クロミフェン療法とはどんな治療法ですか?

1. クロミフェン療法とは?

クロミフェン療法とは、クロミフェンという薬を用いた、不妊治療法の1つです。

クロミフェンとは?

クロミフェンは、排卵誘発剤の1つです。

基本的に、飲み薬として使用します。

正式名称は、「クエン酸クロミフェン(CC)」といいます。

クロミフェンの商品名には、クロミッド・フェミロン・セロフェン・オリフェンなどがあります。

名前が違っても、内容はほとんど同じものです。

どんな症状の人が療法を受けるの?

クロミフェン療法の効果が期待できる方は、おもに排卵障害がある方です。

その中でも、第1度無月経と判断された方に用いられることが多いです。

第1度無月経とは、卵巣の中で、卵胞がある程度まで発育しているタイプの無月経のことを指します。

第1度無月経は、無排卵性周期症または、視床下部性の原因があるとされています。

クロミフェン療法にはどんな作用があるの?

クロミフェン療法には、この第1度無月経に働きかける作用があります。

排卵をつかさどる視床下部

脳の視床下部は、排卵にとって重要な役割を果たしています。

視床下部が司令塔となり、脳下垂体からLHやFSHが分泌されます。

そして、それが卵巣まで届き、女性ホルモンの分泌をコントロールし、排卵期や黄体期を作り出しています。

クロミフェンは、まずこの視床下部に作用し、卵胞発育を促進し、排卵を誘発します。

クロミフェン療法の効果

クロミフェンは排卵誘発剤の1つですが、具体的には排卵を誘発させる効果よりも、卵を成熟させる効果があります。

不妊の原因や程度などによっても変わりますが、クロミフェンでの排卵率は、およそ70〜80%ほどとされています。

しかし、実際の妊娠の確率は、頚管粘液の影響なども受けるため、50%以下となっています。

2. クロミフェン療法の具体的な方法

クロミフェン療法のおもな目的は、排卵を起こすことです。

そのため、クロミフェン療法は、生理周期の5日目からはじまります。

最初は1日1錠を、5日間飲み続けます。

通常であれば、薬を飲み続けて7日目頃に、排卵が起こることが多いようです。

排卵が起こらない場合は

1日1錠を飲み続けても、排卵が起こらない場合には、薬の量を増やしていきます。

最初は1日1錠(50mg)ですが、医師の判断により、2錠(100mg)や3錠(150mg)と増えていきます。

それでも効果が見られない場合

クロミフェンの量を増やしても、排卵が起こらない場合、反応不良と診断されます。

そして、更に強力な排卵誘発剤である、hMH-hCG療法などにステップアップしていきます。

3. さまざまなクロミフェン療法

クロミフェン療法には、クロミフェンが単体で使用される場合の他にも、別の治療法と併用して行われる場合もあります。

おもに、以下のものとの組み合わせがあります。

hCG注射との併用

女性の体は通常、排卵直前に黄体形成ホルモンが大量に分泌されます。

しかし、この黄体形成ホルモンが分泌されない場合、クロフェルミン療法の他にhCG注射を打って排卵を助けます。

グルココルチコイドとの併用

多嚢胞性卵巣症候群が不妊原因となっている場合、アンドロゲンという男性ホルモンの過剰分泌が、問題の1つだと考えられています。

そのため、アンドロゲンを制御する働きのある、グルココルチコイドと併用する場合があります。

ブロモクリプチンとの併用

高プロラクチン血症という、プロラクチンホルモンが異常に高くなってしまう疾患があります。

プロラクチンが高くなると、排卵を妨げる原因となります。

そのため、プロラクチンの分泌を抑える、プロモクリプチンと併用する場合があります。

4. クロミフェン使用の注意点

軽度の排卵障害に使用することで、高い排卵効果が期待できるクロミフェン療法ですが、注意点があります。

クロミフェンの副作用

クロミフェンには、副作用もいくつか確認されています。

おもな副作用としては、以下のような症状があります。

  • のぼせ
  • お腹の張り
  • 発疹
  • めまい
  • うつ

長期使用での副作用

また、クロミフェンを長期で使用している場合、頚管粘液が減少したり、子宮内膜が厚くならないなどの弊害が起こります。

副作用での症状が見られた場合は、無理をして、治療を続けないことが大切です。

医師に相談の上、治療法を変更してもらうことをおすすめします。

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