妊婦がりんご病にかかるとどうなるの?胎児への影響は?

1. 妊婦のりんご病は胎児に影響がでる?

りんご病の原因は、ヒトパルボウイルスB19です。

このウイルスは、人間の赤血球のもとになる細胞「赤芽球」に感染・増殖します。

母体を通して、胎児にも感染することがあります。

これにより、胎児に以下のような影響がでる場合があります。

  • 胎児の貧血
  • 胎児の重度の貧血による胎児水腫
  • 流産、早産のリスクがあがる

1. 胎児の貧血

ヒトパルボウイルスB19が赤芽球に感染・増殖することにより、赤芽球が一時的に破壊されます。

これにより、赤ちゃんが極度の貧血になってしまいます。

2. 胎児水腫

極度の貧血が続くと、胎児水腫を引き起こすことがあります。

胎児水腫とは、赤ちゃんの胸やお腹に水がたまり、内臓を圧迫してしまう病気です。

最悪の場合、死亡してしまう場合もあります。

3. 流早産のリスクがあがる

りんご病に感染した妊婦のうち、約7割が流産・死産をしているというデータがあります。

4. 胎児に影響がでる時期は?

20週未満の妊娠初期・中期にりんご病に感染した場合、胎児に影響がでることがあります。

20週以降にりんご病に感染しても胎児に影響がでることはありません。

2. りんご病の感染期間は?

りんご病は、頬に紅斑がでたときは感染力はありません。

感染力が最も強いのは潜伏期間中です。

特に風邪の症状がある場合は、せきや鼻水などから飛沫感染するリスクが高まるので注意が必要です。

家族に風邪症状がある人がいる場合、しっかりと予防するようにしましょう。

3. 妊娠中のりんご病の予防法は?

りんご病の原因ウイルスであるヒトパルボウイルスB19は飛沫感染しますが、比較的感染力が弱いウイルスです。

マスクの着用や手洗いうがいをしっかりとすることで、感染を防ぐことが可能です。

1. りんご病の抗体検査を受ける

りんご病の抗体検査は産婦人科で受けることができます。

抗体が少ない場合は、妊娠20週を超えるまでしっかりと予防することが大切です。

抗体があっても、念のため予防をしておくと安心です。

2. りんご病の予防法

マスクの着用

妊婦のりんご病感染者のうち、約半数は家族もりんご病にかかっているというデータがあります。

マスクを着用することで、感染するリスクを下げることができます。

マスクはウイルスをブロックする医療用のマスクが良いでしょう。

医療用のマスクは、ネットショップで購入することができます。

手洗いうがいをする

手洗いは指の間や手首など、30秒ほどかけてしっかり洗います。

家族に風邪の症状がでている場合、うがいもこまめにしましょう。

タオルなどは別にする

家族に風邪症状がでている場合、タオルは別にしましょう。

免疫力をあげる

妊娠中は免疫力が下がっています。

免疫力をアップさせることが大切です。

  • 栄養バランスのとれた食事
  • 十分な睡眠
  • 適度な運動(ストレッチなどの軽い運動)

などが免疫力を高めるポイントです。

4. 妊婦のりんご病の症状と治療法は?

1. 妊婦のりんご病の症状

妊婦がりんご病に感染・発症した場合、子どもに比べて症状が重くなりがちです。

頬や全身の紅斑

子どもと同じように、頬や全身に紅斑があらわれます。

子どもの場合は、紅斑に痛みを伴うことはほとんどありませんが、妊婦の場合は痛みを感じることがあります。

潜伏期間中に風邪症状がでる

妊婦がりんご病に感染すると、潜伏期間中に風邪の症状がでることがほとんどです。

軽い風邪症状のケースもあれば、高熱がでたりせきがひどくなったり重い症状がでることもあります。

全身の倦怠感

紅斑がでている間、全身に強い倦怠感がでることが多いです。

紅斑がおさまっても、関節の痛みや倦怠感を感じることがあります。

2. 妊婦のりんご病の治療法は?

りんご病に有効な特効薬はなく、対症療法が中心となります。

紅斑の痛みが強くてつらい場合、妊娠中でも飲むことができる鎮痛剤を処方されることがあります。

紅斑のかゆみがひどい場合は、抗炎症剤が処方されます。

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参考:病院で処方される薬