赤ちゃんの胃腸炎関連けいれんとは?原因・症状・治療・ケア・体験談

1. 胃腸炎関連けいれんはこんな病気

おもにウイルス性の胃腸炎にかかったあとに出る、けいれんです。

短い周期で左右対称のけいれんがあらわれます。

胃腸炎の症状が落ち着くことで、けいれんも自然と治るため、それほど心配する必要はありません。

胃腸炎関連けいれんの原因となる、おもなウイルスは下記となり、この先で特徴を紹介します。

  • ノロウイルス
  • ロタウイルス
  • アデノウイルス

2. 胃腸炎関連けいれんの原因

胃腸炎関連けいれんが起きる年齢は?

生後6ヶ月から3才までに、胃腸炎関連けいれんが多く起こります。

学童期や大人になれば、胃腸炎関連けいれんは起こりることはありません。

胃腸炎関連けいれんはどうして起きるの?

赤ちゃんに胃腸炎関連けいれんが起きる理由は、現時点において不明です。

原因として考えられることとしては、脳などの中枢神経が未熟なため起こると考えられています。

血液や体内の血糖、ナトリウム、カリウムが正常な状態で、胃腸炎関連けいれんを引き起こします。

後遺症の心配は?

後遺症が残ることはありません。

胃腸炎関連けいれんの原因となるウイルスがなくなることで、自然と症状が落ち着きます。

胃腸炎関連けいれんの起きるシーズンは?

胃腸炎関連けいれんを引き起こす原因は、おもにノロウイルスやロタウイルスといったウイルスです。

つまり、ウイルスの流行時期に、発症しやすくなります。

ノロウイルスとロタウイルスの流行時期は、冬から春先です。

アデノウイルスの流行時期は、夏です。

ただし、これらのウイルスに感染したからといって、胃腸炎関連けいれんが起こるとはかぎりません。

ウイルス感染後に胃腸炎関連けいれんが起こる時期は?

嘔吐や下痢の症状が落ち着いたあとに、胃腸炎関連けいれんが起こります。

目安としてはウイルス感染後、2〜5日以内に最も多く発症します。

再発するおそれはあるの?

