手足口病ウイルスの感染経路は?予防と対策は?

1. 手足口病のウイルスは?

ウイルスの種類

手足口病の原因となるウイルスは、主に夏風邪のウイルスであるコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71です。

その他、コクサッキーウイルスA10などもあります。

手足口病,ウイルス

手足口病のウイルスは複数あり

一度かかるともう大丈夫?

手足口病は原因となるウイルスが1種類ではないため、一度かかっても免疫がつくことはありません。

手足口病は、主にコクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71が原因ウイルスとなり、典型的な症状として、だ円形の水疱が見られるのが特徴でした。

2011年に日本で大流行した手足口病は、コクサッキーウイルスA6が広まり、多発水疱や爪甲脱落などの非典型的な症状がみられた特殊なパターンもありました。

手足口病,免疫

手足口病は何度もかかる

2. 手足口病の感染経路とは?

手足口病のウイルスの感染経路は以下のように大きく3つあります。 お風呂による感染は、主に接触感染のリスクを高めることとなります。

飛沫感染

せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれるウイルスが、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染すること

接触感染

患者、保菌者、タオル等のウイルスの付着した物品などに接触して、ウイルスに感染すること

糞口感染

便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること

手足口病,熱

オムツ替えからウイルス感染することも!

3. 家族がうつらないための予防と対策は?

手足口病にかかった子供や乳幼児がいるご家庭や保育園では、オムツを換える時に、ウイルスが含まれた便を触ってしまい感染することがよくあります。

必ず石鹸でよく手を洗うようにしましょう。

大人が手足口病に感染するのは免疫力・体力が低下している時だと言われています。

ウイルスに対抗するためには、普段から健康に気を付けて生活をしましょう。

妊婦さんも普段より抵抗力が落ちているため、感染した子供や乳幼児と接触しない方が良いでしょう。

手足口病,熱

感染予防のためには手洗いを徹底!

4. 大人が手足口病に感染した時の症状は?

子供よりも大人の方が症状が重篤であることが多いです。

大人が手足口病を患うと、次のような症状が現れます。

1. 風邪症状が出る

以下のように風邪と似た症状がでます。

  • くしゃみや咳
  • 鼻水が出る
  • 熱が出る
  • 寒気がする
  • 筋肉痛や関節痛が起こる

2. 高熱(40度近く)がでることもある

子供の場合は、38度程度で止まることが多いのですが、大人の場合は40度近くの高熱が出る場合もあります。

手足口病,大人

大人の場合は高熱がでることもしばしば。

3. 発疹に痛みやかゆみを伴う

子供とは異なり、手や足、口に出た発疹に強い痛みを感じるのも、大人が手足口病にかかった場合の特徴といえます。

手足口病の発疹が足の裏に出ると歩くのも大変ですし、手の平に出ると物を触るのも痛くて日常生活に支障が出ます。

口内炎が複数できるとその期間はものを食べることができなかったという方もいます。

4. 指先にしびれ

熱が下がってくると同時に、手足の先にピリピリとしたしびれが残ることがあるようです。

大人で手足口病にかかった人が同じように訴えることが多いため、発疹が出る前兆だと考えられます。

手足口病,大人

指先にしびれがでることも!

5. 手足口病の治療は?

手足口病そのものへの特効薬はなく、特別な治療方法も存在していません。

従って、病院では、通常は処方の必要はないと判断されますが、高熱の場合には、解熱鎮痛薬を処方することもあります。

基本的には軽い症状の病気ですから、経過観察を含め、症状に応じた治療を行うこととなります。

ただし、まれに無菌性髄膜炎(ウイルス性髄膜炎)や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合がありますので、以下の症状がある場合には直ちに医療機関を受診しましょう。

  • 高熱が出る
  • 発熱が2日以上続く
  • 嘔吐する
  • 頭を痛がる
  • 視線が合わない
  • 呼びかけに答えない
  • 呼吸が速くて息苦しそう
  • 水分が取れずにおしっこがでない
  • ぐったりとしている
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参考:病院で処方される薬