麻疹ウイルスの感染経路は?どうやって対策すればよい?

1. 麻疹ってどんな病気?

麻疹という病気のこわさ

麻疹は、せきや高熱といった症状が出るだけでなく、脳炎肺炎といった合併症を引き起こす危険な病気です。

しかし、感染すると、体内の麻疹ウイルスを殺菌したり症状そのものに効く薬はありません。

ワクチンを接種して体内に抗体を作るのが、唯一の対策です。

日本のような医療先進国でも死亡リスクがある

そのため、発展途上国だけでなく医療体制の整う先進国でも、発症すると場合によっては命にかかわることもあります。

2. 麻疹ウイルスとは?

麻疹ウイルスのはたらき

麻疹ウイルスは、医学の世界では急性熱性発疹性ウイルスと言われます。

リンパ組織に感染するため、免疫抑制症状を引き起こします。

脳内に感染してしまうと、潜伏期間が数年という長い年月を経て亜急性硬化性全脳炎を発症することがある、危険なウイルスです。

麻疹ウイルスの性質

流行するウイルスは地域ごとに遺伝レベルで異なる性質を持ちます。

体内に潜伏する期間は10~12日ですが、空気中や物体表面上での生存時間はわずか2時間ほどです。

ウイルスそのものは紫外線・熱・ph5以下の酸・ph10以上のアルカリ・クロロホルム・エーテルによって不活化します。

一度感染すると免疫が出来るので、予防接種は有効な予防法とされています

3. 麻疹ウイルスの感染経路

感染ルート

感染力がとても強く、空気感染・接触感染・飛沫感染のいずれでも感染します。

よくある感染パターン

感染する年齢は1歳代が最も多く、6~11か月、2歳の順で多いですが成人でも感染するため。

そのため子どもが発症し、免疫を持たない両親が感染してしまうケースも少なくありません。

感染した場合の対応

もし麻疹に感染してしまった場合は、かかりつけ医へ速やかに受診しましょう。

また、周囲で麻疹の流行がおきた場合は、事前にその旨を病院に伝えてください。そうすると、病院側も準備をして受け入れられます。

4. 麻疹に感染しないための対策

予防接種

対策として最も有効なのは予防接種です。

乳幼児の予防接種

乳幼児は1歳と6歳(小学校入学前)に、麻しん風しん混合ワクチンを合計2回接種することが定期接種で決まっています。(すべて無料)

近所や保育所などで麻疹の爆発的感染が認められる場合は、生後6か月からのワクチン接種が可能となります。(有料)

大人の予防接種

乳幼児期に麻疹の予防接種を受けていない、もしくはかかったことがない成人の方でも、ワクチンの接種が可能です。(有料)

予防接種以外の対策

感染が疑われる場合の基本的な対策としては、手洗いやうがいの徹底、マスクの着用です。

またドアノブなど良く触る場所については消毒することが有効です。

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参考:病院で処方される薬