母乳を出やすくするおっぱいマッサージの方法(産前・産後)

1. おっぱいマッサージって何?

母乳の分泌を促す

おっぱいマッサージとは、乳房の基底部をよく動かすことで、母乳の分泌促進をはかるためのマッサージのことをいいます。

赤ちゃんがくわえやすい乳首にするための「乳頭・乳輪部マッサージ」と、母乳分泌を促す「おっぱいマッサージ」の2種類があります。

入浴中が効果的

湯船の中でおっぱいマッサージ行うと、血液循環がよくなるので効果的です。

入浴ができないときにおっぱいマッサージをするなら、蒸しタオルなどで乳房を温めながら行うようにしましょう。

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2. おっぱいマッサージの進め方は?

おっぱいマッサージを始める時期

おっぱいマッサージを始めるのは、妊娠20週前後のことが多いです。

妊娠初期におっぱいマッサージをすることは、子宮収縮を促すオキシトシンが分泌されるので、流産のリスクを考えるとおすすめできません。

また、病院の考え方や母体の状態によっても変わるので、おっぱいマッサージを始める前に、お医者さまや助産師さんに相談しましょう。

おっぱいマッサージを始める前に

おっぱいマッサージを始める前に、自分の乳首は赤ちゃんが吸いやすい形かどうかを、まずチェックしましょう。

理想的な乳頭

乳輪に近い付け根の部分が少しくびれ、乳首の先にふくらみがある状態が理想的です。

乳首を引っ張ったときに2cmくらい伸びると、赤ちゃんが吸いやすいです。

扁平乳頭

乳頭と乳房の境い目がない状態をいいます。

赤ちゃんの舌が乳首を巻き込みやすいように、伸びをよくするマッサージが必要です。

陥没乳頭

乳房の内側に、乳首が入っている状態をいいます。

隠れている乳首は傷つきやすいので、乳頭吸引器などを用いて外に出し、マッサージをしておく必要があります。

乳頭が小さい

乳頭が小さいと、圧力がかかりやすいので、傷つきやすくなります。

また、赤ちゃんも舌で巻き込みにくいので、乳首が大きくなるようにマッサージをします。

乳頭が大きい

乳頭が大きすぎると、新生児の口に入りきらない可能性があります。

マッサージで、乳頭を柔らかくしておきましょう。

3. 産前のおっぱいマッサージの方法とは?

おっぱいマッサージの進め方

おっぱいマッサージは、伸びがよくなるようい乳首を鍛えるもの、乳管を開通させるものと、段階的に進めていきます。

乳首を鍛えるおっぱいマッサージ

乳首を鍛えるおっぱいマッサージは、2種類あります。

乳首を鍛えるおっぱいマッサージ①

乳輪と乳房の境い目に、親指と人差し指、中指をあてます。

そのまま、乳頭をつまみます。

つまんだ乳首を、付け根から軽くひっぱります。

一連の流れを、3回くり返します。

乳首を鍛えるおっぱいマッサージ②

親指と人差し指で乳首をつまみ、その周りを角度を変えながら圧迫します。

乳頭を人差し指と中指ではさみ、親指でその先を回します。

親指と人差し指、中指で乳頭をつまみ、左右に回転させます。

乳管を開通させるおっぱいマッサージ

両手で左右の乳房を支えます。

両方の乳房の脇に親指を添えて、胸を外側にひっぱります。

片側の乳房を両手で包み込み、回すようなイメージでマッサージします。

4. 産後のおっぱいマッサージの方法とは?

