膿精液症とは?子作りへの影響は?原因・症状・治療法

1. 膿精液症はこんな病気

本来、混ざるはずのない白血球が、精液の中に出てしまう症状です。

精管や尿道の炎症によるもの、クラジミアなどの感染症が原因です。

白血球は精子の活動を抑えてしまう、また精子のDNAにダメージが起きます。

結果として膿精液症を発症すると、妊娠する確率が低くなってしまいます。

子どもはできるの?

膿精液症が完治して、ほかに男性不妊の原因がなければ、自然妊娠の確率は高まります。

2. 膿精液症の原因

膿精液症を引き起こす原因は?

以下の原因があります。

クラジミア

性感染症の一種です。

男性の場合には尿道などに感染します。

女性からクラジミアをもらう一方、女性にクラジミアを感染させるおそれがあります。 早めの治療が必要です。

淋病

クラジミアと同様に性感染症の一種です。

その他雑菌

大腸菌や結核菌による細菌感染が原因で、膿精液症を引き起こします。

膿精液症を引き起こす部位は?

尿道をはじめ、精嚢腺(せいのうせん)、前立腺、精子が通る精管などの精路に炎症を引き起こします。

精嚢は精嚢液を作り、精子を活動させるエネルギーになる重要な体液です。

精液の70%を精嚢液が占めています。

精嚢が減少すると、精子が活動できなくなり、不妊の確率が高まります。

膿精液症は自然治癒するの?

自然治癒は期待できません。

逆に炎症を悪化させて、完治まで時間がかかることもあります。

あわせて白血球が精子に混ざると、精子の中にあるDNAにダメージが加わります。

妊娠しても流産するおそれが高まります。

いつもと様子や色がおかしい、違和感がある場合、早急に検査や治療をおこないましょう。

3. 膿精液症の症状

膿精液症の原因や症状の重さにより、あらわれる症状も異なります。

おかしいと思ったら、すぐに病院に行きましょう。

膿精液症を引き起こすと、以下の症状があらわれます。

おしっこをするときに痛みや違和感がある

クラジミアに感染すると、このような症状があらわれます。

残尿感も出ることがあります。

精巣が腫れる

クラジミアなどの炎症がひどくなると、精管の奥にある精巣に細菌感染が起こり、腫れを引き起こします。

熱を感じることもあります。

精液の色に変化が出る

炎症により白血球や膿が精液の中に出ます。

色としては黄色みを帯びます。

精子の運動能力や機能低下

白血球が精子に混ざると、白血球の成分により運動能力が低下します。

あわせて精子が持っているDNAにもダメージが加わります。

結果として不妊の確率が高まります。

4. 膿精液症の診断

以下の方法で診断をします。

触診や視診

精巣の腫れや炎症などを確認します。

精液検査

精液の中にある白血球の数を調べます。

1mlの精液の中に白血球が100万個以上あった場合、膿精液症を疑います。

5. 膿精液症の治療法

おもな治療法は炎症をおさえる抗生物質を、1〜2週間ほど服用します。

1〜2週間後、精液検査をおこないます。

精液の中にある白血球の数が少なくなり、正常値に戻っているかを確認します。

膿精液症の治療をしても妊娠できない場合

精子の数が少ない乏精子症の可能性があります。

ほかにも精子の運動能力が弱い、精子無力症も考えられます。

また、男性だけでなく女性側に不妊の原因を持っているかもしれません。

いずれの場合にしても、不妊の原因を検査する必要があります。

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