安産するために妊婦さんが妊娠後期に心がけたいことは?

1. 妊婦さんは安産を願っている

妊娠後期に入ると、お産のことが気にかかりはじめます。

「陣痛はどんな痛みなのか?」「お産までどれくらいかかるのか?」「夫の立ち合いは間に合うのか?」など、色々と不安になるものです。

特に、少しでも楽にお産ができる「安産」を願う妊婦さんは多いでしょう。

昔から安産を願う女性は多く、全国各地に安産祈願の神社があるくらいです。

しかし、安産とはそもそもどんなものなのでしょうか?

また、妊娠後期からできる安産になる方法はあるのでしょうか?

2. そもそも安産とは?

よく「あなたはお尻が大きいから安産だよ」「安産祈願をしたから安産だよ!」などと言われますが、そもそも安産の定義はあるのでしょうか?

安産の定義はない

そもそも安産には厳密な定義はありません。

安産の定義は人それぞれなのです。

分娩時間が短いと安産なの?

多くの人が「分娩(陣痛)の時間が短いもの」「痛みが少ないもの」が安産だと捉えがちです。

しかし、痛みが少なく、早く出産できたといっても、母体や赤ちゃんの健康に問題がある場合は安産とは言えないのです。

例えば、お産が早く済んでも母体の出血量が多く、何らかの処置が必要になった場合は安産ではありません。

一方、陣痛が3日続いた末にやっと出産し、母子ともに健康であれば安産である、という医師もたくさんいるのです。

安産は「母子ともに健康な状態」

結果的に安産とは、「母子ともに健康な状態で出産できた」状態だと言えます。

ただし、これは結果論にすぎないのです。

先程述べた例のように、陣痛に長い間苦しんだ場合、例え母子ともに健康な状態であっても、安産とは言えない妊婦さんも多いことでしょう。

安産とは「出産の過程」と捉える人も

安産は結果ではなく、出産の過程と捉える人が多いです。

出産の過程や痛みが気になるのは当然でしょう。

よって、妊婦さんなら誰でも「スムーズなお産ができるにはどうすればいいのか?」「自分の希望通りの出産ができればいいな」と願うのです。

自分が描いていた通り、もしくはそれに近いお産だった場合、「安産だったな」と捉える人も多いものです。

どんなふうに赤ちゃんを産みたいのかをしっかり考え、自分なりの安産の定義やバースプランを作ってみることも大切です。

3. 妊娠後期、安産のためにできることまとめ

妊娠後期に入ると、出産予定日が近づくため、お産のことについて考える機会が増えます。

よいお産にするため、自分が思い描いているようなお産にするためにできることをまとめました。

適度な運動

妊娠後期の運動は、体力・筋力アップだけでなく、腰痛や足の付け根痛などのマイナートラブルの解消につながります。

また、ストレス解消の効果もあります。

安産のために股関節を柔らかく

骨盤とつながっている股関節が柔らかいと安産になりやすいと言われています。

股関節が柔らかいと、分娩時に産道を開く力が強くなり、お産の進行を助けるのです。

妊娠後期におススメの運動は?

妊娠後期はマタニティヨガやマタニティスイミング、ウォーキングがおススメです。

また、ストレッチや階段の昇り降りなどもよいでしょう。

無理をせずに運動を!

適度な運動は確かに大切なことです。

しかし、あまりに頑張って運動をすると、お腹が張ったり動悸や息切れの原因になります。

運動しなければ!」と気負わずに、以下のポイントに注意にしながら無理せず楽しく運動しましょう。

  • 体調が悪いとき、お腹が張っているときは休む
  • 運動時間は、1回に1時間程度を目安にする
  • お腹が張りがおさまらない、出血がみられたら、すぐに中断して病院を受診する
  • 医師に運動内容を事前に確認しておく

体を冷やさない

体が冷えて血液循環が悪くなると、さまざまなトラブルを引き起こすことがあります。

  • 便秘
  • 腰痛
  • お腹の張り
  • むくみ
  • 子宮の収縮

子宮が収縮する回数が多いと、子宮頸管が短くなり早産の原因になることがあります。

湯船に入る、腹巻をする、靴下を履くなどの対策をして、身体を冷やさないように注意しましょう。

また、体をあたためる食材を多めに摂ることも効果的です。

生姜や根野菜を積極的に摂るようにしましょう。

また、冷たい食べ物や飲み物はできるだけ避けましょう。

呼吸法の練習をしておこう

安産を迎えるためには、分娩時の呼吸法を練習しておくこともおすすめです。

陣痛といきむ時の呼吸のしかたは、全く違うものです。

なぜお産時に呼吸が大切なの?

お産の際には常に赤ちゃんに酸素を送らなければいけません。

特に初産の場合、あまりに痛さにパニックになって、ママが過呼吸になるというケースもみられます。

そうなると赤ちゃんも苦しく感じますので、酸素マスクをつけることもあるのです。

妊娠中に呼吸法を練習しておくことで、実際のお産時にもパニックにならず呼吸を続けることができるようになります。

最近では「ソフロロジー法」が主流

ソフロロジーとは出産に向け、呼吸法によって精神を安定させ、分娩時にリラックスした状態をつくりだすことです。

ソフロロジー法の呼吸法は「ただゆっくり息を吐く」というのが基本です。

そうすることで体がリラックスして産道がゆるみ、余計な痛さを感じなくてすむのです。

ママがリラックスしてお産にのぞめるよう、妊娠中から練習しておきましょう。

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