子宮頸管の炎症が妊娠を阻む?炎症はどうしたらおさまるの?

1. 子宮頚管で起きる炎症とは?

子宮頚管で起きる炎症とは、細菌感染などにより子宮頚管の粘膜部に炎症が起こっている状態のことを指します。

実に女性の半数ほどが、子宮頚管の炎症を起こした経験があります。

子宮頚管の炎症はなぜ起きやすい?

そもそも子宮頚管とは膣を通して、外部と繋がっている臓器です。

そのため他の臓器に比べて、細菌などが体内に侵入しやすい箇所となっています。

特に、ストレスや疲れなどから体の免疫が弱っている状態の時には細菌に侵入されやすい傾向があります。

どんな細菌が炎症を起こすの?

炎症を起こす起炎菌も、昔は淋菌などによるものが多かったとされています。

しかし、現代では、連鎖球菌、ブドウ球菌、大腸菌などの膣に存在している菌が多くなっています。

また、性行為により感染するクラミジア、トリコモナスやヘルペスなどにより炎症が起きることもあります。

急性と慢性の炎症の違い

子宮頚管の炎症は、さまざまな細菌や感染症が原因で起こりますが、急性の炎症と慢性の炎症が存在します。

急性の炎症

急性の炎症とは、子宮頚管に細菌が侵入し、頸管腺からの粘液分泌が増量して体が細菌を外に排除しようとします。

その結果、膿性のおりものが見られることが多くなります。

慢性の炎症

慢性の炎症とは、炎症が持続的に起こることで頸管腺からの粘液分泌が増殖します。

それによって頸管腺の組織も増殖し子宮頸部も次第に肥大してきます。

その結果、長期的に黄白色っぽい粘り気のあるおりものが続きます。

また炎症が周囲に広がって、性交痛や腹痛、腰痛などを引き起こすこともあります。

2. 子宮頚管で起きる炎症は妊娠を阻む?

子宮頸管の炎症は、急性のものでも放置しておくと慢性化し、最終的には周囲に炎症広がっていきます。

また、子宮頚管に炎症が起きると頸管腺からの分泌液が正常に分泌しなくなる恐れがあります。

そのため性交渉を行なっても、精子が卵子のところまで辿り着けない原因となります。

結果として、不妊症を引き起こす恐れがあります。

3. 炎症が起きたらどうすればいい?

炎症が起きたことに気がついたら、まずはすみやかに病院で医師の診療を受けましょう。

細菌感染による炎症は、投薬治療で治すことができます。

慢性化してしまうと、完治させるのが困難になる場合もあり、不妊の原因になってしまうこともあります。

炎症が軽度の場合の治療

感染症が初期症状で炎症がまだ軽度の場合には、抗生物質や消炎薬の内服での治療が行なわれます。

感染した状態にもよりますが通常数日〜数週間の薬の服用が必要になります。

炎症が重度の場合

炎症が重度の場合、激しい腹痛や発熱などを伴うこともあります。

そのような場合には、抗生物質の点滴や、鎮痛剤などを使用することもあります。

感染症によっては男女共に治療が必要な場合も

クラミジアなどの性交渉によって細菌感染してしまう感染症に関せしては、女性だけの治療では不十分です。

これは、男女共に菌を保有している可能性があるためです。

そのため、性感染症が見つかった場合には、パートナーと一緒に治療を行なうことが大切です。

4. 子宮頚管の炎症になっても妊娠できる?

子宮頚管の炎症は、早期発見により投薬治療で治すことができる炎症です。

そのため、子宮頚管の炎症になってしまっても、しっかり治療を行なえば妊娠の可能性は十分にあります。

しかし、放置してしまうことによって炎症が広がり、深刻な不妊の原因を作ってしまうこともあります。

いつもと違うと感じたら医師の診療を

子宮頚管は炎症を起こしていたとしても、初期症状だと気づかれにくいことも多いようです。

そのため、いつもと違うおりものや、不正出血などがあった場合にはすぐに医師の診療を受けるようにしましょう。

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