赤ちゃんの外陰炎とは?原因・症状・治療・ホームケア・体験談

1. 外陰炎はこんな病気

女の子の外陰部が細菌感染する病気です。

赤く腫れて炎症を起こした状態となります。

赤ちゃんは大人に比べて常在菌による免疫機能がありません。

また、おしっこやうんちで外陰部が不衛生になりやすく、外陰炎を引き起こします。

ほかには、外陰腟炎や小児外陰炎と呼ぶこともあります。

2. 外陰炎の原因

赤ちゃんが外陰炎を引き起こす原因は以下の3つになります。

1. 常在菌によるもの

私たちの体には、皮膚表面だけでなく膣内に常在菌がいます。

常在菌がいることで、害を及ぼすウイルスや細菌から守る、免疫機能を維持するはたらきがあります。

しかし、赤ちゃんは常在菌が少なく免疫機能が弱いため、常在菌が逆に外陰炎を引き起こす原因にもなります。

おもな常在菌としては、大腸菌やブドウ球菌になります。

2. おむつによるもの

おむつをすると湿気がこもりやすく、また不衛生になりがちです。

おしっこやうんち、汗が原因で肌がかぶれやすくなります。

また、うんちの中にある大腸菌が外陰炎を引き起こします。

3. 雑菌との接触

床や地べたに直接座りますと、そこにいる雑菌に接触して外陰炎を引き起こします。

大人との外陰炎の違いは?

大人の外陰炎は、カンジダなどの性病によるもの、生理によるものなど、いくつかあります。

しかし、赤ちゃんの場合、性病のウイルスや細菌が原因で外陰炎を発症することは、まれです。

免疫機能が弱いため、おむつによる外陰部の不衛生によるものがほとんどです。

3. 外陰炎の症状

赤ちゃんの外陰炎のおもな症状は下記になります。

外陰部の腫れ

赤みとともに腫れが出ます。

痛み

おしっこするとき、触れるときに痛みを感じます。

黄色っぽいおりものや膿が出る

炎症を起こすことで、膿や黄色いおりものが出ることがあります。

4. 外陰炎の診断

外陰部の腫れや赤みなどで診断します。

外陰炎はどこで診てもらえるの?

小児科や皮膚科などで診てもらうことができます。

赤ちゃんを診てもらえるかどうかを、事前に確認することをおすすめします。

5. 外陰炎の治療&ホームケア

清潔にする

おむつを替えるとき、外陰部にうんちがつかないようにします。

外陰部からおしりに向かってふくようにしましょう。

お風呂では、おしりや外陰部を石けんで洗うようにしましょう。

ただしゴシゴシふくと、外陰部が傷つきやすくなります。

手でやさしく洗ってあげることがたいせつです。

抗菌薬を使う

おもな抗菌薬として、ゲンタシン軟膏やクロマイ腟錠があります。

市販薬では販売されていないため、病院で処方してもらうことになります。

また、大人向けのものは赤ちゃんにとって、刺激が強すぎます。

大人向けに処方されたものを使わないようにしましょう。

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6. 先輩ママの「うちの子の外陰炎体験談」

2才の女の子を持つママより

◆発症時期・初期症状について

私の娘が小児外陰炎と診断を受けたのは2才の時です。

ある日トイレの付き添いをしていると陰部が痛いと言い出して見てみると皮膚が赤くただれていました。

きっとそのだだれた部分に尿がしみて痛んでいたのだと思います。

暫く尿をした後は水を含ませたコットンで優しくふいて清潔に保つようにしていたのですが排尿する度に痛みを訴えていました。

◆発症内容・医師診断について

暫く様子を見ていたのですが中々赤みとただれが回復しないので近くにある産婦人科に電話で問い合わせると小児でも見てもらえると言う事でしたので直ぐに受診しました。

そして医師に症状を伝え陰部の状態を診察して貰いました。

すると医師は見た目と症状で恐らく小児外陰炎だろうと言う事で塗り薬が処方されました。

小さな子供は大人よりも陰部に常在菌が少ないのでとてもデリケートな状態になっており、細菌による感染もしやすいとの事で陰部を不潔にしていたり、尿がちゃんと拭き取れていなかったりする為に小児外陰炎になりやすいと言う説明もうけました。

そして娘はオムツがとれてからも良くおねしょをしていたので夜間おねしょをして気づかず朝まで過ごす事も多々ありましたのでそれがかぶれる原因になっていたのかもと思います。

そして娘自身陰部が痛く痒いのでよく服の上から陰部をこする仕草をみせていました。

その摩擦が更に症状を悪化させてしまった原因になってしまったのだと思います。

◆経過・その後の状況

小児外陰炎と診断されてから医師から処方された薬を使用していると直ぐに赤みが消えて本人も痛みを訴える事がなくなりました。

陰部を清潔に保ち薬を毎日使用し続ける事で患部は完治致しました。

今では排尿の際に痛みを訴える事はありませんし何の問題も無く過ごしています。

こんなに短期間で完治するのならもっと早く病院を受診していれば良かったともおもいます。

これからは異常を感じれば直ぐに病院を受診するように心がけたいと思います。

◆その後気を付けていること

小児外陰炎と診断されてから気をつけている事は常に陰部を清潔に保つようにしています。

そして排尿後にはきっちりと尿を拭き取る様に教えて、入浴の際には肌に優しい石鹸を使用しています。

引用元:小児外陰炎の体験談