大人が麻疹にかかったらどうすればいい?高熱や発疹は出るの?

1. 麻疹(はしか)とは?

麻疹は子どもがかかる病気として知らている感染症ですが、最近は大人も多く感染しています。

麻疹はウイルス性感染の中では最も強い感染力を持つため、免疫を持たない人は感染すると必ず発症します。

大人が麻疹にかかると、症状はどうなるのでしょうか?

子どもがかかる病気なら、大人のが体力があるので軽くすむのでしょうか?

2. 大人の麻疹の症状

麻疹ウイルスは、子どもも大人も感染後10日前後の潜伏期間を経て症状が出ます。

初期症状

熱やせき・目の充血など風邪のような症状がみられ、症状は3~4日続きます。

また、口の中にコプリック斑と呼ばれる白い発疹ができはじめます。

コプリック斑がでてはじめて、医者は麻疹と診断することができます。

発疹期

39℃以上の高熱が出ます。

初期症状が終わって12時間ほどで小さな赤い発疹がからだに出ます。発疹は全身に広がります。

全身のだるさや痛みを伴うこともあります。

大人がかかった場合は、子どもに比べて高熱・せきが重くなるだけでなく肝機能障害などを起こしやすいです。

中にはまひや神経系に障害を残すこともあり、大人の麻疹のほうが重症になりやすいです。

3. 麻疹の感染経路

麻疹ウイルスの感染経路は以下の三つです。

周囲に麻疹に感染した人がいると、免疫を持たない人は必ず感染をします。

麻疹の患者がそばにいた場合で、熱などの症状が出たら、感染を疑いましょう。

飛沫感染

せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれる麻疹ウイルスが、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染します。

接触感染

患者、保菌者、タオル等のウイルスの付着した物品などに接触して、麻疹ウイルスに感染します。

空気感染

せきやくしゃみをほかの人が直接吸い込むのではなく、微粒子として空気で運ばれて伝染します。

4. 麻疹の治療

麻疹ウイルスに直接効く薬はありません。

せきや熱に対する緩和治療のみとなります。

5. 麻疹のケアの方法

麻疹は高熱やせきが続くので、体力をひどく消耗します。

食欲がない場合は無理に食べる必要はありません。

脱水症状を避けるため、水分はしっかりとります。

解熱剤使用について

熱は体に侵入した麻疹ウイルスと戦っている証拠です。

高熱が続いたとき、痛みなどがどうしても我慢できない時以外は解熱剤の使用は控えます。

むやみに下げると、逆に回復が遅くなるからです。

6. 大人の麻疹を予防するには

風疹おたふくかぜと同様に、麻疹も大人がかかると症状が重くなります。

麻疹は一度かかると、免疫ができます。

かかったことがない場合は、麻疹ワクチンの予防接種を受けることで免疫を得ることができます。

麻疹は免疫を持たなければ、予防することが難しい病気です。

発症歴・予防接種の有無を調べて、どちらもない場合は大人も予防接種を受けることが予防につながります。

参考:病院で処方される薬