顕微授精のリスクは?流産・胎児の障害・副作用の可能性は?

1. 顕微授精にリスクはあるの?

顕微授精は、人工的に受精させる方法の1つです。

子どもが欲しくても自然妊娠できない場合に行います。

自然妊娠できない原因は、さまざまあります。

自然妊娠できないところを、人工的に無理に受精を行うため、リスクは多くあります。

夫婦、胎児、そして顕微授精をするための方法について、リスクがあることを覚えておくことがたいせつです。

2. 自然妊娠するための仕組みは?

顕微授精のリスクなどを説明する前に、自然妊娠するための仕組みを説明します。

この説明を先にすることで、顕微授精のリスクなどがよりわかりやすくなります。

自然妊娠の確率は?

いつでも妊娠できるわけではなく、自然妊娠できる周期は約1か月の間の長くても1日程度です。

精子と卵子が受精して、さらに自然妊娠する確率は、1回の周期あたり約20%です。

つまり理論上5〜6周期で自然妊娠ができる計算です。

実際に5〜6周期で、約90%自然妊娠できると言われています。

自然妊娠するための条件は何があるの?

自然妊娠するための条件は、さまざまありますが、その中でも妊娠するための条件に絞って説明していきます。

自然妊娠するタイミングがあっていること

先に説明したように、いつでも自然妊娠できるとはかぎりません。

1ヶ月のうち、長くても約1日程度だからです。

つまり、女性から排卵があって、そのときに精子に出会う必要があります。

精子の数が多く健康的であること

自然妊娠は、ある種確率の問題です。

1つの卵子にたどり着くのに、数多くの精子が必要です。

精子の数が多ければ、それだけ卵子にたどり着ける精子の数も増えます。

また、卵子にたどり着くためには、子宮のさらに奥の卵管という管を通り、その先にある卵巣のあるところまでたどり着く必要があります。

つまり、精子の数だけでなく、長い距離を走れるスタミナのあるランナーが精子に求められています。

卵子が健康的であること

年齢が上がると、自然妊娠できる確率が大きく減ります。

とくに35歳をすぎると、自然妊娠する確率が20%を下回ります。

自然妊娠する確率が減るのも、年齢により卵子の質が落ちるからです。

つまり、精子だけではなく、卵子も健康的である必要があります。

子宮が健康的であること

精子と卵子が正常に受精できても、受精卵を受け止める子宮が健康的でないと、自然妊娠することができません。

子宮が健康的にあるためにも、女性自身が健康的である必要があります。

自然妊娠を妨げる原因は何があるの?

一言で書きますと、先ほど説明と逆にしたものが、自然妊娠を妨げる原因です。

簡単に整理しますと、以下があります。

精子の数が少なく運動能力が低い

昔に比べ今の男性の精子の数は減っています。

原因は、食生活や生活習慣など、諸説いくつかあります。

精子の数が少なければ、卵子と出会う確率も低くなります。

また、運動能力が低い精子は、卵管を進むことができない、体力がない精子です。

とくに精子の数が少ない場合、運動能力も低いことが多くあり、自然妊娠を妨げます。

卵子や女性が健康的ではない

とくに子宮や排卵に関する病気や症状を持っていると、自然妊娠を妨げてしまいます。

一例として、子宮筋腫や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などがあります。

また、ストレスや冷えも自然妊娠する確率を下げてしまいます。

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3. 顕微授精の具体的な方法や流れは?

顕微授精とは、顕微鏡を使って卵子の中に精子を直接入れる方法です。

具体的な方法や流れは、以下になります。

  1. 排卵誘発剤を服用して、排卵を促す
  2. 卵巣の中にある卵胞から針を使って卵子を採取する
  3. 精子を1匹採取する
  4. 顕微鏡を見ながら卵子内に精子を1匹注射で送り込む
  5. 受精卵を3〜5日程度発育させる
  6. 発育させた受精卵を子宮内に戻す

4. 顕微授精にはどんなリスクがあるの?

自然妊娠を妨げる原因を持ちながら、人工的に顕微授精をするため、やはりリスクが非常に高まります。

どのようなリスクがあるのかについては、以下になります。

顕微授精による妊娠確率が低い

不妊で悩む夫婦が100組いたとしたら、妊娠して出産する割合は10組程度です。

やはり、自然妊娠を妨げる原因がある以上、受精がうまくいっても流産のリスクは高まります。

時間とお金がかかる

顕微授精は、人工的に受精させる方法の1つです。

ほかには体外受精や人工授精と呼ばれる方法があります。

この2つで妊娠できない場合、最後に行うのが顕微授精です。

そこまで、多大な時間をかけ、お金も相当かかっています。

顕微授精は1回あたり30〜50万円かかり、現時点において保険適用できません。

排卵誘発剤の副作用

卵子を体内から取り出すため、排卵誘発剤を使用します。

排卵誘発剤の副作用として、双子以上のいわゆる多胎妊娠が起こりやすくなります。

自然妊娠と比べ、飲み薬の場合5%、注射の場合20%と多胎妊娠のリスクが高まります。

卵子や精子の採取に痛みが伴う

卵子を採取するのに、卵巣に注射針を刺します。

また、精子の数が少ない場合、直接睾丸に注射針を刺して採取することもあります。

麻酔は行いますが、痛みを感じることもあります。

子どもに障害が出るリスクが高まる

卵管を通り卵子にたどり着く精子は、運動能力も高く健康的な精子の割合が高くなっています。

しかし、人工的に取り出した精子は、不健康な精子も数多くあります。

そのため、不健康な精子を選んでしまうと、ダウン症など子どもに障害が出るリスクが高まります。

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