赤ちゃんの突発性発疹とは?原因・症状・治療・ホームケア・体験談

1. 突発性発疹はこんな病気

ほとんどの赤ちゃんが一度は経験する

突発性発疹とは、ウイルス性発疹症の一種です。

生後6カ月から1歳前後の赤ちゃんに発症することが多く、遅くても2~3歳までに一度は経験します。

突発性発疹は、発症年齢が高くなっても、重症化することはありません。

2. 突発性発疹の原因は?

ヒトヘルペスウイルスが原因

突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルスに感染することで発症します。

2種類のヒトヘルペスウイルスが原因となるので、それぞれ1回ずつ感染することもあります。

ヒトヘルペスウイルス6型

突発性発疹のほとんどが、ヒトヘルペスウイルス6型が原因で起こります。

日本では、1歳までの赤ちゃんの約70%が、ヒトヘルペスウイルス6型による、突発性発疹を発症しています。

ヒトヘルペスウイルス7型

乳児期に突発性発疹を経験したにも関わらず、二度目に発症した場合は、ヒトヘルペスウイルス7型が原因と考えてよいでしょう。

ヒトヘルペスウイルス7型による突発性発疹は、3~4歳までにウイルス感染し、発症することが多いです。

ウイルスの感染経路

ヒトヘルペスウイルスは、それを保有する親から赤ちゃんに、飛沫あるいは経口感染すると考えられています。

そして、一度ヒトヘルペスウイルスに感染すると、それは一生体内に残ります。

赤ちゃんがママからもらった免疫は、生後6カ月を過ぎるころには力が弱まっていますので、ヒトヘルペスウイルスに感染しやすくなるのです。

3. 突発性発疹の症状とは?

突発性発疹でみられる症状

突発性発疹は、突然起こる40度以上の発熱から始まります。

咳や鼻水といった風邪の初期症状を伴わず、高熱があっても、赤ちゃんは元気に過ごすことが多いです。

高熱は3~4日続き、熱が下がると、全身に赤い発疹が出てきます。

発疹に、かゆみはありません。

また、突発性発疹から胃腸炎を引き起こし、下痢がみられる赤ちゃんもいるようです。

熱性けいれんを起こすことも

突発性発疹を発症し、高熱が出た時に、熱性けいれんを起こす赤ちゃんもいます。

熱性けいれんとは、急激に熱が上がった時に、突然意識がなくなったり、視点が1カ所に定まったまま手足をけいれんするという症状のことです。

熱性けいれんは5分ほどで治まることが多く、その後はボーッとしたり、眠るなどして、少しずつ意識が戻ります。

けいれんが10分以上続く場合は、脳症や髄膜炎の可能性もあるので、すぐに病院に連れて行きましょう。

4. 突発性発疹の治療法は?

突発性発疹には治療法はない

突発性発疹には、治療法はありません。

高熱でも機嫌がよく、母乳やミルクがきちんと飲めていれば、安静にして様子をみます。

薬が処方されることも

赤ちゃんの熱が高すぎたり、他の病気を併発している可能性がある時には、解熱剤や抗生物質が処方されることがあります。

また、突発性発疹の症状として下痢がみられる時には、整腸剤や下痢止めを飲むこともあります。

5. 突発性発疹で病院に行くタイミング

高熱が出たら病院に連れて行く

突発性発疹かどうかは、熱が下がった後、発疹が出るまで、確定診断はできません。

そして、赤ちゃんの初めての病気が、突発性発疹のことも多いです。

そのため、赤ちゃんが高熱を出した時には、まず病院で診察を受けておくことをおすすめします。

突発性発疹ができる場所と症状

突発性発疹は、できる場所によって形状が異なることがあります。

突発性発疹が顔に出た場合は、発疹の一つひとつが大きく、ペタンとしています。

そして、隣にある発疹と重なってみえることが多いです。

体幹部

突発性発疹は、熱が下がるとまず、お腹や背中に発疹が出ます。

その後、顔や胸に広がっていきます。

手足

突発性発疹は、手足にはあまり発疹が出ないといわれています。

ですが、高熱が長く続いたり、発疹が全身に強く出ると、手足にとがった発疹が出てきます。

手足に出るとがった発疹はかゆみを伴い、長く残ることもあるようです。

6. 突発性発疹はうつるの?

