子どもの心雑音の原因は?どういうしくみで起こるの?

1. 子どもの心雑音の原因は?

心雑音の原因はいろいろあります。

1. 問題のない心雑音(機能性心雑音)

子どもの心雑音は、生後の入院中や3・4か月健診や1歳半健診、風邪をひいたときの診察などで偶然みつかるケースがほとんどです。

心雑音があると言われると驚いてしまいますが、問題のない心雑音も多くあります。

これを機能性心雑音といいます。

2. 心臓に異常がある心雑音

乳幼児に心雑音があり心臓に異常があった場合、そのほとんどは先天性心疾患です。

先天性心疾患の種類

心雑音をともなう先天性心疾患は色々な病気があります。

心室中隔欠損症

先天性心疾患の中でも特に多いのが心室中隔欠損症です。

心雑音がある乳幼児の約半数近くが、心室中隔欠損症とも言われています。

肺動脈狭窄症

心室中隔欠損症の次に多いのが肺動脈狭窄症です。

心雑音がある子どものうち、約10%の子どもにみられる病気です。

2. 子どもの心雑音が起こるしくみは?

1. 機能性心雑音が起こるしくみ

子どもの血液の流れは大人に比べて早いです。

血液の流れが早いということは、心拍数が多くなるということです。

心拍数が多くなると、心臓を流れる血液が血管の壁に当たったりすることが多くなります。

その音が心雑音として聞こえる場合があります。

この場合、心臓に全く問題はありません。

2. 心室中隔欠損症が起こるしくみ

心臓には4つの部屋で区切られています。

  • 左心室
  • 左心房
  • 右心室
  • 右心房

心室と心房は、左右に分かれており壁で区切られています。

何らかの原因で心室のかべに穴が空いてしまい、血液が入り込んでしまうことがあります。

左右の心室に穴が空いている場合、心室中隔欠損症と診断されます。

穴が5mm以下の場合は、2歳前後までに自然に閉じますが、穴が大きい場合は手術をする必要があります。

3. 肺動脈狭窄症が起こるしくみ

右心室から肺のほうへ流れる肺動脈が狭くなっており、右心室に負担がかかっている状態です。

軽い場合は生活に支障はありません。

症状が重い場合は、手術が必要になります。