予定帝王切開とは?どういう場合が対象?手術の時期、費用は?

1. 予定帝王切開ってなに?

予定帝王切開とは

妊婦検診を受けているなかで、通常の分娩が難しいと判断されることがあります。

そのような場合は、分娩のリスクを事前に回避するために、最初から帝王切開で出産すると決定されます。

事前に帝王切開で分娩すると決めることを、「予定帝王切開」といいます。

急きょ帝王切開になる、「緊急帝王切開」と手術内容はほとんどかわりません。

お腹を切開して、胎児を取り出す手術をおこなうことになります。

2. 予定帝王切開になる理由

どういうときに予定帝王切開になるの?

予定帝王切開は、どのような場合に行われるのでしょうか?

胎児側に理由がある場合と、お母さん側に理由がある場合との2種類があります。

胎位のトラブル

赤ちゃんは、本来足を上にして頭を下にした状態で、頭からうまれてきます。

ですが、まれに頭が上で足が下になっている逆子の状態のときがあります。

この状態だと、通常の分娩では危険を伴うことになるので、予定帝王切開が行われることが多いです。

巨大児

赤ちゃんの推定体重が、4,000グラムを超えるような場合、予定帝王切開になることがあります。

お母さんの体型などを考えて、自然分娩が難しいと判断されると、帝王切開が行われます。

発育遅延

胎盤機能の低下などが原因で、赤ちゃんが極端に小さいときに、陣痛がおこると命にかかわります。

そのような場合は、予定帝王切開で日にちを決めて出産することになります。

胎盤のトラブル

お母さんの胎盤が、子宮の下のほうで形成される「前置胎盤」の場合、分娩に危険が伴います。

子宮口を塞いでしまっていると、分娩時に大量出血を引き起こすことがあります。

そのようなリスクを避けるために、予定手王切開が行われます。

多胎妊娠

双子や三つ子を妊娠したとき、それぞれの胎児が小さい、一子が逆子になっているというようなトラブルがおこりやすいです。

自然分娩に耐えられないと判断された場合、帝王切開になることが多いです。

帝王切開の経験がある

第一子を帝王切開で出産しているといった場合、二子目も帝王切開になることが多いです。

必ずではありませんが、子宮に負担をかけないようにするため、予定帝王切開が選ばれることが多いでしょう。

3. 予定帝王切開の手術の時期は?

帝王切開をいつにするかはじっくり決められる

低帝王切開をいつ行うのかは、母子の状態をじっくり観察して決めることになります。

自然分娩ができる可能性はあるのか、ということも考慮しながら、ギリギリまで検討されることになります。

妊娠10ヶ月目、つまり妊娠36週に入ったあたりで、帝王切開にするかどうか、最終的な判断が行われます。

陣痛がおこる前に、手術を行わなければなりません。

そのため、帝王切開の手術日は、妊娠37~38週目に行われることが多いです。

予定していた日より前に陣痛がきたらどうするの?

予定帝王切開で、手術の日を決めていても、出産は何がおこるかわかりません。

手術日よりも早く、陣痛がくることだってあります。

そのような場合でも、帝王切開で対応されることになります。

急きょ帝王切開で対応することになりますが、動揺しないように、日ごろから心の準備をしておきましょう。

4. 帝王切開の費用ってどれぐらい?

帝王切開にかかる費用について

帝王切開の手術費用は、診療報酬点数表によって、「22万1600円」と決められています。

32週未満で早産だった場合は、「24万5200円」と決まっています。

帝王切開の場合は、自然分娩とは違って保険が適用されます。

通常と同じように、3割が自己負担となります。

ただし、帝王切開の費用に加えて、通常の分娩費用もかかることになります。

帝王切開の手術費用が上乗せされた金額が、総額になると考えておいてください。

それにくわえて、処置にかかる費用も増えますので、自然分娩と比較すると、全体の費用はどうしても高額になってしまいます。

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