妊娠後期の胃もたれ・胸焼けがつらい・・・原因は?対処法は?

1. 妊娠後期でも胃もたれや胸焼けが起こる?

妊娠後期に入ると、胃もたれや胸焼けなどの症状はないと思われがちです。

しかし実際には、多くの妊婦さんが妊娠後期に辛い胃もたれや胸焼けなどの不快症状を経験しています。

妊娠後期は出産に向け、胎児がどんどん大きくなる時期なので、摂取するべきカロリー量も増えます。

そのような中、胃の不快症状があると精神的にも辛いものです。

今回は、妊娠後期の胃もたれや胸焼けの原因や対処法についてまとめました。

2. 妊娠後期、胃の不快症状はどんなもの?

妊娠後期にみられる、胃の不快症状はどのようなものがあるのでしょうか?

妊娠初期のつわりとは違う?

安定期に入ると、妊娠初期からみられたつわりから解放され、食べ物がおいしく感じられたことでしょう。

妊娠初期のつわりの症状は以下のようなものです。

  • 気持ち悪くて吐いてしまう「吐きづわり」
  • 空腹時に吐き気を感じる「食べづわり」
  • においに敏感になる「においづわり」
  • よだれが多くなる「よだれづわり」
  • 常に眠気を感じる「眠りづわり」

妊娠初期のつわりは、あらわれる症状が多く、個人差も大きいものです。

妊娠後期にみられる「後期つわり」の症状とは?

一方、妊娠後期にもつわりのような症状があらわれる人がいます。

これを「後期つわり」と呼ぶ場合もあります。

後期つわりの症状は以下の通りです。

  • 胃もたれ
  • 胸焼け
  • げっぷが多くなる
  • 胃液があがってくる感じ
  • 胃がムカムカする
  • 吐き気、嘔吐

このように、後期つわりは「胃の不快症状」が多くを占めます。

症状がひどくなると食べることが困難になり、点滴をすすめられることもあります。

3. 妊娠後期の胃もたれや胸焼け、原因は?

安定期につわりは一度落ち着いたのに、妊娠後期に入ってまた胃の不快症状があると辛いものです。

妊娠後期に胃もたれや胸焼けになる原因は何なのでしょうか?

妊娠後期は胎児の成長がめざましい

妊娠後期になると、胎児のからだはどんどん大きくなります。

胎児の成長の目安は?

妊娠後期の初期である妊娠8か月の胎児は、身長約40cm、体重は約1500gです。

妊娠9か月になると、身長約45cm、体重は2500gほどに成長します。

さらに臨月である妊娠10か月には、身長約50cm、体重は約3000gになります。

からだの機能はほぼできあがる

妊娠後期になると、胎児のからだの機能はほぼ完成します。

妊娠中期までは内臓などがどんどん成長していましたが、妊娠後期はより細かな部分が成長します。

また、外界で生きていけるよう、脂肪がどんどんついていきます。

子宮が大きくなると胃の不快症状がでる

このように、妊娠後期の胎児はどんどん大きくなります。

それに伴い、子宮も大きくなる必要があるのです。

子宮が大きくなるとどうなる?

子宮は、非妊娠時には鶏卵ほどの大きさです。

それが妊娠後期になると、スイカよりも大きくなります。

すると、子宮周りにある臓器がどんどん圧迫されるようになるのです。

胃や心臓、膀胱、腸などがあげられます。

圧迫されることで、臓器のはたらきが少し落ちます。

胃が圧迫されると胃もたれの原因に

妊娠後期に、胃もたれや胸焼けなどの症状があらわれるのは、大きくなった子宮が胃を圧迫することが原因です。

胃が圧迫されると、食べ物を消化する機能が落ちるとともに、多くの食べ物を胃に入れることが難しくなります。

これが胃もたれの原因です。

胃液が逆流しやすくなる

胃が圧迫されると、上に持ち上げられることで胃液が食道に逆流しやすくなります。

胃液は強い酸です。

胃は酸から粘膜を守る防御機能が常にはたらいています。

しかし、食道にはこの防御機能がありません。

これにより、強い酸で食道の粘膜が荒らされて胸焼けが起こるというわけです。

4. 妊娠後期の胃もたれや胸焼けの対処法は?

妊娠後期の胃もたれや胸焼けの対処は、できるだけ薬に頼らず、食生活を見直すようにしましょう。

毎日の食生活を少し改善するだけで、胃もたれや胸焼けなどの不快症状をだいぶ軽減することができます。

消化のいいものを食べる

胃もたれがひどいときは、うどんやおかゆなど消化がよくのどごしがよいものを食べるようにしましょう。

ヨーグルトやゼリー、プリンなどもよいです。

胃が少し荒れているため、消化しにくいものや胃腸の負担になりやすい食べ物はできるだけ避けましょう。

たんぱく質を摂るときは、白身魚や豆腐、納豆などを食べるといいでしょう。

野菜は生の状態ではなく、火を通すことで消化がよくなります。

空腹になるのを避ける

空腹になると胃酸がたくさん出るため、胃もたれや胸焼けを起こしやすくなります。

一度にたくさん食べることが難しいため、少しの量をちょこちょこ食べるようにしましょう。

その際、ついついおにぎりやサンドイッチなどの、炭水化物を多く摂りすぎてしまいがちです。

しかし、炭水化物を摂りすぎると、妊娠糖尿病になるリスクが上がります。

ナッツや小魚、作り置きしておいた野菜類などを意識して食べるようにしましょう。

よく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぐことができます。

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