母乳に悩むママ必見!母乳が出ない8個の原因と出やすくする方法

1. 母乳とは?

ママの血液でつくられる

母乳は、ママの血液からつくられます。

毛細血管から血液が乳腺に取り込まれる際、たんぱく質や栄養、白血球など、赤ちゃんに必要な成分が含まれます。

ですが、赤血球は吸収されないので、母乳は赤くならないのです。

母乳に含まれる成分

母乳には、赤ちゃんに必要とされる栄養素が、100以上含まれているといわれています。

たんぱく質

母乳に含まれているたんぱく質は、牛乳に含まれるものとは組成が違います。

乳清と呼ばれるホエーたんぱく内のガゼインは、赤ちゃんが消化しやすく、栄養価が高くなっています。

脂肪

母乳に含まれる脂肪には、脳の成長に大切なDHAやアラキドン酸などの長鎖脂肪酸が含まれているのが特徴です。

また、効率よく消化できるよう、脂肪分解酵素であるリパーゼも含まれています。

乳糖

そして母乳には、牛乳の1.5倍の乳糖が含まれます。

この乳糖がカルシウムの吸収を助けたり、ビフィズス菌の成長をサポートします。

ビタミン・ミネラル

母乳に含まれるビタミンやミネラルは、赤ちゃんの体の働きに合うバランスで含まれています。

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2. 母乳育児のメリットは?

赤ちゃんのメリット

母乳育児をすることで、赤ちゃんにはさまざまなメリットがあります。

  • ママと密着できるので、赤ちゃんが安心感を得やすい
  • 母乳を通して、生きた免疫細胞がもらえる
  • アレルギーを予防できる
  • 赤ちゃんのあごの発達を促す
  • 乳幼児突然死症候群を防げる

ママのメリット

そして母乳育児は、ママにもメリットが大きいです。

  • 授乳により子宮収縮が促されるので、産後の回復が早くなる
  • ママと赤ちゃんの間で、愛着形成が進む
  • 粉ミルク代がかからずに済む
  • ミルクをつくる手間がかからない
  • マタニティーブルーを軽くできる
  • 乳がんや卵巣がん、子宮がんを予防できる
  • 産後ダイエットにも効果的

デメリットもある

とはいえ母乳育児にも、ママによっては、デメリットと感じられることもあります。

  • 赤ちゃんの哺乳量がわからないので、ママが不安を感じやすい
  • 授乳間隔が短くなりがち
  • 母乳の分泌量が減ると、赤ちゃんの体重が増えなくなる
  • ママの乳房や乳頭にトラブルが起こりやすい
  • ママが食生活に気を配る必要がある
  • ママのビタミンDが不足しやすくなる

3. 母乳が出るしくみとは?

2つのホルモンが働く

ママは出産すると、プロラクチンというホルモンが分泌されるようになります。

このプロラクチンの働きにより、乳房に流れ込んだたくさんの血液を、乳腺の腺房で母乳につくりかえます。

それと同時にオキシトシンというホルモンの分泌も始まり、乳腺でつくられた母乳を、乳頭に押し出します。

赤ちゃんに吸ってもらうのが大切

プロラクチンとオキシトシンがその働きをくり返すことで、より母乳が出やすくなります。

そのため、ママは母乳が十分に出ていない時期でも、赤ちゃんにおっぱいを吸わせ、乳頭を刺激することが大事です。

何度もおっぱいを吸ってもらううちに、赤ちゃんの泣き声を聞いただけで、母乳がにじみ出るようになります。

4. 母乳が足りているかどうかの目安とは?

いくつかチェックポイントがある

赤ちゃんが母乳不足になっていないかどうかは、ママがチェックする必要があります。

赤ちゃんの体重の増え方をチェックする

まず、赤ちゃんの体重が順調に増えているかどうかをチェックします。

赤ちゃんの体重の増え方の目安は、新生児期は1日20~30g、生後1カ月で1日30g、生後2カ月には1カ月で約1kgとされています。

この数値通りでなくても、体重が増えているようであれば、問題ありません。

ウンチの回数が少ないときも要注意

ウンチの回数も、母乳不足かどうかのチェックポイントになります。

赤ちゃんの排便回数は、生後1カ月で1日5~7回、生後2~3カ月で1日4回が目安です。

中には便秘症の赤ちゃんもいるので、排便回数には個人差がありますが、量が減っていないかも、大事なチェックポイントです。

授乳後の赤ちゃんの機嫌が悪く、ウンチの回数が少ないときは、母乳不足と考えましょう。

5. 母乳が出なくなる8つの原因とは?

