子宮筋腫とは?妊娠できる?原因・症状・治療・手術の有無

1. 子宮筋腫は4人に1人の割合でみられる

子宮筋腫とは、女性特有の病気のひとつです。

自覚症状があまりなく、婦人科の診察や妊娠を機に発見される場合が多いです。

ただ、子宮筋腫ができている場所によっては、月経痛がひどくなったり不正出血がみられることがあります。

子宮筋腫は4人に1人の割合でみられ、決してめずらしい病気ではありません。

今回は、子宮筋腫の原因や症状、治療法などについてまとめました。

2. 子宮筋腫とは?原因は?

比較的多くの女性にみられる子宮筋腫ですが、そもそもどのような病気なのでしょうか?

また、子宮筋腫の原因は何なのでしょうか?

子宮筋腫とは?

子宮筋腫とは、子宮を形成する筋肉の細胞が増殖してできる、良性の腫瘍です。

大きなコブのような腫瘍が、複数個できるのが特徴です。

数や大きさによって症状はさまざまです。

子宮筋腫を放置するとどうなる?

子宮筋腫は良性の腫瘍なので、放置していても命に関わることはありません。

しかし、特に治療をせずにいると10kgほどの重さにまで大きくなってしまうこともあります。

筋腫が大きくなると?

筋腫が大きくなったり数が多くなったりすると、生理周期が乱れたり、下腹部痛や排尿痛などの症状がみられることがあります。

また、不正出血の原因になることもあります。

子宮筋腫の原因は?

子宮筋腫の原因はまだ詳しく解明されていません。

初潮前の女児にはみられない

子宮筋腫は、初潮前の女児にできることはありません。

初潮がみられて月経周期が安定する、20代頃からみられる場合がほとんどです。

閉経後には筋腫が小さくなる

女性は50歳を超える頃に閉経をむかえます。

すると、それまで子宮筋腫がたくさんできていた場合でも、閉経とともに徐々に小さくなります。

子宮筋腫はエストロゲンが原因?

以上のことから、子宮筋腫の発生や増殖は「エストロゲン」が深く関わっているとの見解がほとんどです。

月経がある女性は、エストロゲンの分泌が多くなるためです。

3. 子宮筋腫の症状は?

子宮筋腫は、できた場所によって粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫の3つに分けられます。

子宮筋腫の症状は、筋腫の大きさよりも、できる場所によって大きく違います。

粘膜下筋腫の症状

子宮の内側部分である、子宮内膜のすぐ下にできる筋腫です。

子宮の内部に向かって大きくなります。

エコーで発見されることがほとんどです。

症状が重くなりやすい

粘膜下筋腫の場合、筋腫が小さくても症状は重くなりやすいのが特徴です。

子宮の内部に向かって大きくなるため、子宮への影響がもっとも大きいためであると考えられています。

どんな症状がでる?

粘膜下筋腫の症状は、以下の通りです。

  • 不正出血
  • 月経時の出血量の増加
  • 月経期間が長くなる「過多月経」
  • 月経痛がひどくなる
  • 貧血
  • 不妊や流産・早産

症状があまりにひどい場合は、手術をすることもあります。

筋層内筋腫の症状は?

子宮内膜の外側にある「子宮筋層」という筋肉にできる筋腫です。

筋腫が小さい場合は無症状

筋層内筋腫の場合、筋腫の大きさが小さいときは症状がほとんどないことが多いです。

筋腫が大きくなるとどうなる?

筋腫が大きくなると、子宮が変形してしまうことがあります。

また、下腹部痛や腰痛、月経痛や月経過多、頻尿、便秘、下痢の症状がでる場合もあります。

大きさによっては不妊や流産・早産の原因になります。

漿膜下筋腫の症状は?

子宮の外側を覆う「漿膜」という場所にできる筋腫です。

子宮の外側に向かって大きくなります。

筋腫が小さなうちは無症状

漿膜下筋腫の場合、筋腫が小さなうちは無症状です。

筋腫が大きくなるとどうなる?

自覚症状がないため気づきにくいですが、放置しておくと1~2kgまで大きくなることもあります。

腹痛や腰痛、頻尿や便秘などの症状があらわれます。

4. 子宮筋腫の治療は?手術はするの?

子宮筋腫が見つかっても症状がない場合は、経過観察で様子をみます。

症状があらわれたら、まずは薬物療法で様子をみます。

しかし、症状があまりにひどい場合や、明らかに不妊や流産の原因になっている場合は、手術で取り除くこともあります。

薬物療法

先程も述べたように、子宮筋腫の原因はエストロゲンが深く関わっていると考えられています。

このため、エストロゲンの分泌量をおさえて、子宮筋腫を小さくする方法が薬物療法です。

薬物療法では完治できない

薬物療法をすると、エストロゲンの分泌が減少するのが原因で、更年期のような症状がでます。

また、治療初期には不正出血がみられることがあります。

治療すると子宮筋腫が半分近くまで小さくなりますが、治療を中止するとすぐに元の大きさに戻ってしまいます。

手術のため、一時的に薬物療法をする

このように、薬物療法では完治できず副作用も大きいため、手術前に一時的に使用するという治療法が主流です。

ピルという選択も

もう一つの薬物療法としてピル(経口避妊薬)があります。

最近のピルは女性ホルモン量が少ないので、筋腫が大きくならず、症状も楽になります。

また、更年期の症状もありません。

しかし、妊娠を望んでいる場合は継続することができません。

手術

子宮全摘出

子宮を全て取ってしまう手術です。

将来子どもがほしい人や、子宮を残す希望が強い人は筋腫だけ取る手術をします。

筋腫核出術

筋腫の部分だけ取り除く手術です。

出血が多くなるため、注意が必要です。

また、直接見てもわからないような小さな筋腫は手術でも取り残すことがあります。

そのため、数年後には取り残した筋腫がまた大きくなってくることもあります。

子宮動脈塞栓術

子宮に栄養を供給する血管を薬で閉じ、筋腫への栄養を断つ手術です。

ただし、子宮や卵巣の機能が低下するリスクがあります。

集束超音波治療

超音波を使用し、筋腫を小さくする手術です。

しかし、子宮動脈塞栓術と同じく、子宮や卵巣の機能が低下するおそれがあります。

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