妊娠後期の腹痛は大丈夫?病院へ行く目安は?原因と対処法は?

1. 妊娠後期は腹痛が起こりやすい

妊娠後期に入ると、出産にそなえて生理的なお腹の張りを感じるようになります。

お腹の張りは、腹痛を伴う場合もあり不安になることも多いものです。

また、胎児が急に大きくなる時期で子宮もどんどん大きくなるため、それが原因の腹痛を感じることもあります。

生理的な腹痛もありますが、中には問題のある腹痛もあります。

見分け方が難しいため、病院を受診する目安も分かりにくいものです。

そこで今回は、妊娠後期の腹痛の原因と対処法、病院を受診する目安についてまとめました。

2. 妊娠後期の腹痛、原因と対処法は?

妊娠後期の腹痛の原因は何があるのでしょうか?

また、腹痛が起きたときにはどのように対処すればよいのでしょうか?

腹痛が起きるとパニックになることがありますが、落ち着いて慎重に判断しましょう。

動きすぎ、疲れなどによるもの

妊娠後期に動きすぎたり、立ちっぱなしの状態が続くと、子宮が収縮してお腹が張り、腹痛を感じることがあります。

腹痛が起きたら、できるだけ早く安静に過ごしましょう。

どのようにして安静にすればいいの?

できれば横になりましょう。

無理な場合は座って腹痛が落ち着くまで待ちます。

腹痛がおさまらない場合は?

10~30分ほど安静にしても腹痛が治まらない場合は、念のため病院を受診しましょう。

また、1日に何度も腹痛が起きる場合は、何か異変が起きている可能性があります。

できるだけ早く病院を受診しましょう。

内診によるもの

妊娠後期に内診を受けると、その刺激で子宮が収縮してお腹が張り、腹痛を感じることがあります。

この場合も、しばらく安静に過ごして様子をみましょう。

便秘によるもの

妊娠後期になると、大きくなった子宮が腸を圧迫するため、便秘になりやすくなります。

便秘が続くことで、腹痛が起きることがあります。

日頃から便秘対策を

妊娠中は、ホルモンの影響や子宮が大きくなることで便秘になりやすい状態です。

便秘の症状がない人も、急に便秘になることがありますので、日頃から便秘対策を心がけましょう。

妊娠中に有効な便秘対策は以下の通りです。

  • こまめな水分補給(1日2リットル)
  • 食物繊維が多い食べ物を食べる(さつまいも、こんにゃく、ひじき、豆類など)
  • 純正のオリゴ糖を使用する

便秘がひどい場合は医師に相談を

あまりに便秘がひどいときは、病院を受診しましょう。

硬くなった便を出そうといきみすぎると、お腹が張ることがあります。

切迫早産

切迫早産とは、早産する一歩前の状態です。

切迫早産と診断される状態とは?

切迫早産と診断される状態は、妊娠37週未満で子宮頸管が2.5mm以下の場合や、子宮口が開いている状態です。

また、子宮の収縮が頻繁に起こっているときも切迫早産と診断されることがあります。

腹痛とともに、不正出血がある場合も注意が必要です。

切迫早産と診断されたら?

切迫早産と診断されたら、医師の指示に従って安静に過ごします。

「自宅安静」と指示された場合、トイレや食事など最低限のこと以外は横になって過ごしましょう。

切迫早産の症状が進んでいる場合は、入院になることもあります。

前駆陣痛

前駆陣痛とは、本陣痛の前に起こる練習のような陣痛です。

本陣痛は規則的な痛みがきますが、前駆陣痛では不規則な間隔で痛みを感じます。

前駆陣痛は生理的なもので、出産が近づいていると言えます。

安静にしていればおさまりますが、腹痛が続くようであれば産婦人科を受診しましょう。

本陣痛

本陣痛とは、分娩前に起こるお腹や腰などの痛みのことです。

規則的な間隔で腹痛や腰痛が起こり、痛みの間隔が徐々に短くなり、痛みも増してきます。

出産予定日でない場合も、本陣痛が起こる可能性があります。

この場合は、速やかに病院に電話し、指示をあおぎましょう。

常位胎盤早期剥離

常位胎盤早期剥離とは、胎児がまだお腹にいるにも関わらず、胎盤が子宮から剥がれてしまうことです。

激しい腹痛に加え、お腹が石のように固くなります。

常位胎盤早期剝離は、処置が遅れると母子ともに死亡する可能性がある症状です。

このような症状がみられたら、救急車を呼びましょう。

3. 妊娠後期の腹痛、病院を受診する目安は?

先程も述べたように、妊娠後期に腹痛が起こる原因はいろいろあります。

しかし、実際には「この症状だから切迫早産の兆候かも…」「お腹がずっと張っている感じがするから前駆陣痛?」など非常に曖昧なものです。

そこで、病院を受診する具体的な目安をご紹介します。

10~15分間隔で、規則的なお腹の張りがある

この場合、本陣痛の可能性があります。

できるだけ早く病院を受診しましょう。

急に激しい腹痛が起き、お腹が石のように固くなる

この場合、常位胎盤早期剝離を起こしている可能性があります。

あまりに腹痛が激しい場合は、救急車を呼びましょう。

破水している

破水した場合、感染を防ぐため48時間以内に胎児を出産させる必要があります。

尿漏れと間違えやすいですが、破水の場合は自分の意志で止められず、安静にしていてもチョロチョロ出てくるという特徴があります。

37週以降であれば問題ありませんが、それ未満の場合は急いで病院を受診しましょう。

1日に1回も胎動を感じない

妊娠9か月の中ごろになると、胎児が大きくなるため胎動をあまり感じなくなります。

それでも1日に何回かは感じるものです。

1日に1回も感じない場合は、できるだけ早く病院を受診し、医師の診察を受けましょう。

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