子どもがヘルパンギーナにかかったとき、どう対応すればいい?

1. ヘルパンギーナとは?

ヘルパンギーナは、乳幼児に多い夏風邪の一種です。

コクサッキーウイルスA群をはじめ、数種類のウイルスが原因となります。

通常の夏風邪とは症状が異なるので、ヘルパンギーナへの正しい対応を理解してケアする必要があります。

2. ヘルパンギーナのおもな症状

1. 39~40℃の高熱

ヘルパンギーナにかかると、39~40℃の高熱が突然出て、2~3日ほど続きます。

一般的な夏風邪と違って、せきやくしゃみなどの症状はありません。

2. 口の中やのどの水疱

おもに上あごからのどにかけて、数個~十数個ほどの水疱ができます。

水疱は自然に破れ、口内炎のような白っぽい潰瘍になります。

3. ものを飲んだり食べたりすると痛む

水疱が破れたところに食べ物や飲み物が触れると、痛みがあらわれます。

そのため食欲が落ち、よだれが多くなります。

4. 脱水症状

のどの痛みで思うように水分がとれず、また発熱で汗をたくさんかきます。

そのため、しばしば脱水症状が起こります。

乳幼児は大人より脱水症状を起こしやすいので、特に注意と対応が必要です。

3. ヘルパンギーナの感染期間

1. 潜伏期間

ヘルパンギーナの潜伏期間はおおむね2~3日前後、長くて1週間ほどと言われています。

2. 症状が強い期間

発熱が続く期間

高熱が続くのは3日前後で、その後は回復期間に入ります。

水疱が治るまでの期間

水疱が破れた後の潰瘍は、1~2週間ほどで自然に治ります。

3. 周囲への感染に注意する期間

発熱が続く3日前後は、周囲への感染力がもっとも強くなります。

症状がおさまった後も、2~4週間は便・唾液からウイルスが排出されつづけます。

4. ヘルパンギーナへの対応

子どもがヘルパンギーナにかかったら、症状がおさまるまで安静にさせましょう。

病院での治療

ヘルパンギーナそのものへの特効薬はなく、対症療法がメインの対応になります。

病院では、それぞれの症状に応じた薬が処方されます。

脱水症状がひどい場合は、点滴で水分をおぎないます。

自宅でのケア

こまめな水分補給

脱水症状予防のため、こまめな水分補給を心がけましょう。

ジュース類は酸味が強く、口の中の水疱の痛みが出やすいので、お茶・湯ざましなど刺激の少ないものを飲ませましょう。

食べやすいもの

やわらかくてのど越しがよいものを、人肌くらいにあたためて食べさせましょう。

  • プリン
  • ゼリー
  • うす味の茶碗蒸し(具のないもの)
  • ポタージュスープ
  • 幼児用ヨーグルト

栄養と水分を同時に摂るなら、これらの食べ物がおすすめです。

水疱が痛むため、嫌がることも多いですが、優しくなだめながら粘り強く対応してください。

登園・登校のめやす

熱が下がって水疱などの症状が軽くなれば、登園・登校させてもよいでしょう。

プールはしばらく控えて

症状がおさまっても、感染後1ヶ月はウイルスが排出されつづけます。

周囲へ感染させないよう、しばらくプールや水遊びは控えましょう。

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参考:病院で処方される薬