子宮頸管とは?どこにある?どんな役割をもっているの?

1. 子宮頚管とは?

子宮頚管とは、子宮と膣を結ぶ管のことです。

子宮と外部をつなぐための管になっており、別名「子宮口」とも呼ばれています。

子宮頚管はどこにある?

子宮は上部3分の2が子宮となっており、残りの3分の1が子宮頚管になっています。

子宮頚管は、子宮と膣のちょうど間に存在しています。

2. 子宮頚管の役割

子宮頚管は女性の体の状態に合わせて、それぞれの役割を果たしています。

外から細菌を侵入させないための役割

子宮は外界と直接繋がっている臓器であり、他の臓器に比べて外から細菌が侵入しやすくなっています。

しかし子宮頚管の内部は、基本的に酸性で保たれており、細菌の侵入を防ぐ役目を果たしています。

精子を子宮に招き入れる役割

通常は、細菌の侵入を防ぐために酸性に保たれている子宮頚管内部も、排卵期にはアルカリ性に変化します。

これは、性交渉によって侵入してくる精子を、子宮内に招き入れやすくするためです。

内部がアルカリ性になることにより、普段は侵入することができない子宮頚管を通過することができます。

子宮頚管を通過した精子は卵子と出会うことができ、妊娠成立へとつながっていきます。

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月経時の月経血の排出の役割

月経期には、剥がれ落ちた子宮内膜が月経血とともに子宮頚管を通って、外へ排出されます。

妊娠時の赤ちゃんを支える役割

妊娠時には、胎児が外へでないように子宮頚管はしっかりと閉じた状態になります。

そして、お腹の中の赤ちゃんをしっかりと支えます。

出産時の赤ちゃんの通り道としての役割

妊娠後期には、しっかり閉じていた子宮頚管が軟らかくなっていきます。

そして、赤ちゃんが下に降りてきた圧力で子宮頚管自体が短くなり、赤ちゃんを体外へと出します。

3. 子宮頚管は病気になることもある

子宮頚管は、通常は管内が酸性の状態に保たれており、細菌の侵入を防いでいます。

しかし、時として炎症などを起こしてしまうことがあります。

微生物感染を起こしてしまった場合

通常は細菌の侵入を防ぐことができる子宮頚管も、性行為により感染症にかかってしまうことがあります。

おもな性感染症の原因には、下記のような微生物が関係しています。

  • クラミジア
  • ヘルペスウイルス
  • トリコモナス
  • 梅毒
  • 淋菌

性感染症はパートナーとの治療が大切

性感染により子宮頚管に炎症が起きた場合には、女性だけの治療では治療が完了したとはいえません。

なぜなら、パートナーである男性も感染している可能性が非常に高いためです。

そのため、どちらか片方が治療を行なっても、性交渉によって再び感染する恐れがあります。

完治を目指すのであれば、パートナーと2人で治療を受ける必要があります。

外部刺激により感染を起こしてしまった場合

子宮頚管は、子宮の入口となっています。

そのため、子宮の疾患の治療などで医療器具を用いた時に、誤って子宮頚管を傷つけてしまうことがあります。

また、人工中絶や分娩時にも子宮頚管を傷つけてしまうことがあります。

その結果、子宮頚管に炎症が起こってしまうことがあります。

その他の感染の場合

微生物感染や外部刺激による感染の他にも、子宮頚管が炎症を起こしてしまう原因があります。

それが大腸菌やブドウ球菌などの細菌類です。

生理用品などの不衛生な使用により、炎症が起きる可能性があります。

4. 子宮頚管は自然妊娠には重要な部分

子宮頚管は、子宮や卵巣と同じくらい女性の生理周期や妊娠にとって大切な臓器です。

そのため、子宮頚管に問題が生じてしまった場合には、早めに治療を行なうことが大切です。

子宮頚管の炎症などを放置してしまった場合、不妊の原因に繋がってしまうこともあります。

普段と違うおりものなどが見られる場合には、速やかに病院での診療をうけるようにしましょう。

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