妊婦がヘルパンギーナにかかったらどうなる?胎児への影響は?

1. ヘルパンギーナってどんな病気?

ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスA群などを原因とする夏風邪の一種です。

おもな症状は、以下のとおりです。

  • 39~40℃の高熱
  • 口の中やのどの水疱、および口内炎状の潰瘍(水疱がつぶれたもの)
  • ものを食べたり飲んだりすると痛む
  • 脱水症状

大人がかかると重症化しやすい

ヘルパンギーナは乳幼児に多い病気ですが、大人がかかることもあります。

大人がかかった場合、子どもに比べて重症化することが多いです。

一般的な症状に加えて、以下のような症状が出ることがあります。

  • 強い倦怠感(だるさ)
  • 強い悪寒
  • 関節の痛み
  • 手足の湿疹

妊娠中は抵抗力が落ちやすく、さらに夏の暑さで体力を消耗しやすいので注意しましょう。

2. 妊娠中のヘルパンギーナによる赤ちゃんへの影響

基本的に、赤ちゃんに影響が出ることはない

初期~後期を通じて、妊娠中のヘルパンギーナが赤ちゃんに影響した症例はありません。

ただし、出産直前は注意が必要

出産直前にヘルパンギーナにかかると、新生児がウイルスに感染するおそれがあります。

新生児がウイルスに感染すると、ごくまれに重症化して命にかかわることがあります。

3. 妊娠中のヘルパンギーナの治療法は?

ヘルパンギーナには特効薬がなく、抗生物質も効きません。

そのため、それぞれの症状にあわせた対症療法がメインになります。

まずはかかりつけの産婦人科へ

妊娠中は、使える薬が限られてしまいます。

しかし、薬が飲めないからとガマンしているとどんどん体力が落ちてしまいます。

赤ちゃんのためにも、早めにかかりつけの産婦人科で相談しましょう。

4. 妊娠中のヘルパンギーナのホームケア

1. 水分・栄養補給はしっかりと!

ヘルパンギーナになると、のどが痛んでつばを飲み込むのもつらくなります。

しかし、妊娠中の水分不足・栄養不足は赤ちゃんに悪影響を与えることがあります。

水分と栄養をきちんととり、体力回復につとめましょう。

食べやすいもの

うす味でやわらかく、のどごしがよいものがおすすめです。

以下のメニューなら、水分と栄養を同時にとれます。

  • 雑炊・おかゆ
  • ポタージュスープ
  • アイスクリーム
  • 豆腐
  • うどん

2. 入浴はいつから可能?

熱が下がって体調がある程度良くなれば、ぬるめのシャワーを浴びてもよいでしょう。

体力の消耗を防ぐため、しばらくは熱いシャワーや長湯を避けましょう。

5. 妊娠中のヘルパンギーナ予防

1. 家族全員が手洗い・うがいを徹底

ヘルパンギーナの原因ウイルスは、どこにでも存在します。

妊婦さん本人だけでなく家族全員で手洗い・うがいを徹底し、感染予防につとめましょう。

2. 抵抗力をつけておく

妊娠中は、どうしても抵抗力が低くなりがちです。

少しでも抵抗力を落とさないよう、日ごろの栄養バランスや生活リズムに注意しましょう。

また、仕事や家事で無理をしない・ストレスをためないことも大切です。

3. 上の子がいる場合は特に注意

上の子が幼稚園・保育園で感染すると、二次感染のリスクが高くなります。

食事前や外出後などの手洗い・うがいを徹底させ、子どもの感染を防ぎましょう。

4. もし家族がヘルパンギーナにかかったら

タオルや食器の使いまわしを避け、必要以上に接触しないようにしましょう。

体内へのウイルス侵入を防ぐため、家の中でもマスクをつけましょう。

出産直前は特に危険!

生まれてくる赤ちゃんの安全のため、出産直前は患者と距離を置く必要があります。

できるだけ身近な人の力を借り、妊婦さん自身が看病するのは避けましょう。

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