子どもの麻疹の予防接種とは?効果・時期・回数・費用

1. 麻疹とは?

麻疹の原因と症状

麻疹とは、麻疹ウイルスによる感染症です。

麻疹にかかると、ひどいせきや高熱が続きます。

中耳炎結膜炎といった合併症を引き起こすこともあります。まれに、感染してから数年後、脳炎を発症することもあります。

麻疹のデータと特徴

日本では年間10~20万人が麻疹に感染しています。

麻疹ウイルスへの免疫を持たない人は、100%感染して発症します。

麻疹に一度かかるとウイルスに対する免疫ができるため、ワクチン接種は予防に最も有効な手段です。

2. 麻疹の予防接種の内容と時期

麻疹にかかるのは1歳、6か月~12か月、2歳の順で乳幼児がとても多いです。

そのため、麻疹の予防接種は1歳になったら接種できるようになっています。

どんなワクチンなのか

接種するワクチンは麻しん風しんの混合ワクチンです。

いつ、何回、予防接種するのか

1歳と5歳(保育園・幼稚園の年長)に計2回接種します。

1歳前に麻疹が流行したらどうする?

近所や保育所で麻疹が大流行している場合、予防策として生後6か月から麻疹を接種することができます。

この場合、かかりつけ医に相談した上で接種するのかを決めます。

3. 麻疹の予防接種の費用

麻疹の予防接種は、乳幼児期に必ず受けることが決まっており、子どもは無料で受けられます。

定められた期間外での接種の場合は、全額自己負担となります。

4. 参考:麻疹の予防接種はなぜ2回なのか?

麻疹の予防接種は、以下の経緯によって2回になりました。

先進国の中で唯一、麻疹が大流行した日本

平成19年と20年、日本で麻疹が大流行しました。

感染した当時の10代と20代の多くは、麻疹に対する予防接種を受けていないか、予防接種を受けていても免疫が未完全だったことが明らかになりました。

予防接種1回では免疫を得られない人がいる

予防のために麻疹ワクチンを接種しても、1回の接種で免疫を得られるのは約95%の人です。

残り5%の人は、麻疹ワクチンの接種が1回では、免疫を得ることができないのです。

麻疹が大流行した時にかかった人たちは、予防接種をしていても免疫が不完全な人が多かったことが分かりました。

このため、日本では、予防接種を2回受けることで、全員が必ず麻疹ウイルスに対する免疫を得られるようにしています。

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