肺炎は一度かかったら大丈夫?それとも何回もかかるの?

1. 肺炎は何度でもかかる

肺炎は一度かかったら大丈夫というわけではありません。再度かかる可能性があります。

なぜでしょうか?

2. 肺炎の原因菌はたくさんある

肺炎の原因は、口や鼻から侵入して肺胞に炎症を起こす細菌やウイルスです。

以下は、代表的な肺炎の原因菌ですが、肺炎の原因菌は種類が10種類以上あるため、ある菌の抗体をもっていても別の菌に感染するリスクがあります。

  • 肺炎球菌
  • インフルエンザ菌
  • マイコプラズマ
  • 黄色ブドウ球菌
  • クラミジア
  • 複数菌の感染

この中でも患者数が特に多いのが、肺炎球菌とマイコプラズマです。

肺炎球菌とは?

肺炎の原因菌で最も多いのが、肺炎球菌です。

肺炎球菌は常在菌といって、健康な人の鼻やのどの粘膜に普通に存在する細菌です。

健康で元気な状態ならば問題ないのですが、カラダの抵抗力・免疫力が弱まると、活動を始めて体内に侵入し、肺胞で炎症を起こすのです。

肺炎球菌,保育園

肺炎球菌は保育園でもらいやすい

マイコプラズマ肺炎とは?

せきが長引くのが特徴で、幼児にも見られますが小学生に多い肺炎です。

原因はマイコプラズマ(正式にはマイコプラズマ・ニューモニエ)で、細菌性肺炎によく使われるセフェム系やペニシリン系の抗菌薬では効き目がない肺炎です。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は小学生に多い

3. 肺炎球菌に何度もかかる理由とは?

肺炎球菌は一度かかると抗体のできる菌です。

それなのに、なぜ何度もかかるリスクがあるのでしょうか?

肺炎球菌はたくさんの型がある

肺炎球菌は90種類以上の型があります。

一口に肺炎球菌に感染したといっても、作られる抗体は菌の型によって微妙に異なるのです。

そのため、肺炎球菌は何度でもかかる可能性があります。

予防接種ではすべてを防ぎきれない

肺炎球菌は抗体ができるので、予防接種が各自治体で推奨されており、多くの子どもが受けています。

しかし、予防効果があるのは13種類の肺炎球菌に対してであり、また月齢ごとに少しずつ接種するため、抗体をもっていない菌にかかると発症する可能性があるのです。

4. マイコプラズマ肺炎に何度もかかる理由とは?

マイコプラズマ肺炎は、そもそも抗体ができて発症しなくなるということがありません。

なぜかというと、マイコプラズマは菌自体は弱いものの、感染者の免疫システムが過剰に反応して症状があらわれてしまう病気だからです。アレルギーと同じです。

そのため、何度もかかるリスクがあるのです。

5. 肺炎の疑いがあるときはすぐに病院へ

肺炎に一度かかったからといって、安心してはいけません。

まずは、規則正しい生活と食事でカラダの抵抗力を保ち、手洗いうがいでしっかり予防しましょう。まわりで流行している時はマスクを着用しましょう。

そして、少しでも肺炎が疑われる時は、必ず病院で診察を受けてください。

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参考:病院で処方される薬