赤ちゃんのウイルス性髄膜炎の原因・症状・治療法は?後遺症は?

1. ウイルス性髄膜炎の原因

髄膜炎とは?

髄膜炎は、脳や脊髄をおおう髄膜に炎症が起こる病気です。

小さい子どもに多い病気ですが、まれに大人が発症することもあります。

髄膜炎は、ウイルス性と細菌性に大きく分かれます。

ウイルス性髄膜炎の原因

ウイルス性髄膜炎は、無菌性髄膜炎とも呼ばれます。

おもな原因ウイルスは、以下のとおりです。

2. ウイルス性髄膜炎のおもな症状

1. 発熱

38~40℃の高熱が、何日も続きます。

2. 嘔吐・食欲不振

食欲がなくなり、何度も嘔吐します。

3. 大泉門が盛り上がる

ふだんはへこんでいる大泉門(赤ちゃんの額にある頭蓋骨のつぎ目)が、盛り上がります。

4. 首が曲がりにくくなる

髄膜の炎症のため、首が前に曲がりにくくなります。

もしくは、首を曲げようとすると痛がって泣きます。

5. けいれん・意識障害

体の硬直、顔のひきつりなどのけいれん症状が起こることがあります。

話しかけても反応が鈍い・すぐうとうと眠るなどの症状が出たら、意識障害の可能性が高いです。

6. 機嫌が悪くなる

このほかにも、髄膜炎では強い頭痛や音・光を嫌がるなどの症状が起こります。

しかし、赤ちゃんは不快症状をうまく言葉で伝えられません。

ずっと不機嫌で激しく泣いているときは、何らかの不快症状を感じているかもしれません。

3. ウイルス性髄膜炎の治療法

まず髄液検査を行う

ウイルス性髄膜炎か細菌性髄膜炎かを見極めるため、まずは髄液検査を行います。

ウイルス性髄膜炎であれば、髄液を採るだけで症状がいくらか軽くなります。

入院して対症療法を行う

現在のところ、ウイルス性髄膜炎に対する特効薬はありません。

細菌とちがい、ウイルスには抗生物質が効かないのです。

1~2週間ほど入院して安静を保ち、それぞれの症状に応じた対症療法を行います。

細菌性髄膜炎に比べて症状は軽め

一般的に、ウイルス性髄膜炎は細菌性髄膜炎に比べて症状が軽めです。

入院期間も、細菌性髄膜炎に比べて短めです。

退院後も、しばらくは安静に

完全に熱が下がってふだん通りに過ごせるようになるまで、無理は禁物です。

小さい子どもは少し体力が回復すると動きたがりますが、しっかり休養させましょう。

4. ウイルス性髄膜炎の後遺症

基本的に、ウイルス性髄膜炎の後遺症が残るケースは多くありません。

ムンプスウイルスが原因の場合は注意

原因ウイルスがムンプスウイルスだった場合、まれに難聴が起こることがあります。