体外受精の妊娠に成功する確率は?成功率を高める方法とは?

1. 体外受精の成功率

日本産婦人科学会のデータ(2012年)によると、体外受精による妊娠率は以下のとおりです。

  • 30歳…40%強
  • 35歳…35%
  • 40歳…25%
  • 45歳…7~8%

体外受精の成功率は、年齢によって変わる

一般不妊治療(タイミング療法・人工授精など)を行っても妊娠できない場合、体外受精へステップアップすることが多いですね。

しかし、自然妊娠だけでなく体外受精も加齢によって成功率は低くなります。

加齢で卵子・精子が老化するため、胚がうまく育たず移植自体ができなくなることもしばしばです。

また年齢が上がるほど着床率は低下し、流産率は上昇します。

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2. 体外受精の種類によって、成功率は変わる?

ひとくちに体外受精といっても、培養日数や移植方法によっていくつかの方法に分けられます。

方法によっては妊娠率がいくらか上がりますが、その分リスクが増えることもあります。

胚移植

体外受精の中では最もベーシックな方法で、受精後2~3日培養した初期胚を移植します。

通常は1個の胚を移植しますが、妊娠率を上げるために複数個の胚を移植することもあります。

そのため、双子・三つ子などの多胎妊娠になる場合があります。

胚盤胞移植

受精後5~6日培養した胚盤胞を移植します。

胚移植より成長が進んだ胚盤胞を使うので、妊娠率はやや高くなります。

ただし胚の質が良くないと胚盤胞まで育たず、移植自体ができなくなります。

二段階移植

1回のサイクルで、初期胚と胚盤胞をそれぞれ1個以上移植します。

通常の胚移植・胚盤胞移植より妊娠率が上がりますが、多胎妊娠のリスクも高くなります。

SEET移植

まず胚盤胞の培養に使った培養液を子宮に注入し、その2~3日後に胚盤胞を移植します。

培養液に含まれる物質によって着床しやすい環境が整い、妊娠率が上がると言われています。

凍結胚移植

一旦凍結保存しておいた胚を移植します。

子宮の状態が良いタイミングを見計らって移植できるので、新鮮胚移植より妊娠率が高くなります。

また、1回の採卵で複数個できた胚を凍結保存することも多いです。

新鮮胚移植で妊娠できなかった場合、凍結胚があれば次回以降のサイクルで再移植できます。

採卵回数が少なくなるので、体への負担を抑えることができます。

3. 体外受精の成功率アップに有効なのは?

体外受精の成功率を上げるためには、卵子・精子や子宮の状態を良くすることが大切です。

いずれも一朝一夕ですぐ変わるわけではないので、夫婦でじっくり取り組みたいですね。

生活習慣の見直し

禁煙

喫煙は卵子・精子の質を低下させるだけでなく、着床率の低下や流産率の上昇にもつながります。

パートナーからの受動喫煙を避けるためにも、ぜひ夫婦で禁煙しましょう。

アルコールはほどほどに

時々適量をたしなむ程度であれば、アルコールで気分転換してもOKです。

ただし、アルコールの摂り過ぎは卵子・精子の質の低下につながります。

栄養バランスのとれた食事

忙しいからとジャンクフードや外食ばかりで済ませず、なるべく栄養バランスのとれた食事を摂りましょう。

特定の食材ばかりに偏らず、肉・魚・野菜などをまんべんなく摂ることが大切です。

夜更かしをせず、規則正しい生活リズムを守る

質のよい睡眠をとると、メラトニンというホルモンがしっかり分泌されます。

このメラトニンが細胞の修復を助け、老化を防ぐのに役立ってくれます。

子宮周辺をなるべく冷やさない

子宮周辺の血行を良くすることで、着床率の上昇・流産率の低下に役立ちます。

冷たいものの摂りすぎや過度の薄着は避け、子宮周辺をなるべく温めましょう。

夏場もシャワーだけで済ませず、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるのが望ましいです。

ストレスをため込まない

不妊治療中は、どうしてもストレスがたまりやすいものです。

しかし、ストレスがたまるとやはり妊娠しにくくなると言われています。

たまには不妊治療のことを忘れて、自分なりの気分転換方法でリフレッシュしましょう。

できるだけ早めにステップアップする

不妊治療の進め方は、体質・予算・スケジュール・病院の方針などに大きく左右されます。

中には「不妊治療の開始時期が遅かった」「長い間一般不妊治療をしていた」などの理由で、体外受精を始めた時点ですでに高齢になっているケースも多いです。

体外受精の成功率を上げるためには、少しでも年齢が若いうちに行うことも重要です。

4. 体外受精の前に、男性が注意したいこと

男性の場合、女性のように排卵誘発剤などで体に負担がかかることはありません。

しかし、上の項でご紹介した内容に加えて男性は以下のポイントに注意しましょう。

精巣に熱・圧力を加えない

精巣はとてもデリケートな臓器のひとつで、熱や圧力に弱いことが知られています。

精子の質を落とさないよう、以下のような行動はなるべく避けましょう。

  • 熱すぎるお風呂・長時間のサウナ
  • 長時間同じ姿勢でいる
  • 頻繁に自転車に乗る
  • 締め付けの強い下着・ズボンを履く
  • 発熱する電子機器(ノートパソコンなど)を膝の上で使用する

禁欲しすぎない

禁欲期間が長いと新鮮な精子が作られにくくなり、精子の質が落ちると言われています。

採精日が近づいたら、週に3回以上は射精することが望ましいです。

薬を処方されている場合は…

抗うつ剤や男性型脱毛症治療薬の副作用で、精子の質が下がる場合があります。

これらの薬を処方されている場合は、かかりつけの医師に相談しましょう。

勝手に薬の使用を中止してはいけません。

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