プール熱は一度かかったら大丈夫?それとも何回もかかる?

1. プール熱のウイルスはアデノウイルス

プール熱とは

プール熱(咽頭結膜炎)は、主に夏場に流行する病気のひとつです。

突然の高熱から始まり、のどに強い痛みを感じたり赤く腫れたりするほか、目が充血して目やにが多くなるといった症状が出ます。

原因ウイルス

プール熱の原因となるウイルスはアデノウイルスです。

アデノウイルスは多くの血清型があり、プール熱を引き起こすアデノウイルスの型は3型と7型と言われています。

では、この2種類のウイルスに感染した経験があれば、もう二度とプール熱にはかからないのでしょうか?

2. プール熱は一度かかれば大丈夫?

先述したように、プール熱の症状を起こすウイルスはアデノウイルス3型と7型です。

以前は3型のみと言われていましたが、最近は7型によるプール熱も流行することがあります。

また、この2種類以外にも型があり、違う型のアデノウイルスが流行れば、プール熱に何回もかかることがあります。

また、ウイルスとヒトの免疫機能はそのような簡単な問題ではすまない部分があります。

1. アデノウイルスは抗体ができにくい

アデノウイルスは、数あるウイルスの種類の中でも抗体ができにくいという性質があります。

極端に体力が落ちてしまっている時などは、同じ型のアデノウイルスに再び感染してしまうというケースもあります。

2. ウイルスの型は永遠に同じではない

私たちの身近に存在する様々なウイルスは、非常にたくさんの種類があります。

これらのウイルスは永遠に同じ型ではなく、じょじょに型を変えながら他の生物に感染します。

アデノウイルスも例外ではなく、型が微妙に変化することがあります。

ウイルスの型が変化した時はそのウイルスに対する免疫がありませんので、プール熱は何度でも感染する可能性があります。

3. ヒトの免疫力は絶対ではない

ヒトは同じ型のウイルスに感染すると、二度とそのウイルスには感染しないと言われています。

しかし、体力が極端に落ちていたり、極度の栄養失調になっている場合は、免疫力が正常に働かないケースもあります。

そのため、プール熱は何度もかかってしまうことがあります。

3. プール熱は何回もかかる

少し難しい話になってしまいましたが、ヒトの免疫機能とアデノウイルスとの関係などがお分かり頂けたと思います。

プール熱は一度かかっても、違う型が流行ればまた感染します。

一度かかったから大丈夫という考えは危険ですので、プール熱が流行っている時はしっかりと予防するようにしましょう。

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