無呼吸発作・一過性多呼吸の治療とは?治療の期間・費用・薬は?

1. 無呼吸発作はこんな病気

赤ちゃんに次のような症状がみられた場合、無呼吸発作と診断されます。

  • 呼吸が20秒以上停止する
  • 呼吸の停止が20秒以内で、チアノーゼ(唇や皮膚が青紫色になる)がみられる
  • 呼吸の停止が20秒以内で、徐脈(脈が急激に遅くなる)の症状がみられる

多くの場合、早産児や低体重児に多くみられます。

感染症にかかっているときも、無呼吸発作が起こりやすくなります。

2. 一過性多呼吸はこんな病気

一過性多呼吸は、胎児の頃にたまっていた肺液が出生後も抜けきれず、呼吸が苦しくなったりチアノーゼが起こったりする病気です。

肺液は、出生までに徐々に吸収・排出されます。

しかし、帝王切開で産まれた赤ちゃんや早産児の場合、肺液がきちんと吸収・排出されない場合があります。

3. 無呼吸発作の治療期間や薬、費用は?

1. 無呼吸発作の治療や薬は?

無呼吸発作の症状がみられたら、次のような処置をします。

  • 足の裏を刺激する
  • うつぶせにしたりして体位交換をする
  • 体温を保つために室温を調整する。

ほとんどの赤ちゃんは、これらの刺激を与えることで呼吸が回復します。

回復しな場合は、薬を内服したり注射をしたりして処置をします。

アミノフィリン(内服、注射)を投与する

アミノフィリンを飲ませたり注射をすることで、血液中の酸素濃度を上げます。

ネーザルシーパッブの使用

鼻から圧を加えるネーザルシーパッブを使用し呼吸を促します。

人工呼吸器の使用

無呼吸発作が頻繁に起こる場合は、人工呼吸器をつけることがあります。

2. 無呼吸発作の治療期間は?

無呼吸発作の症状は、早産児の場合修正週数(出産予定日を基準とした週数)が37週を超える頃になると、ほとんどの赤ちゃんが改善します。

産まれた週数などによって個人差がありますが、大体数日~3か月程度でしょう。

3. 無呼吸発作の治療費はどれくらい?

無呼吸発作の症状がみられる赤ちゃんは、ほとんどが早産児か低体重児です。

早産児や低体重児は出生後すぐに入院し、保育器に入ります。

無呼吸発作の治療にかかる項目は以下のとおりです。

  • NICU(新生児集中治療室)の費用
  • おこなった処置や薬の費用
  • 退院後の診察費
  • など

乳児の医療費・入院費は乳児医療制度により優遇されています。

個人差がありますが、数千円~2万ほどでしょう。

4. 一過性多呼吸の治療期間や薬、費用は?

1. 一過性多呼吸の治療期間は?

一過性多呼吸は、ほとんどの場合生後72時間後には自然に治ります。 長くても1週間ほどで自然に治ります。

2. 一過性多呼吸の薬は?

呼吸が落ち着くまでは以下の方法で処置をします。

  • 酸素投与
  • ネーザルシーパッブ

3日以上経っても症状が落ち着かない場合、人工呼吸器をつけることがあります。

3. 一過性多呼吸の治療費は?

一過性多呼吸の症状がみられても、早産児や低体重児でない場合は保育器に入ることはほとんどありません。

肺液は尿とともに自然に排出されますので、呼吸の有無が分かるモニターをつけて様子を見ます。

治療にかかる費用は、入院費や薬代などです。

乳児の医療費やそれにともなう入院費は優遇されています。

治療にかかる費用は、数千円程度でしょう。