クロモグリク酸(インタール)の効果と子どもに使う時の注意点

1. クロモグリク酸(インタール)とは?

クロモグリク酸は抗アレルギー薬の一つです。

アレルギーの発症を予防する作用を持つ薬を、メディエーター遊離抑制薬と言います。

人間の体は、体内にウイルスなどの異物が入ると、免疫細胞が侵入したウイルスを異物と認識します。

体の外へウイルスなどを出すために、ヒスタミンやロイコトリエンといった化学物質を排出します。

この化学物質の総称をケミカルエディメーターといい、ウイルスなどを体外に出す作用を担います。

しかし無害の物質(花粉など)でも異物と認識することがあります。

化学物質が遊離すると、クシャミや鼻水といった花粉症によくあるアレルギー症状となります。

このようなケミカルメディエーターの遊離を防ぐためにクロモグリク酸を処方します。

2. クロモグリク酸が配合されている薬

クロモグリク酸というのは一般名(成分名)です。

薬の形態や製薬会社によって、商品名は異なります。

吸入薬(エアロゾル)

  • インタールエアロゾル

吸入液(カプセル)

  • インタールカプセル外用

吸入液

  • インタール吸入液
  • クリード吸入液
  • ステリ・ネブクロモリン吸入液
  • リノジェット吸入液

点眼液

  • インタール点眼液
  • アルギノン点眼液

点鼻薬

  • インタール点鼻液
  • トーワタール点鼻液

3. 子どもに対する安全性

小児に対する安全性が確立されています。

4. 副作用はあるの?

重い副作用はほとんどありません。

吸入時に刺激を感じることもありますが、心配はありません。

ごくまれに、喘息発作、アレルギー性肺炎、重いアレルギー症状を誘発してしまうことがあります。

5. 子どもに使用する上での注意点・用法・用量

注意点

アレルギーは花粉、ほこり、ダニ、カビなどが原因になりやすいです。

薬だけでなく、原因をできるだけ避ける、または取り除くようにすることが症状を和らげます。

用法

症状に応じて、使用回数が異なります。

必ず医師の指示通りに使用してください。

吸入時に刺激を感じる場合は、吸入後にうがいをしましょう。

用量

エアロゾルの場合は、1回2噴霧を1日4回、吸入する。

カプセルの場合は、1回1個、1日3~4回インヘラーを用いて吸入する。

吸入液の場合は、1回1A、1日3~4回ネブライザーを用いて吸入する。

点眼薬の場合は、1回1~2滴、1日4回です。

点鼻薬の場合は、1回各鼻腔に1噴霧、1日6回です。