排卵出血とは?ほかの出血との違いは?妊娠とは関係ある?

1. 排卵出血とは?

排卵出血は、排卵日もしくはその前後1~2日に起こる少量の出血です。

排卵出血そのものは異常ではないので、特に不安がる必要はありません。

排卵出血が起こるのはなぜ?

排卵が起こる際、卵巣の表面が少しだけ破れます。

卵巣の破れ目はすぐに治りますが、そこからわずかに出血することがあります。

また、排卵前後はホルモンバランスが大きく変わるタイミングでもあります。

ホルモンバランスの変化によって子宮内膜の一部が少し剥がれ、出血することがあります。

排卵出血の様子は?

排卵出血では、茶褐色のごくわずかな出血やピンク色のおりものが出ます。

(まれに、生理のような鮮血が出る人もいます)

特に異常がなければ、長くても2~3日で止まります。

排卵出血に痛みはある?

人によっては、排卵出血とともに排卵痛を感じることがあります。

排卵痛のおもな原因は、以下のとおりです。

  • 排卵の衝撃で傷ついた卵巣が痛む
  • 排卵前に卵巣が少しだけ腫れて痛む
  • 子宮内膜にできた傷口が痛む

排卵痛の症状

排卵痛のおもな症状は、下腹部の痛みや違和感です。

チクチクした軽い痛みから生理痛のような鈍い痛みまで、人によって感じ方はさまざまです。

1回の排卵はどちらか一方の卵巣で起こるので、右側だけ・左側だけが痛むことが多いようです。

また、腰痛・頭痛などをともなうこともあります。

排卵痛が起こったら…

子宮を冷やすと、排卵痛が強まりやすいと言われています。

お腹周りを冷やさないよう、衣類や温かい飲み物などで対策しましょう。

痛みが強い場合は、市販の鎮痛剤で対処してもよいでしょう。

こんな排卵出血には要注意!

以下のような排卵出血がある場合、卵巣機能不全やホルモンバランスの乱れなどの異常があるかもしれません。

気になる点があったら、早めに病院に相談しましょう。

  • 出血が何日も続く
  • 急に鮮血が出るようになった
  • 排卵痛がひどい

2. 排卵出血と妊娠の関係

排卵出血は、文字通り排卵にともなって起こるものです。

排卵出血と妊娠の有無・妊娠しやすさの間には、直接の関連性はありません。

排卵誘発剤を使うと、排卵出血が増えることがある

排卵誘発剤は、卵巣を強制的に刺激して排卵させる薬です。

一度に複数の排卵が起こることも多く、その分卵巣への負担が大きくなります。

また、排卵誘発剤を使うことでホルモンバランスが乱れやすくなります。

そのため、排卵出血が増えたり排卵痛が起こったりすることがあります。

排卵出血から排卵日を知ることはできる?

排卵出血があれば、おおまかに排卵日を予測することは可能です。

ただし、排卵出血は毎月必ず起こるとは限りません。

また、排卵出血は排卵の前に起こる場合と後に起こる場合があります。

排卵日を正確に知りたい場合は、後述する基礎体温や排卵検査薬などでチェックしましょう。

3. 排卵出血とそのほかの出血の違い

着床出血

着床出血は、妊娠超初期症状のひとつです。

受精卵が子宮内膜に着床するとき、子宮内膜の血管の一部がわずかに溶けて出血する現象です。

着床出血は排卵日の1週間後くらいに起こり、1~3日ほど続きます。

出血量は個人差が大きいですが、ごく少量のことが多いようです。

化学流産

化学流産は、着床したものの妊娠が成立しなかった状態のことです。

以下にあてはまる場合、化学流産の疑いが強くなります。

  • 妊娠検査薬で陽性反応が出たのに生理が起こる
  • 予定日からやや遅れて生理が始まる
  • 普段の生理より出血量がやや多い(普段の生理と変わらない場合も多い)

化学流産は流産にカウントされない

「化学流産」は正式な医療用語ではなく、流産としてカウントされません。

もし化学流産してしまっても、その後の妊娠に影響することは基本的にありません。

ただし、何度も化学流産を繰り返す場合は病院に相談しましょう。

子宮・卵巣の異常やホルモンバランスの異常による不正出血

子宮・卵巣に異常があったり、ホルモンバランスが乱れていたりすると、しばしば不正出血が起こります。

出血のタイミングによっては、排卵出血かその他の不正出血か判断しづらいこともあります。

4. 排卵出血とそのほかの出血の見分け方

基礎体温を測る

出血があった日、もしくはその前後1~2日ごろに低体温期から高体温期に移行すれば、排卵出血の可能性が高いです。

排卵検査薬を使う

出血があった日、もしくはその前後1~2日ごろに排卵検査薬で陽性反応があれば、排卵出血の可能性が高いです。

陽性反応が薄くても排卵・排卵出血が起こることも

排卵検査薬は、排卵そのものではなく排卵を起こす黄体ホルモン(LH)の濃度を確認するものです。

体質や体調によっては、黄体ホルモンの分泌量が少なくても排卵が起こる場合があります。

そのため、検査薬ではっきり陽性反応が出なくても排卵および排卵出血が起こることもあります。

排卵検査薬だけに頼らず、基礎体温もあわせてチェックすると確実です。

生理や体調の様子をチェックする

生理の周期・量や体調が普段と違うようであれば、子宮・卵巣の病気やホルモンバランス異常による不正出血かもしれません。

心配な場合は、早めに病院で相談しましょう。

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