突発性発疹はうつることがある

突発性発疹はウイルス性発疹症の一つですが、ウイルスを保有している大人には感染しません。

ですが、ヒトヘルペスウイルスに感染していない乳児には、うつる可能性があります。

もし、保育園に通っている赤ちゃんが突発性発疹を発症した場合は、登園を控えた方がよいでしょう。

7. 突発性発疹のホームケアとは?

水分補給を心がける

突発性発疹は、高熱を伴う病気です。

発熱すると体内から大量の水分が奪われますし、赤ちゃんは脱水症状を起こしやすいです。

そのため、高熱が出た時には、こまめに水分補給をしましょう。

水分補給に適した飲み物

赤ちゃんに水分補給させる時には、常温のものを飲ませるのが基本です。

突発性発疹は生後6カ月以降に発症することが多いので、母乳やミルクだけでなく、乳幼児用イオン飲料を与えるものおすすめです。

たくさん汗をかいたり、下痢が続いている時には、白湯や麦茶より、糖質や塩分が含まれた、乳幼児用イオン飲料の方が適しています。

突発性発疹の時の入浴

突発性発疹を発症した時の入浴は、赤ちゃんの体調をみて判断する必要があります。

高熱の時は入浴させない

突発性発疹は、突然の高熱から始まります。

赤ちゃんの機嫌がよくても、熱が38度以上の時には、お風呂には入れない方がよいでしょう。

発疹は出た後の入浴はOK

突発性発疹で赤い発疹が出始めるのは、熱が下がってからです。

そのため、熱が下がっていれば、発疹にはほとんどかゆみがないので、お風呂に入れて構いません。

シャワー浴という方法も

突発性発疹がきっかけで、手足にかゆみのある発疹が出た時には、赤ちゃんが入浴を嫌がることがあります。

湯船につかって発疹が暖まると、かゆみが増してしまうので、そんな時にはシャワー浴をさせてあげましょう。

あらかじめ浴室や脱衣所を暖めておくか、日中にシャワー浴をさせると、湯冷めしにくくなります。

発疹部分が不潔になると、そこから雑菌が侵入して悪化してしまうので、清潔に保つためにも、入浴できない時には、シャワー浴や清拭はこまめにしてあげましょう。

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8. 先輩ママの「うちの子の突発性発疹体験談」

福岡県・1才8ヵ月の男の子・3人の天使ママより

ちょうど1才のとき、夜40度近い高熱が出ました。

フーフーと息が荒く、ぐずってつらそうだったので夜間外来へ。

念のため翌日小児科を受診して血液検査もしましたが、異常なし。

解熱剤の座薬を処方されました。

高熱以外は症状がないので、もしかしたら突発疹かもと予想していました。

3日目に熱が下がり、体中に発疹が出てきて受診したところ、やっぱり突発疹だった、と原因が判明してホッ。

熱が出始めたときから発疹が治るまで、ずっと不機嫌だったので、親子でつらかったです。

引用元:40度近くの高熱が出て、熱が下がると全身に発疹が

神奈川県・2才4ヵ月の女の子・りのママより

10ヵ月のとき、38度台の熱が、2日間続きました。

お医者さんに連れていくと、「あと2~3日で発疹が出てくるでしょう。熱でつらそうなら、冷却シートを買って冷やしてあげて」と言われました。

解熱剤の座薬を3回分もらいましたが、結局使いませんでした。

次の日、本当に全身に発疹が出始めました。

消えるか心配になるぐらいひどい発疹でしたが、数日できれいに消えて、またビックリ。

引用元:パッと全身に発疹が出て、数日でスッキリきれいに

参考:病院で処方される薬