無痛分娩とは?どんな流れでするの?痛みはある?時間と費用は?

1. 無痛分娩とは

無痛分娩ってなに?

無痛分娩とは、麻酔を使用して、陣痛の痛みを和らげて出産する方法です。

麻酔薬を使うといっても、意識がなくなるわけではありません。

あくまで痛みを和らげるための麻酔なので、意識はある状態で出産します。

そのため、分娩するときのいきみも必要になりますし、出産直後すぐに赤ちゃんを抱くことも可能です。

通常のお産よりリラックスできる

無痛分娩にすれば、筋肉の緊張を解くことができます。

通常よりもお産をスムーズにすることができるようになり、難産を予防することが可能になります。

陣痛があまりに痛すぎると、呼吸法なんて行うことができません。

呼吸がきちんとできていないと、赤ちゃんに酸素がいかなくなってしまいます。

無痛分娩にすれば、リラックスした状態で出産に臨めるので、酸素を赤ちゃんに行き渡らせることができます。

自然分娩で出産した直後は、「もう2度と出産なんて嫌だ」と思う人が多いといわれています。

無痛分娩の場合は、出産した直後も「もう1人ほしい」とすぐに思うママが多いようです。

2. 無痛分娩だと痛みがなくなるの?

痛みがまったくないわけではない

人によって出産時間は違いますが、無痛分娩にすると、初産婦さんでも3~6時間ほどで出産できるのが平均とされています。

2人目以降であれば、2~4時間という早さで出産できます。

自然分娩よりも、楽に出産することが可能となるのです。

だからといって、痛みがまったくなくなるというわけではありません。

無痛分娩という名前から、痛みが一切なくなるというイメージを持っている人も少なくありません。

実際は「痛みが軽くなる」というのが正解です。

痛みが軽くなる以外は、通常のお産とほとんど変わらないということを覚えておいてくださいね。

無痛分娩だと出産後の痛みが少ない

自然分娩で出産すると、会陰切開の傷、子宮収縮などで出産後も何かと痛い思いをします。

無痛分娩であっても、子宮収縮などの痛みは感じます。

ですが、無痛分娩の場合、出産後の処置も麻酔がきいている間に行われます。

胎盤を摘出する痛み、子宮口を縫う痛みなど、出産後の痛みを感じにくいです。

分娩後が楽というのも、無痛分娩が人気になっている理由の1つといえます。

3. 無痛分娩は日本ではまだあまり行われていない

無痛分娩の割合

欧米だと、無痛分娩は一般的とされているのですが、日本では主流となっていません。

日本で無痛分娩が実地されている数値は、まだかなり低いといえます。

日本だけでなく、アジアは全体的に無痛分娩の利用率が低いです。

そのため、無痛分娩を希望するのであれば、無痛分娩を行える病院を早めに探すことが大切です。

4. 無痛分娩の流れ

無痛分娩は計画して行われる

無痛分娩を行うばあいは、計画して行われることになります。

陣痛がきてからだと辛いので、入院したら、すぐに麻酔するためのチューブなどを背中にいれます。

陣痛がきたら、普通分娩とおなじように、お産の進み具合をチェックして、麻酔液を注入していきます。

麻酔駅はそれほど多くないので、はじめの頃は陣痛の痛みを少し感じます。

子宮口が全開大になると、麻酔がたくさん追加されることになります。

会陰部の近くに麻酔をするため、会陰部の伸びが良くなります。

それと同時に、筋肉の緊張も少なくなるので、痛みが和らぐようになります。

無痛分娩の麻酔方法

無痛分娩といっても、大きく「硬膜外麻酔」と「点滴麻酔」の2つに分けることができます。

どちらも赤ちゃんへの影響はない麻酔ですが、違いはなんでしょうか。

硬膜外麻酔

硬膜外麻酔とは、背骨の脊髄に近い場所にチューブを入れて麻酔薬を入れる方法です。

針をさすときに、チクッとした痛みを感じます。

硬膜外麻酔は痛みを和らげる効果が強いと言われています。

ですが、意識がなくなることはないので、分娩中も最後まで意識ははっきりしています。

点滴麻酔

点滴麻酔とは、静脈から麻酔薬を入れる方法です。

硬膜外麻酔と比較すると、痛みを和らげる効果は少し弱くなります。

ただ、事前の処置が簡単で、痛みもほとんど感じません。

分娩中に眠気を感じることがありますが、分娩中も意識ははっきりしています。

5. 無痛分娩の費用はどれぐらい?

無痛分娩は保険適用外

自然分娩であっても保険は適用されませんので、無痛分娩も保険適用外になります。

痛みを和らげる処置をするため、通常の分娩よりも費用が高くなることが多いです。

病院によって費用は違いますが、通常の分娩費用に加えた金額を支払う必要があります。

個人施設だと1~5万円、一般的な総合病院だと3~10万円、大学病院だろ10~16万円ほどプラスされます。

費用については、事前にきちんと確認しておくことをおすすめします。

6. 無痛分娩を希望するなら早めに相談を

無痛分娩の希望を早めに伝えよう

日本では、無痛分娩を行っている病院がまだあまりありません。

無痛分娩を希望しているのであれば、妊娠がわかったときから施設を探すようにしましょう。

日本産科麻酔学会が公開している無痛分娩施設リストを参考にすると、探しやすいです。

妊娠週数がすすんでから、無痛分娩を希望するようになった場合、担当医に相談してみてください。

無痛分娩を行っている施設を紹介してくれると思いますよ。

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