黄体機能不全でも赤ちゃんはできる?妊娠への影響は?

1. 黄体機能不全と診断されたら

不妊治療を行なって、黄体機能不全と診断されてしまったら不安になる方も多いと思います。

黄体機能不全と診断されてもまずはあわてずに、原因や治療法について知ることが大切です。

2. 黄体機能不全とは?

黄体機能不全とは、黄体という組織がなんらかの理由で機能しなくなり、ホルモンの分泌量が乱れてしまう疾患です。

黄体とは?

黄体とは、排卵後の卵胞が変化してできる組織のことです。

黄体は黄体ホルモン(エストロゲン)を分泌し、妊娠をサポートする役目を担っています。

黄体には、女性の体を赤ちゃんが育ちやすい環境にしてくれる働きがあります。

黄体のおもな働き

黄体のおもな働きは下記の通りです。

  • 体温を上げて受精しやすい体にする
  • 子宮内膜を厚くして着床しやすい体にする
  • 乳腺を発達させて出産の準備をする

このように、黄体は妊娠の成立や妊娠の維持をするために欠かせない組織になっています。

黄体機能不全が引き起こす不妊

妊娠しやすい環境づくりのために欠かせない黄体ですが、黄体機能不全が起きると、本来働くべき黄体が機能しなくなります。

すると高温期でも体温は上がらず受精がしにくくなり、子宮内膜も厚くなりません。

その結果、妊娠しにくい体になり不妊症の原因となってしまうのです。

黄体機能不全のおもな原因

黄体機能不全のおもな原因には以下のものがあげられます。

  • 脳下垂体の機能不全
  • 子宮内膜の感受性の鈍化
  • 別の疾患からの連鎖

上記であげたおもな原因も、実ははっきりと断定できるものではありません。

黄体機能不全のほとんどが、いまだに原因不明とされています。

3. 黄体機能不全の症状・検査・治療

黄体機能不全の症状

黄体機能不全の症状では、おもに下記の3つがあげられます。

生理不順

黄体機能不全になると黄体ホルモンが正常に分泌されません。

そのため、生理周期が乱れて生理不順になってしまいます。

生理周期の中で体温が上がらない

通常1回の生理周期は、生理後から排卵前までの低温期と排卵後から生理までの高温期に分かれます。

これはホルモンの影響によるものですが、黄体機能不全になるとホルモンの分泌量が乱れます。

その結果、本来高温期となるはずの時期に体温があがらないという症状が現れます。

生理前特有のイライラなどの症状がない

生理の前には黄体ホルモンの影響でイライラしたり、だるくなったりと体に変化が現れます。

しかし、黄体機能不全でホルモンの分泌量に異常があると、生理前特有の症状が起こらなくなります。

黄体機能不全の検査

黄体機能不全が疑われた場合、おもに以下の3つの検査が行なわれます。

問診

問診では、生理周期や1回の生理の長さなどを聞かれることになります。

普段の生理の周期や期間は、黄体機能不全を見つける重要な手がかりとなります。

そのため生理周期が分からないという方は、数ヶ月間記録してみることをおすすめします。

また毎日体温計で体温を測って記録しておくと、さらに黄体機能不全を見つけやすくなります。

採血

採血をして血液の中に含まれるホルモンの分泌量を調べます。

生理周期に合わせて、排卵日後の黄体期に行ないます。

子宮内膜日付診

黄体期の中頃に、子宮内膜の組織を採取して細胞を調べる方法です。

細胞の育ち具合を確認して、黄体ホルモンが正常に分泌されているかを調べます。

黄体機能不全の治療法

黄体機能不全は、根本的な治療法は現在のところありません。

そのため、薬の投与によってホルモンの分泌量をコントロールするという治療法になります。

生理周期に合わせて薬を投与しますので、1回の生理周期に何度が通院する必要があります。

投薬の方法には飲み薬や注射などの方法が用いられます。

4. 黄体機能不全の妊娠への影響

黄体機能不全でも赤ちゃんはできるの?

黄体機能不全と診断されると妊娠できないのでは?と心配になる方も多いと思います。

しかし、黄体機能不全になると絶対に妊娠できないわけではありません。

治療を続けていくことによって妊娠の可能性を高めることは十分に可能です。

普段の生活を見直すことも大切

治療をしっかり行なうことも大切ですが、普段の生活を見直してみることで黄体機能不全が改善することがあります。

ストレスや、睡眠不足、冷え性や暴飲暴食なども黄体機能不全の原因となります。

普段の生活を見直して、黄体機能不全の改善に努めることも大切です。

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