人工授精の着床時期・成功したときの症状・体の変化とは?

1. 人工授精の方法とは?

病院で授精させる

人工授精とは、あらかじめ男性から採取し洗浄した精子を、細いチューブ状の器具を使って、女性の子宮内に注入するという、不妊治療のことをいいます。

女性の生理が始まって日から排卵日を予測するため、時には排卵誘発剤を使用しながら、卵胞の状態をチェックします。

生理開始日から10日を目安に、超音波検査や排卵検査薬を用いて、卵胞の成長度合いを確認し、正確な排卵日を予測します。

そして、排卵してから24時間以内に人工授精を行います。

人工授精を行ってから14日後に、妊娠判定を行うのが一般的です。

2. 人工受精から着床までの流れとは?

着床するまでのプロセス

精子と卵子が受精して着床するまでのプロセスを、紹介しておきましょう。

卵管采で受精

人工授精で注入された精子は、子宮口から子宮頚管、子宮腔、卵管へと進み、排卵された卵子が待つ卵管采に向かいます。

子宮内を精子が進むスピードは、1分間で2~3mmといわれています。

その後、卵管采で精子と卵子が受精します。

受精卵が移動を始める

受精卵になった後葉、細胞分裂をくり返しながら、卵管を進んでいきます。

受精して4~6日の間に、受精卵は胚盤胞と呼ばれる状態まで成長します。

胚盤胞になるころには子宮腔内にたどり着いており、子宮内に浮かんだ状態で、子宮内膜に着床するタイミングを待ちます。

子宮内膜に着床

胚盤胞が子宮内膜に着床するのは、受精から7日目ころとされています。

透明体と呼ばれる、胚盤胞を覆っていた膜が破れ、子宮内膜に根を張ります。

これを、着床といいます。

着床した後、5日ほどかけて子宮内膜内に潜り込み、完了すると細胞が分化を始め、胎盤や胎児の形成が始まります。

3. 人工授精後の着床のタイミングは?

着床は1週間後が目安

人工授精は女性の排卵日に合わせて精子を注入するので、妊娠成立までのプロセスは、自然妊娠と変わりません。

人工授精を行ってから着床に至るまでの期間は、1週間ほどと考えられます。

ですが、受精卵が着床してから子宮内膜に潜り込むまでに、約5日かかります。

そのため、人工授精後に着床が完了するまで、約2週間が目安といえます。

4. 人工授精で着床する確率は?

着床率は5~10%

人工授精を行って、受精卵が着床し、妊娠が成立する確率は、約5~10%といわれています。

自然妊娠する確率が約3%ですから、それほど高いとはいえません。

そのため、人工授精によって妊娠したカップルの多くが、3~4回チャレンジしているといわれています。

女性の排卵方法によって違いはありますが、人工授精を5~6回行っても着床しなかった場合は、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)にステップアップすることが多いです。

5. 人工授精後にあらわれる体の変化とは?

着床すると体に変化が起こる

人工授精後に着床すると、妊娠検査薬で陽性が出ていなくても、さまざまな症状が出ることがあります。

着床痛

受精卵が子宮内膜に着床する前後に、下腹部にチクチクした痛みを感じることがあります。

これを、着床痛といいます。

受精卵が子宮内膜に潜り込んで根を張る際に起こる痛みだと考えられていますが、医学的な根拠はありません。

着床出血

受精卵が子宮内膜に着床したタイミングで、出血が起こることがあります。

これを、着床出血といいます。

おりものに似ているのですが、色が薄茶色や薄いピンク色のことが多いです。

着床出血がみられる期間には個人差があり、1~2日で治まる女性もいれば、1週間以上続くこともあるようです。

基礎体温の低下

着床したタイミングで、基礎体温が急激にガクッと下がることがあります。

これを、インプランテーションディップといいます。

その場合は、すぐに高温期の体温に戻ります。

高温期が続く

人工授精を行う際、排卵日を見極めるために基礎体温をつけることが多いです。

人工授精後も基礎体温をつけていると、生理予定日が近づいても体温が下がらず、高温期が続きます。

高温期が2週間以上続いていれば、着床している可能性が高いといえます。

6. 人工授精後に着床率をあげる方法は?

妊娠しやすい体をつくる

人工授精にチャレンジするなら、着床率をあげるために、生活習慣を見直すことをおすすめします。

葉酸の摂取

葉酸は、妊娠後の赤ちゃんの成長を促すだけでなく、女性が妊娠しやすくなる体をつくる働きも担ってくれます。

不妊治療を始める際には、お医者さまにも相談したうえで、葉酸サプリメントの摂取を始めましょう。

冷え体質の改善

体が冷えて血行が悪くなると、子宮内膜の成長も阻害されます。

着床しやすい子宮環境を整えるためにも、体を冷やさないように心がけましょう。

激しい運動は控える

人工授精後も普通に生活して構いませんが、着床率を上げたいなら、マラソンなどの激しい運動は避ける、深酒しない、夜更かししない、喫煙しないことを意識してください。

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