赤ちゃんが吐くけど大丈夫?乳児の嘔吐・吐き戻しの原因と対処法

1. 赤ちゃんがよく吐く原因は?

胃が未発達

月齢が低い赤ちゃんほど、授乳後に吐くことが多いです。

それは、赤ちゃんの胃が大人とは違い、ふたのない「とっくり」のような形をしているからです。

そのため、飲んだ母乳やミルクが逆流しやすいのです。

母乳やミルクの飲み過ぎで口元から垂れるように吐き戻したり、げっぷをしたときに吐いてしまっても、機嫌がよければ問題はありません。

病気が原因のこともある

中には、病気が原因で吐くこともあります。

病院の診療時間内に診察を受ければよい場合

赤ちゃんは、風邪や便秘が原因で吐くこともあります。

嘔吐したときに咳や鼻水、発熱、下痢といった風邪の症状がみられる、何日もウンチが出ていない場合は、小児科に連れて行きましょう。

夜中であってもすぐに医療機関を受診した方がいい場合

以下のような症状がみられたときには、緊急性が高いので、すぐに病院を受診しましょう。

  • 授乳するたびに、噴水のように吐く
  • 吐く回数が日ごとに増え、体重が増えない
  • 嘔吐をくり返して、ぐったりしている
  • 嘔吐物の色が黄色や緑色っぽい
  • おしっこの回数や量が減った
  • 嘔吐と下痢の回数が多くて、睡眠がとれていない
  • ネバネバした血便が出ている
  • 赤ちゃんが不機嫌で、激しく泣いたり、うなったりする

2. 赤ちゃんが吐いたときの対処法は?

大量に吐いたときの対処法

赤ちゃんが大量に吐いてしまったときは、まず嘔吐物がのどや口に詰まらないようにしてから、その内容をチェックしましょう。

  • 赤ちゃんの状態を少し起こすように寝かせる
  • 嘔吐物やよだれで汚れた口の周りなどを、ガーゼなどでやさしく拭き取る
  • 嘔吐物ができるだけ早く片づける
  • 赤ちゃんに水分を与えるときは、1時間に一口を目安に、少しずつ飲ませる

ママが赤ちゃんの嘔吐物を片づけるときには、感染予防のため、ビニールの手袋やエプロンを着用することをおすすめします。

また、嘔吐物に手を触れてしまったときには、石けんでよく洗いましょう。

嘔吐に下痢を伴うときの対処法

嘔吐に下痢が伴っている場合は、ロタウイルスやノロウイルスなどの感染による、急性胃腸炎の可能性があります。

ロタウイルスは白く濁った水のような便が出る、ノロウイルスは熱はそれほどあがらないという特徴があります。

嘔吐や下痢が続くと、赤ちゃんは脱水症状を起こしやすくなるので、早めに小児科を受診しましょう。

3. 病院に連れて行くべき吐き方の見分け方は?

吐く以外の症状をチェックする

病気が原因で嘔吐する場合は、ほかにも症状がみられます。

あてはまる症状があるときには、病院へ連れて行きましょう。

気になるときには病院で相談する

赤ちゃんが吐く原因として、ごくまれに頭蓋内出血や脳腫瘍、前日に頭を強く打っているというケースがあります。

意識障害を伴ったり、吐いた後でぐったりしているときには、早めに診察を受けるようにしましょう。

4. 赤ちゃんは吐いた後のホームケアとは?

吐いた後の授乳

赤ちゃんが吐いた後、1~2時間後に湯冷ましや麦茶などの水分を与えてみて、吐かなかったときには、授乳してかまいません。

ただし、母乳やミルクの量は、通常の3分の1~2分の1から始めましょう。

ミルクの場合は、濃さは変えなくて大丈夫です。

お風呂はOK

赤ちゃんが吐いても、ほかに症状がなく、機嫌がよければ、入浴させて大丈夫です。

ですが、入浴時間はいつもより短めにしましょう。

服を汚さない方法

母乳やミルクの吐き戻しが洋服につくと、シミになってしまいます。

ママやパパがげっぷをさせるときには、ハンドタオルなどを方にかけ、その上に赤ちゃんをのせましょう。

大切な洋服に吐き戻したときには、早めにクリーニングに出し、シミ抜きをしてもらうことをおすすめします。

5. 吐きにくくなる予防策

赤ちゃんを吐きにくくする方法

赤ちゃんが吐かずに済むように、授乳後はしっかりげっぷをさせてあげましょう。

また、口元から母乳やミルクがタラリと垂れるときは、飲み過ぎが原因なので、量を減らして様子をみます。

赤ちゃんを寝かせるときには、頭が少し高くなるように、傾斜をつけてあげましょう。

寝かせるときに吐き戻し防止枕を使うのも、おすすめです。

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6. 先輩ママの「母乳育児体験談」

0ヵ月の女の子・nanaさんより

入院中から、母乳とミルクの混合育児でした。

産まれた翌日までは吐いても少量でしたが、生後2~3日から大量に吐くようになりました。

助産師さんに、「この子はげっぷが下手だし、空気を飲みやすいみたいだから、すごく吐くわね」といわれたのを覚えています。

授乳のたびに吐くので、退院時の体重も、退院許可が出るギリギリだったほどです。

退院後も嘔吐は続き、私も精神的に参ってしまったので、見かねた母が出張で母乳マッサージをしている助産師さんを呼んでくれました。

その方に、「ミルクを一度に飲ませすぎ。赤ちゃんが吐いた後に泣くと、お腹がすいたと思うかもしれないけれど、一定の時間がたつまでは、次のミルクはあげなくていい」とアドバイスを受けました。

それを実践してみると、吐く回数が減り、体重も順調に増えるようになりました。

引用元:吐きっぱなしの新生児