妊娠後期に手足がむくみやすいのはなぜ?対策はどうすればい?

1. 妊娠後期はむくみがひどくなる

妊娠中のマイナートラブルのひとつに「むくみ」があります。

特に妊娠後期になるとむくみがひどくなり、足や手がパンパンに張ってしまう人もいます。

また、妊娠後期はむくみ以外にもさまざまなマイナートラブルがあらわれやすい時期です。

少しでも快適にマタニティライフを送るためにも、むくみ対策をきちんとしておきたいものです。

そこで今回は、妊娠後期のむくみの原因や対処法についてまとめました。

2. そもそもむくみとは?原因は何?

よく「足がむくんで痛い」「手がむくんで指輪が取りにくい」などと聞かれますが、そもそもむくみとはどのような症状なのでしょうか?

また、なぜ妊娠中はむくみやすくなるのでしょうか?

むくみとは?

むくみとは、医学的には浮腫(ふしゅ)と呼びます。

血液中の水分が血管やリンパ管の外にしみだして、手足、顔などの皮膚の下に溜まった状態のことをいいます。

むくみは足や手、顔に症状がでやすい

ほとんどの人が経験しているむくみは、足と顔に特に症状が出やすいです。

足は疲れが出る夕方にむくむことが多いです。

このとき、靴やブーツを履いたときなど、その窮屈さでむくんでいるのかがすぐに分かります。

顔は夜寝ている間にむくみやすく、朝起きがけで鏡を見たとき、目や頬、顎のラインが張っているときにむくんでいるのかが分かるのです。

むくみは慢性化しやすい

一旦むくんでしまうと、細胞への養分の取り入れや、老廃物の排出も上手くいかなくなり、むくみが悪化しやすくなります。

むくみは慢性化しやすいので気をつける必要があるのです。

むくみの原因は?

むくみの原因である「間質液」とは?

人間の身体には、全身を巡るように動脈、静脈と言われる血管とリンパ管があります。

まず、心臓から送り出された血液は、動脈を通り身体の隅々まで行き渡ります。

毛細血管に達すると、毛細血管の小さな隙間から液が染み出てきます。

これを「間質液」と呼びます。

間質液は、酸素や栄養素を細胞に与えたり、二酸化炭素や老廃物を受け取って心臓へ戻すはたらきがあります。

むくみの原因は、間質液のバランスのくずれ

通常は、血管から染み出る間質液と再吸収される間質液は常に同じ量です。

しかし、何らかの原因によって間質液の量のバランスがくずれることがあります。

すると、行き場の無くなった水分が皮下に溜まってしまい、これが「むくみ」となってあらわれるというわけです。

むくみの主な原因は?

むくみの主な原因は、以下のようなものがあります。

  • 座りっぱなし、立ちっぱなしなど長時間同じ姿勢でいる
  • 塩分の摂りすぎ
  • 冷え、血行不良
  • 新陳代謝の低下
  • ビタミン、ミネラル、たんぱく質の不足
  • 年齢や性別によるもの(女性はホルモンの関係でむくみやすい)
  • 病気や薬の影響

これらの原因により、間質液の量のバランスがくずれ、むくみやすくなるのです。

3. 妊娠中にむくみやすくなるのはなぜ?

妊娠中は誰でもむくみやすくなります。

特に妊娠後期にむくみになやまされる人は多いものです。

ホルモンの影響

妊娠中は、妊娠を維持するために「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌量が増加します。

プロゲステロンは、体内に水分を蓄えようとするはたらきがあります。

このため、全身がむくみやすくなるのです。

血液量の増加

妊娠すると、胎児に栄養や酸素を届けるために血液量が増えます。

血液量が増えると、間質液のバランスがくずれやすくなるため、さらにむくみやすくなります。

妊娠後期はさらにむくみやすくなる

母体の血液量はさらに増える

妊娠後期になると、母体の血液量はさらに増加します。

妊娠後期の血液量は、非妊娠時の約1.5倍です。

胎児や子宮の重みによるもの

妊娠後期は胎児が急激に大きくなる時期です。

それに伴い、子宮もどんどん大きくなります。

妊娠8か月目は、羊水量がもっとも多くなります。

子宮や胎児などの重みで足に大きな負担がかかり、圧迫されて血流が悪くります。

すると、水分の代謝がとどこおってむくみやすくなるのです。

運動不足によるもの

妊娠後期はお腹が大きくなり、動くことが億劫になることがあります。

運動不足もむくみを悪化させる原因のひとつです。

4. 妊娠後期のむくみ、対策は?

妊娠後期にむくみがひどい場合、大変つらいものです。

むくみの対策をあげてみましょう。

塩分摂取量を控える

塩分を摂り過ぎると、体内の塩分濃度を一定に保とうと、間質液が余分に染みだします。

すると、間質液のバランスがくずれてむくみやすくなります。

妊娠中はできるだけ塩分を控えめにした食事を心がけましょう。

カリウムを摂取する

カリウムは体内に蓄えられたナトリウムを、体外に排出するはたらきがあります。

意識的に摂取することでむくみの解消につながるでしょう。

意識してからだを動かす

適度な運動は、むくみに効果的です。

特にふくらはぎの筋肉を強化すると、血流のポンプ機能が強化されます。

これにより、足に降りた血液がスムーズに心臓に戻ることができ、むくみにくくるのです。

妊娠中にできる運動として、スクワットやウォーキングがあげられます。

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