つわりでもみかんは食べやすい。妊娠中みかんをたくさん食べていい?

1. みかんに多く含まれる栄養素

ビタミンC

ビタミンCには免疫力を高める作用があり、風邪予防などに効果的です。

妊娠中は抵抗力が落ちるうえに使える薬も制限されるので、ビタミンCで上手に対策しましょう。

また、ビタミンCにはメラニン色素の生成を抑えるはたらきがあります。

妊娠中はシミ・そばかすができやすくなるので、美肌のためにもビタミンCを摂りましょう。

葉酸

葉物野菜や果物などに多く含まれる葉酸は、胎児の先天的奇形を防ぐ大切な栄養素です。

缶詰のみかんでも葉酸を摂れますが、生のみかんのほうが効率よく葉酸を摂ることができます。

糖分の摂りすぎを防ぐためにも、缶詰より生のみかんがおすすめです。

カリウム

妊娠中は、むくみが気になる人も多いでしょう。

カリウムには高い利尿作用があり、体内の余分な水分・塩分を排出してむくみを解消してくれます。

食物繊維

妊婦の2人に1人が悩まされる便秘の解消・予防にも、みかんが役立ちます。

みかんの袋や白い筋には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれています。

水溶性食物繊維には、便に水を含ませてやわらかくする作用があります。

不溶性食物繊維には腸のぜん動運動を促し、便のかさを増やして出しやすくする作用があります。

2. 妊娠中に食べていいみかんの量は?

妊娠中の果物摂取量の目安は、1日あたり約200gまでとされています。

みかんなら1日2個くらいまで

一般的なみかん(温州みかん)は、皮も含めて1個100g前後です。

大きさによりますが、1日2個くらいまでにとどめておきましょう。

ほかの果物や甘いものなどを食べた日は、みかんの量を減らしてバランスをとりましょう。

3. みかんの食べすぎに注意!

みかんを食べ過ぎると、以下のような症状が起こることがあります。

柑皮症

みかんを食べ過ぎて、手のひらが黄色っぽくなった経験はありませんか?

柑橘類に多く含まれるカロテンの摂りすぎで皮膚に色素沈着が起こる症状を、柑皮症と呼びます。

特に、指・手のひら・足の裏などに色素が沈着しやすいです。

柑橘類と同じくカロテンが多いにんじん・かぼちゃ・マンゴーなどの食べすぎにも要注意です。

健康への影響は?

胎児や母体への大きな被害はありませんが、早めに対策しないと栄養が偏るおそれがあります。

柑皮症に気づいたら、カロテンが多い食材をしばらく控えましょう。

体内のカロテンの量が少なくなれば、皮膚の色も次第にもとに戻るでしょう。

体重増加

みかんは水分が多く、それほど腹持ちが良くありません。

また手軽に食べられるため、つい食べ過ぎてしまうことも多いでしょう。

みかんはローカロリーだけど…

お菓子などに比べると、生のみかんのカロリーや糖分含有量は少なめです。

だからといってたくさんみかんを食べていると、やはり体重増加につながるおそれがあります。

妊娠中は食欲が増し、また動きが制限されて運動量が減りやすいので、特に注意が必要です。

妊娠糖尿病

妊娠中に糖分を摂りすぎると、妊娠糖尿病のリスクが高くなります。

自覚症状が少なく、体重増加に注意していても発症することがあるので、注意が必要です。

妊娠糖尿病になるとどうなる?

妊娠糖尿病になると、以下の症状が起こりやすくなります。

  • 妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
  • 流産・早産
  • 胎児発育不全
  • 胎児機能不全

程度によりますが、妊娠糖尿病は産後自然に治ることが多いです。

ただし将来的に糖尿病を発症しやすくなると言われているので、油断は禁物です。

体の冷え

寒い地方でとれる果物は体をあたため、暖かい地方でとれる果物は体を冷やすとされています。

比較的暖かい地方でとれるみかんは、体を冷やす作用を持っています。

妊娠中に体を冷やすと血流が滞り、つわりの悪化や便秘などのリスクが上がります。

みかんによる冷えを防ぐには、温かい飲み物と一緒に食べるとよいでしょう。

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