胃腸炎関連けいれんを引き起こすウイルスに感染することで、再発することは考えられます。

しかし、年齢が上がるにつれて、胃腸炎関連けいれんを再発する可能性は低くなります。

学童期以降になれば、再発することはなくなるでしょう。

3. 胃腸炎関連けいれんを引き起こすウイルス

赤ちゃんが胃腸炎関連けいれんを引き起こす、代表的なウイルスは下記の3つです。

  • ノロウイルス
  • ロタウイルス
  • アデノウイルス

上記3つのウイルスの特徴について、簡単に説明します。

1. ノロウイルス

流行する時期

12〜1月にかけて多く流行します。

ノロウイルスは、冬の食中毒を引き起こす原因として知られています。

潜伏期間

24〜48時間の潜伏期間のあとに、発症します。

ノロウイルスは感染力が強く、体内で一気に増殖します。

おもな感染経路

食べ物に付着したノロウイルスから感染し、インフルエンザのように空気感染はしません。

カキなどの二枚貝が代表的です。

また、ノロウイルスが付着した食器や調理器具からも感染します。

感染者からの便や嘔吐物からも感染します。

おもな症状

激しい嘔吐や下痢、腹痛があらわれます。

熱は37〜38度と、出ても微熱程度がほとんどです。

注意点や予防法

ノロウイルスによる症状が落ち着いても、腸内に2週間ほど居座り続けます。

便や吐いたものにもノロウイルスが大量にいるため、そこから二次感染するおそれもあります。

手袋をしてオムツ替えをするなど、汚物に直接触れないようにしましょう。

熱や水、アルコールの耐性が非常に強いため、洗濯物はわけて次亜塩素酸で消毒する必要があります。

また、タオルや食器類、調理器具の使い回しをせず、同様に消毒を行いましょう。

2. ロタウイルス

流行する時期

2〜3月にかけて多く流行します。

5歳までにほぼ全員が感染するウイルスとされています。

潜伏期間

24〜72時間の潜伏期間のあとに、発症します。

ノロウイルスと同様に感染力が強く、体内で一気に増殖します。

おもな感染経路

ノロウイルスと同様に、カキなどの二枚貝から感染します。

感染者からの便や嘔吐物からも感染します。

おもな症状

白っぽい下痢と嘔吐が中心となります。

注意点や予防法

ノロウイルス同様に、便や嘔吐物から二次感染します。

次亜塩素酸やロタウイルスに効果のある、酸性アルコールによる消毒が必要となります。

また、乾燥するとロタウイルスが空気中に舞い、二次感染を広げます。

手袋などで触れないようにして、素早く処置する必要があります。

3. アデノウイルス

流行する時期

夏場に流行する夏風邪の一種で、プール熱とも呼ばれています。

アデノウイルスの型は50種類ほどあり、病気や症状にあわせて6つのグループにわけています。

潜伏期間

5〜7日の潜伏期間があります。

おもな感染経路

唾液や便、嘔吐物などからの接触感染です。

おもな症状

38〜40度と高熱を発症します。

高熱とあわせてのどの痛みや腫れ、目やにや充血などが見られます。

注意点や予防法

症状が落ち着いても、アデノウイルスは体内に1ヶ月近く居座ります。

先の2つのウイルスと同様に、便や嘔吐物などから感染します。

塩素系の漂白剤で消毒する必要があります。

また、幼稚園や学校では出席停止の扱いになる病気です。

無理に登園や登校させて、他の子どもに二次感染を広げないようにしましょう。

4. 胃腸炎関連けいれんの症状

嘔吐

ノロウイルスやロタウイルスにかかると、顕著にあらわれる症状です。

1日のうちに何度も嘔吐を繰り返すこともあります。

嘔吐したものにはウイルスがいるため、二次感染しないように注意が必要です。

下痢

嘔吐の症状が落ち着くと、次にやって来るのが下痢になります。

水っぽい下痢が何度も続きます。

発熱

アデノウイルスにかかると、38〜40度の高熱が出ます。

ほかのノロウイルスやロタウイルスは、微熱にとどまる場合がほとんどです。

熱がいったん落ち着いても、再び高熱が出ることもあります。

けいれん

嘔吐や下痢などが落ち着き、症状が軽くなり始めた頃、胃腸炎関連けいれんを引き起こします。

左右対称のけいれんを連続で起こし、時間にして30秒〜3分ほど続きます。

胃腸炎関連けいれんの1回の持続時問は短いのですが、1日に何回も繰り返すのが特徴です。

胃腸炎の発症後2〜3日がピークです。

胃腸炎の症状が落ち着くにしたがって、胃腸炎関連けいれんは自然と治まります。

5. 胃腸炎関連けいれんの治療

胃腸炎関連けいれんの場合、ウイルスが原因になっています。

嘔吐や下痢を引き起こすため、早めに病院で診てもらうことがたいせつです。

胃腸炎関連けいれんは何科で診てもらえるの?

内科、胃腸科、消化器科で診てもらえます。

赤ちゃんの場合には、小児科でも診てもらえます。

胃腸炎関連けいれんの診断方法は?

問診や赤ちゃんの状態を確認して診断します。

また、胃腸炎関連けいれん以外の可能性がある場合、脳波検査などを行うこともあります。

胃腸炎関連けいれんの治療方法は?

胃腸炎関連けいれんの原因となるウイルスを、薬で直接減らすことはできません。

下痢や嘔吐、発熱などを抑える薬を処方する、対処療法と経過観察となります。

胃腸炎関連けいれんがひどい場合、抗けいれん薬を服用または点滴を行います。

脱水症状など命にかかわるような場合、入院して集中治療する場合もあります。

6. 胃腸炎関連けいれんのホームケア

脱水症状に気をつける

下痢や嘔吐を繰り返すと、体内の水分がなくなり脱水症状を引き起こします。

水分をこまめに補給させる、難しい場合には病院で点滴による治療を行います。

無理に食べさせない

ウイルスによる胃腸炎になると、胃腸に大きなダメージを引き起こします。

無理に食べさせると、嘔吐や下痢の症状を悪化させ、回復が遅れることもあります。

無理に食べさせることはしないかわりに、水分の補給だけはしっかり行いましょう。

食欲が出てきたら、ゼリーやプリン、おかゆやうどんなど、消化のいいものを食べさせましょう。

二次感染に注意する

胃腸炎関連けいれんを引き起こす原因の多くは、ウイルスです。

ウイルスはしばらくの間、腸内に居座り、嘔吐物や便にたくさんのウイルスが存在します。

そこから接触感染することで、二次感染するおそれがあります。

嘔吐物や便には直接触らず、手袋をして素早く処理しましょう。

また、洗濯物はわけて、次亜塩素酸などの漂白剤で消毒を行いましょう。

7. 先輩ママの「うちの子の胃腸炎関連けいれん体験談」

3才の子どもを持つともママより

はじめまして。

胃腸炎せい痙攣について調べていたら、たどり着いたので、コメントさせてもらいました。

怖いですよね。

うちの子は、3歳なんですけど、二ヶ月前に熱性痙攣を初めて経験。

今回、胃腸炎せい痙攣で、6時間で10回起きました。

何回起きても、叫んで取り乱してしまいます(;≧д≦)

お互いもうないといいですね。

胃腸炎関連痙攣 : Come Into My Parlor 2

参考:病院で処方される薬