母乳不足になる原因もさまざま

ママの母乳の分泌量が減る原因にも、いろいろなものがあります。

ママが血行不良である

母乳は、ママの血液でできています。

そのため、ママの血液の流れが悪くなると、母乳の分泌にも影響が出ます。

ママにストレスがたまっている

母乳の分泌には、ホルモンが大きく関わっています。

そのため、慣れない育児や睡眠不足、夫やその実家とのやりとりなど、ママがストレスを感じることが増えると、母乳の分泌に悪影響が及ぶことが多いです。

食事の栄養バランスが悪い

母乳をたくさん出すためには、ママの食事の栄養バランスも大切です。

脂肪分や糖分を摂り過ぎると、母乳の質が下がるだけでなく、乳腺が詰まりやすくなることもあります。

ママが水分不足である

母乳の8割は、水分でできています。

成人女性は、授乳中でなくても、1日2リットルの水分を摂ることが望ましいとされています。

授乳中のママは、それを上回る水分を必要とします。

ママが貧血気味である

出産時に出血が多かったことをきっかけに、貧血気味になるママも少なくありません。

母乳は血液からつくられるので、貧血気味のママだと分泌が悪くなってしまいます。

乳管が詰まっている

おっぱいにトラブルが発生し、乳管が詰まってしまうと、母乳がまずくなることから、赤ちゃんが飲む量も減ります。

その結果、乳管の詰まりが悪化して、さらに母乳が出にくくなることがあります。

ママが睡眠不足である

母乳の分泌と関わりの深いプロラクチンというホルモンは、睡眠中に分泌されます。

そのため、育児や家事に追われて、慢性的な睡眠不足に陥ると、母乳の分泌量が減ってしまいます。

赤ちゃんが上手に哺乳できていない

生まれて間もない赤ちゃんだけでなく、生後1~2カ月になっても、おっぱいを吸うことに慣れない子は多いです。

そのため、授乳回数は多くても、赤ちゃんが飲んでいる母乳の量が少ないこともよくあります。

6. 母乳の分泌量を増やす方法とは?

母乳の分泌量を増やす方法

母乳の分泌が減る原因を解消することが、分泌量を増やすことにつながります。

授乳する回数を増やす

母乳の分泌量は、赤ちゃんが乳首を吸って刺激を与えることで変化します。

赤ちゃんが乳首を吸えば吸うほど、プロラクチンの濃度が高くなるからです。

1日に8回以上授乳すると、プロラクチン濃度を維持できるといわれているので、授乳頻度をあげて、赤ちゃんが欲しがるだけ、母乳を飲ませてあげましょう。

赤ちゃんとのスキンシップを増やす

ママの母乳の分泌量を増やす方法は、授乳回数を増やすことだけではありません。

赤ちゃんの泣き声を聞く、ぬくもりを感じる、匂いをかぐといった行為でも、オキシトシンの分泌量はアップします。

赤ちゃんとスキンシップする機会を増やすことで、母乳の分泌量アップにプラスになります。

水分をたくさん摂る

母乳はママの血液からつくられますが、その成分のほとんどは水分です。

そのため、水分をたくさん摂ることが、とても大事です。

ママが水分を摂るときには、冷たい飲みものだと体を冷やしてしまうので、好ましくありません。

常温あるいは温かい飲みものを、意識して摂りましょう。

その際、カフェインを控えることも忘れないでください。

食生活を改善する

母乳を出すのによい食材を積極的に取り入れ、ヘルシーな和食を摂るように心がけましょう。

おすすめの食材は、米と豆腐やみそなどの豆類、海藻類です。

野菜では、ホウレンソウやダイコン、ニンジン、ジャガイモ、里芋などがおすすめです。

そして、揚げものやケーキなどのスイーツ、乳製品など、高カロリーで高脂肪のものは控えましょう。

ママが乳腺炎を発症する、原因にもなります。

生活習慣を見直す

育児が始まると睡眠不足になりがちですが、それで疲労やストレスをためると、プロラクチンやオキシトシンの分泌に悪影響を与えます。

そのため、日中に赤ちゃんがお昼寝をしているときにはママも一緒に休むなど、睡眠時間を確保することを意識しましょう。

また、赤ちゃんの生活リズムを整える意味でも、起床時間や就寝時間を決めるなど、規則正しい生活を意識するのもおすすめです。

体を温める

ママの体が冷えていると、血行が悪くなります。

血行不良は、母乳の分泌を妨げてしまいます。

薄着をしない、冷たいものばかり飲まない、1人でゆっくり入浴する時間をつくるなど、体を冷やさないように心がけましょう。

ゆっくり湯船につかる時間がとれないときには、足湯をするのも効果的です。

乳頭・乳輪部マッサージをする

乳腺の詰まりを予防・解消する意味でも、乳頭・乳輪部マッサージをしましょう。

これにより、赤ちゃんがくわえやすい乳首にすることができます。

  • 親指と人差し指で、乳首を軽くつまむ
  • そのまま乳首を、ゆっくり体の内側に押し込む
  • 押し込んだ状態のままで、乳首をつまんでいる指に力を入れる
  • この動きを、さまざまな方向から行う

自分でマッサージするのが難しい場合は、母乳外来などで相談してみましょう。

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7. 先輩ママの「母乳育児体験談」

赤ちゃんを母乳育児したママより

赤ちゃんを母乳で育てたいと考えていましたが、初産だったせいか、最初は母乳があまり出なかったので、ミルクを足していました。

退院する前に助産師さんから、「時間に関係なく、赤ちゃんが泣いたら、おっぱいを吸わせるように」とのアドバイスをいただいたので実践。

赤ちゃんにおっぱいを吸わせ続けて、1カ月半が過ぎるころには、ミルクを足さなくても、赤ちゃんが満足するようになりました。

根気よく吸わせることが大切だと、思いました。

引用元:経験してわかった母乳育児の大切さ