母乳を出すためのおっぱいマッサージ

産後のおっぱいマッサージは、母乳の分泌を促すために行います。

産後のおっぱいマッサージ①

マッサージする側の乳房と反対の手で、横から覆うように包み込みます。

マッサージする乳房側の手を反対の手に添え、横に向かって軽く、3回ほど押します。

それが終わったら、反対側の乳房でも同じマッサージをします。

おっぱいが大きいママの場合は、乳房を下から支え、上下左右に3回ずつ、軽く押しましょう。

産後のおっぱいマッサージ②

マッサージする側の乳房と反対の手で、斜め横から胸を支えます。

マッサージする乳房側の手を反対の手に添え、斜め上の内側に向かって、軽く3回ほど押します。

それが終わったら、反対側の乳房でも同じマッサージをします。

産後のおっぱいマッサージ③

マッサージする側の乳房と反対の手で、胸を下から支えます。

マッサージする乳房側の手を反対の手に添え、上に向かって、軽く3回ほど押します。

それが終わったら、反対側の乳房でも同じマッサージをします。

むくみをとるためのおっぱいマッサージ

乳房を薬指と中指で支え、乳首を親指と人差し指で圧迫します。

乳首を圧迫する位置を、上から下にずらしながら、2~3回ずつマッサージします。

片方の乳輪を、両手の薬指と小指を使って左右から持ち上げ、親指を人差し指でゆっくりつまみます。

乳輪を中心に位置をずらしながら、内側に3~4回圧迫します。

5. おっぱいマッサージをするときの注意点

お腹が張ったらすぐに止める

おっぱいマッサージを始めて、お腹が張ったときは、すぐに止めましょう。

また、おっぱいマッサージの力を入れすぎると、乳腺を傷つけることがあるので、注意が必要です。

産後のおっぱいマッサージは、基本的にはいつ行ってもよいですが、むやみに行うと乳腺炎の原因になることもあります。

6. おっぱいマッサージがうまくいかないときの対処法

母乳外来を利用する

母乳外来とは、産婦人科や助産院などに設けられている、母乳育児に関する相談を受け付けているところです。

産後のママであれば、誰でも利用できます。

自己流におっぱいマッサージをしても、効果がみられないときには、母乳外来で相談してみましょう。

初診費用は、4,000~5,000円程度が目安です。

事前予約が必要だったり、訪問してくれる母乳外来もあるので、まずは電話やメールで問い合わせてください。

母乳の出をよくするハーブティーを飲む

ヨーロッパでは、母乳の出をよくするために、ハーブティーを飲む習慣があります。

いくつか、おすすめのハーブティーを消化しておきましょう。

ラズベリーリーフ

出産前から飲みたいハーブティーに、ラズベリーリーフがあります。

陣痛をやわらげ、子宮収縮の効率を高めてくれます。

産後は母体の回復を早め、気持ちの意志込みを改善し、母乳の出をよくする効果もあります。

フェンネル

デトックス効果の高いフェンネルは、母乳の分泌に関わるホルモンと似た作用があり、出をよくしてくれます。

ハーブティーとして飲むより、ブイヤベースの香辛料として使うなど、料理に取り入れるのもおすすめです。

レモングラス

レモンのような味わいで、飲みやすいです。

アーユルヴェーダでは、古くから母乳の出をよくするハーブとして、用いられています。

ネトル

造血作用のあるネトルは、母乳不足のママに、特におすすめです。

緑茶のような味わいなので、飲みやすいところも魅力です。

そのほかにおすすめのハーブ

ハーブティーはノンカフェインなので、母乳育児を行うママは、日常的な水分補給に取り入れることができます。

ミネラルバランスのよい「ルイボス」や、ビタミンCが豊富な「ローズヒップ」、血行を改善する「ダンデライオン(タンポポ)」などもおすすめです。

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7. 先輩ママの「おっぱいマッサージ体験談」

そばかすさんより

おっぱいマッサージを入院中も、退院後もしてもらっていました。

初産だったので、おっぱいマッサージがこんなに痛いものだとは知りませんでした。

退院後のおっぱいマッサージのとき、あまりにも痛くて、疲労がたまっていたこともあり、一度、病院で倒れたこともあります。

でも、がんばっておっぱいマッサージをしたおかげで、母乳の出がよくなりました。

痛い思いはしましたが、そのおかげで赤ちゃんはすくすく育っているので、よかったと思っています。

引用元:母乳マッサージの体験談