当であれば凹んでいるはずの臍。

この臍が突出しているのがでべその症状です。

でべその大きさは個人差がありますが、大きいとピンポン玉程度まで膨らみます。

2. でべその原因とは?

赤ちゃんの腹筋が発達していない

でべそは赤ちゃんの腹筋が発達していない時期に多く見られます。

腹筋がないから腸をおさえることができず、臍から腸が出てしまうのです。

しかし腸が出ていてもあまり気にする必要はありません。

「破裂するのでは?」と思うこともありますが、そんなことは絶対にありません。

ご安心ください。

へその緒を切ったばかり

赤ちゃんはへその緒を切ってから、時間が経っていません。

そのため臍の左右が完全にくっついていません。

結果、でべそになってしまうのです。

3. でべそはいつまでそのままに?

まずは1歳まで

でべそが気になっても、とりあえずは1歳まで経過観察をします。

ほとんどの赤ちゃんは、1歳までに寝返りやハイハイができるようになっています。

すると腹筋が発達し、でべそがいつの間にか治っているのです。

ですから、1歳までは経過観察と言われることが普通です。

小学校入学前まで

ほとんどのでべそが1歳までに自然治癒します。

しかしまれに1歳以降でも自然治癒します。

そのため「小学校入学前まで経過観察」という方針をとる病院もあります。

手術は最終手段

でべそで健康被害を負うことは、ほぼありません。

そのため1歳までに自然治癒しなくても、あまり気にする必要はありません。

とはいえ、そのままにしておくと美容面で気になる方が多いと思います。

そうなると手術での治療になります。

4. でべその手術

手術以外で治す方法?

少し前までは、硬貨を臍に貼りつけるという言い伝えがありました。

しかしこれは言い伝えにすぎず、これで治ることはありません。

手術しかない

結論を言えば、でべそを治すには手術しかありません。

しかもでべその手術のほとんどは全身麻酔です。

そのため、子どもが小さい間に手術をすることはためらわれることが多いです。

では、いつ手術をするのが良いのでしょうか。

手術の時期は?

多くは小学校入学前

2歳~5歳でべそを手術する方が多くいます。

この場合、からかわれることを避ける目的であることが多いです。

子ども同士で違いがあると、気になる年頃になる前に手術をしてしまうわけです。

登園を始めるとプールの際にからかわれることも多いので、手術をするなら4・5歳になる前が良いでしょう。

やはり全身麻酔が気になる

手術中にじっとしていられる年齢になると、全身麻酔ではなく局所麻酔になることもあります。

そのため、局所麻酔ができるようになるまで…と、入学後もべそをそのままにする方もいます。

入院期間

でべその手術の場合、2泊3日という短期間での入院がほとんどです。

しかしその後、1週間ほど入浴不可だったり、感染症予防のために登園は避ける必要があったりします。

手術前の絶食・絶飲

手術では全身麻酔を使うため、長いと1日の絶食が必要になります。

これは小さい子どもには辛い状況です。

また手術前には絶飲も重なり、水すら飲めなくなります。

全身麻酔をする以上、絶食・絶飲は仕方がありませんが、必ず子どもの気をそらせるものを持っていきましょう。

手術費用

乳幼児医療費助成制度を利用することで、手術費用を気にする必要がなくなります。

各自治体によりますが、入院費は無料となることが多いからです。

差額ベッド代や食費などの保険外のものはお金がかかりますが、これらで多額の請求をされることはほとんどありません。

5. でべそのホームケア

1歳までであれば、自然治癒がメインのでべそ。

その場合、家ではどんな注意が必要なのでしょうか。

おむつは臍を凹ませてから

おむつを履かせる時、臍を凹ませてあげてからにしましょう。

臍ヘルニアは指で押すだけで、簡単に臍が凹みますので、できるだけ臍が凹んだ状態を維持してあげましょう。

臍をむやみに触らせない

子ども自身がでべそを気にし出すと、臍を触ってしまいます。

しかし臍をつまんでしまったり、引っ張ってしまうと、でべそが悪化してしまう可能性もあります。

臍を触ろうとしたら、「お腹いたいいたいになるよー」など、声掛けをしてあげましょう。

硬貨は絶対だめ!

先ほども書きましたが、臍に硬貨を当てる方法は迷信です。

むしろ逆効果であることがほとんどです。

硬貨には雑菌が多くあり、とても汚いものです。

これを皮膚に貼りつけてしまっては、赤ちゃんの皮膚が細菌に感染してしまう可能性があります。

まずは自然治癒を待ちましょう。

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6. 先輩ママの「うちの子の臍ヘルニア(でべそ)体験談」

神奈川県・1才9ヵ月の男の子・mariaママより

3ヵ月ごろから、でべそが気になるように。

泣いたり、力んだりするとひどく飛び出してしまいます。

お医者さんは「筋肉が発達するまで経過を見て、それでも治らなければ手術しましょう」と言われますが、毎日目にするので、とても心配です。

大泣きすると破裂しそうなほどふくらむので、泣かれることが恐怖になっていました。

それでも、だんだん治まって、1才では普通のおへそになりました。

引用元:おへそがポッコン!泣かれることが怖い