子どもがヘルパンギーナのとき、食事と家でのケアはどうすればよい?

1. ヘルパンギーナってどんな病気?

ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスA群などが原因で起こる病気です。

大人でも発症することがありますが、患者の大半は乳幼児です。

おもな症状は、以下のとおりです。

突然の高熱

突然39~40℃の熱が出て、2~3日ほど続きます。

口の中やのどの水疱

直径1~5mmの水疱(口内炎)が、数個から十数個発生します。

ものを食べたり飲んだりすると痛む

水疱は自然に破れ、そこに食べ物や飲み物が触れると痛みが起こります。

痛みのために食欲が落ち、機嫌が悪くなります。

脱水症状

高熱でたくさん汗をかき、またのどの痛みで水分を摂りにくくなるため、脱水症状に注意しましょう。

脱水症状がみられたら

以下のような症状が出たら、点滴での水分補給が必要になります。

すぐにかかりつけの病院へ行きましょう。

  • おしっこの回数が1日に5回以下
  • おしっこの色がいつもより濃い・量が少ない
  • 1日に何度も嘔吐する
  • 口から水分を摂れず、ぐったりしている

2. ヘルパンギーナのときにおすすめの食事

ヘルパンギーナでは、のどにものが触れると強い痛みが起こります。

食べたいのに食べられない・飲みたいのに飲めないジレンマで、たいていの子どもは不機嫌になってしまいます。

のどにやさしい食べものや飲みもので、水分と栄養をしっかり補給しましょう。

食べやすいもの

うす味でのどごしがよく、水分と栄養を同時に摂れるものがおすすめです。

  • プリン
  • ゼリー
  • 豆腐・卵豆腐
  • うす味の茶碗蒸し(具は取り除く)
  • 幼児用ヨーグルト(酸味のないもの)
  • おかゆ・雑炊(冷ましたもの)
  • アイスクリーム
  • 野菜のペースト(かぼちゃ、さつまいもなど自然な甘みがあるもの)

飲みやすいもの

脱水症状になると、命にかかわることもあります。

少しずつでよいので、こまめに水分補給しましょう。

  • 湯冷まし
  • ノンカフェインのお茶(麦茶、ほうじ茶など)
  • ポタージュスープ
  • イオン飲料(糖分・塩分が多すぎないもの)
  • 味噌汁の上澄み

汗とともに失ったミネラル分は、イオン飲料や味噌汁の上澄みなどで補給できます。

酸味のあるジュース類(柑橘系など)はのどへの刺激が強く、あまりおすすめしません。

避けたほうがよいもの

子どもの好物であっても、のどへの刺激が強いものは控えましょう。

以下のものは、のどだけでなく弱った胃腸にも負担をかけてしまいます。

  • 熱いもの
  • 固いもの
  • 油っこいもの
  • 味が濃いもの
  • 酸味が強いもの

3. ヘルパンギーナのホームケア

ヘルパンギーナの場合、基本的に入院は必要ありません。

症状がおさまるまでは、おうちで安静に過ごしましょう。

入浴・シャワーはどうする?

熱が38℃以下で体調や機嫌がよければ、シャワーで清潔にしましょう。

シャワーを浴びるときは短時間にとどめ、浴槽に浸かるのは避けましょう。

熱いお湯に長時間浸かると、体力を消耗してしまいます。

また、お風呂のお湯にウイルスが混ざると家族に感染しやすくなります。

シャワーが難しいときは

熱が高いときや機嫌が悪いときは、無理にシャワーを浴びさせる必要はありません。

汗が気になる場合は、お湯でしぼったタオルで体をふきましょう。

同時に、パジャマやシーツも清潔なものに替えるとよいでしょう。

症状がおさまっても、しばらくは無理をさせない

ヘルパンギーナの症状は、おおむね1週間でおさまります。

しかし、症状がおさまったからといって無理をさせてはいけません。

体調が万全でないと、また別の病気にかかるリスクが高くなります。

家族やお友だちへの感染を防ぐために

ヘルパンギーナのおもな感染経路は、糞口感染・接触感染・飛沫感染の3種類です。

看病する人だけでなくみんなで以下のことに注意して、二次感染を防ぎましょう。

  • 外出後や食事前の手洗い・うがいを徹底する
  • 食器やタオルの使いまわしは避ける
  • おむつ替えの後は、手洗い・消毒をしっかり行う
  • 栄養バランスや生活リズムに注意し、抵抗力をつけておく
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参考:病院で処方される薬