妊娠中8・9ヶ月の後期に働く注意点は?仕事の産休はいつから?

1. 妊娠中に働く女性は増えている

最近では、全世帯のうち共働き世帯は約半数近くにのぼります。

妊娠中でも働く女性が増えているのです。

妊娠8・9か月は妊娠後期に入る時期で、母体に負担がかかりやすくなります。

仕事をしてもOKですが、母体を優先させながら働くことが大切になってきます。

今回は、妊娠8・9か月に働くときの注意点や、産休のことなどをまとめました。

2. 妊娠8・9か月はどんな状態?

妊娠8・9か月の胎児や母体の様子は、どのような状態なのでしょうか?

妊娠後期にあたる時期

妊娠8・9か月は、妊娠後期にあたる時期です。

お腹が急に大きくなる時期で、動くことがつらく感じるでしょう。

生理的なお腹の張りを感じることが多い時期です。

妊娠8・9か月の胎児の様子は?

妊娠8・9か月の胎児の大きさは、1,500~2,000gほどす。

からだの器官がほぼ完成する

妊娠8か月には器官が少しずつできあがり、妊娠9ヶ月頃にはほぼ完成します。

臓器の機能が充実し、聴覚や髪の毛や爪も伸びてきます。

脂肪もどんどんついてきて、見た目はほぼ新生児と同じになってきます。

五感や筋肉などの発達がめざましい

この頃の胎児は五感が発達し、まぶしい光に目をそむけたり、周りの音に対して反応したりします。

顔の筋肉が細かく動くようになり、外からの刺激に対して泣いたり、笑ったり、怒ったりということを表情で表せるようになります。

そのほかにもあくびをしたり、羊水をごくごく飲んだり、指をしゃぶったり、きょろきょろしたりと、お腹の中での生活を楽しんでいます。

早産しても生存率が上がる

妊娠8・9か月になると、万が一早産しても助かる可能性は高まります。

ただし、妊娠週数が早いほど障害が残る可能性が高くなります。

早産を予防するには、妊婦健診時に子宮頸管の長さや子宮口が開いていないかなどをチェックしてもらうことが大切です。

また、お腹が張った場合はできるだけ安静を保ちましょう。

妊娠8・9か月の母体は?

妊娠8か月になると、胎児が急激に大きくなるだけでなく、羊水量がもっとも多くなります。

このため、子宮も急に大きくなり、さまざまなマイナートラブルがみられます。

  • 大きくなった子宮が臓器を圧迫することによるトラブル(動悸、息切れ、胃の不快感など)
  • 腰痛
  • むくみ
  • 貧血
  • 足がつりやすくなる
  • 静脈瘤
  • 便秘

これらのマイナートラブルがみられたら、早めに対処するようにしましょう。

3. 妊娠8・9か月に仕事をするときの注意点は?

妊娠8・9か月は、胎児が急激に大きくなるに伴い、子宮も大きくなります。

少し動いただけで疲れやすくなったり、お腹も張りやすい時期です。

仕事を続ける上での注意点をあげてみましょう。

母体や胎児を最優先させる

妊娠後期は上記のようなマイナートラブルも多く、とても疲れやすい時期です。

生理的なお腹の張りも多いですが、無理をしすぎると、子宮頸管が短くなり早産の原因になることがあります。

一度短くなった子宮頸管は、元に戻すことはできません。

母体や胎児を最優先にしながら、仕事をするようにしましょう。

上司や同僚と連携をとっておく

妊娠後期は、何かとトラブルが多いものです。

妊娠経過が順調な場合はよいですが、体調が悪くなったら上司や同僚などに助けてもらうこともあるでしょう。

日頃から上司や同僚と連携を密にしておきましょう。

通勤ラッシュの時間帯を避ける

通勤時間帯の電車は込み合うため、大きなお腹だと危険なこともあります。

職場に相談して時差出勤を検討しましょう。

それができない場合は、早めの時間帯に出て、通勤ラッシュを避けるようにしましょう。

服装や持ち物など

  • おなかを締め付けない服を着る
  • 温度調節ができる服を選ぶ
  • ブラジャーはかたくないソフトな物を選ぶ
  • 転倒防止のため、ヒールの高い靴をやめる
  • 母子手帳と健康保険証を持ち歩く
  • 気分が悪くなったとき用のビニール、タオル、ナプキン、おやつ、替えの下着、余分なお金などを持っていく

産休や育児休暇について確認する

妊娠後期に入ったら、産休や育休に向けた準備を始めましょう。

  • いつから産休を取るのか
  • 産休・育休中の業務体制の確認
  • 職場復帰する予定の時期

これらのことを上司や同僚に伝えて、しっかりと共有しておきましょう。

4. 産休はいつから取れるの?

妊娠後期に入ると、産休の時期について考え始めましょう。

妊娠中はいつまで働ける?

妊婦さんがいつまで仕事を続けてよいのか、医学的な決まりはありません。

妊娠経過が順調で、妊婦さんが望むのであれば、出産間近まで仕事を続けてもOKです。

産休はいつから取れる?

産休とは?

産休とは「産前産後休業」の略で、労働基準法第65条に定められています。

出産予定日前の6週間(産前休業、多胎妊娠の場合は14週間)と、出産の翌日から8週間(産後休業)の期間、休業できる法律です。

産前休業は本人の申請が必要

産前休業は本人が申請した場合に取得できます。

一方、産後休業は本人の意思に関わらず、休業する必要があります。

ただし、医師の許可がおりれば6週間以降から働くことが可能です。

上司と相談し、いつから産休を取るのか決めておきましょう。

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