産後うつの薬があるの?入院する場合もある?産後うつの治療法

1. 産後うつとは

産後うつってなに?

産後うつとは、育児や家事に追われ疲れきってしまうことで発症する、うつのことをいいます。

気分の落ち込み、倦怠感、集中力の低下などの症状が出るようになります。

産後うつの原因は一言ではいいあらわせません。

慣れない育児疲れ、不安やプレッシャー、睡眠不足、産後の体力低下など、さまざまな要因が重なって発症すると考えられます。

産後はホルモンバランスが大きく乱れることも大きく影響しているといわれています。

ホルモンバランスが乱れることで、余計に不安やイライラを感じやすくなり、産後うつを招きやすくなるのです。

産後うつを自分でチェックしよう

産後うつの症状はいろいろとありますが、特徴があるため、セルフチェックすることは可能です。

もしかすると、「産後うつかもしれない」と不安を感じることがあれば、以下の項目をチェックしてみてください。

産後うつチェックリスト

  • なぜか気分が落ち込んで涙がでてくる
  • 自分が好きなことや趣味に興味がわかなくなる
  • イライラして落ち着かない
  • 洋服などが欲しいと感じなくなる
  • メイクやおしゃれをする気が起こらない
  • 考えがまとまらない(家事の段取りがうまくできなくなる)
  • 子どもはかわいくてもお世話が苦痛に感じる
  • すべてにおいて自分が悪いと思ってしまう
  • 自分ばかりが不安だと周りの人に怒りを感じる
  • 他人との交流が面倒に思う
  • 先のことを考えると不安になる
  • 頭痛や吐き気がする
  • 過食、もしくは拒食気味になる
  • 性欲がなくなる
  • 胃が頻繁に痛くなる

上記の項目に複数当てはまる場合、産後うつである可能性があります。

2. 産後うつの治療ってどんなことするの?

まずは誰かに相談して

産後うつの可能性があるのであれば、パートナー、親族、友達など信頼できる人にまず相談するようにしてください。

相談できる相手が近くにいない場合は、地域の保険センターで相談にのってもらうこともできます。

1人で抱え込むことが何よりよくないので、まずは誰かに不安を打ち明けるようにしましょう。

話すだけでも、気持ちが軽くなることがあります。

症状がよくならないなら病院へ

親しい人などに相談しても気分が晴れない、症状がよくならないという場合は、早めに病院にいきましょう。

心療内科や精神科を受診するようにしてください。

精神科というと少し抵抗があるかもしれませんが、今は精神科もアットホームで明るいところが増えています。

放っておくと、本格的なうつ病になり、治療がとても長引いてしまいます。

できるだけ早めに専門医のカウンセリングを受けるようにしましょう。

産後うつの薬

病院に行って、産後うつと診断されたら、薬が処方されることがほとんどです。

うつ病は、幸せホルモンといわれている脳内物質であるセロトニンが出にくくなる病気です。

そのため、脳内物質のセロトニンやノルアドレナリンを活性化する抗うつ剤が用いられます。

症状に合わせ、薬を使い分けて治療が行われます。

授乳中の場合は、医師にそのことをいえば、授乳中でも飲める薬を処方してもらうことができます。

3. 産後うつで入院が必要なことはある?

うつがひどいと入院が必要なことも

うつで入院なんて…と思うかもしれませんが、うつ秒で入院が必要なこともあります。

産後うつもでも、症状がひどく、赤ちゃんのお世話ができないというような状態にまできていると、入院が必要になることがあります。

家事や育児から少し距離置き、ママの心と体の健康状態を回復させることが、入院の目的です。

早く元気になるための方法ですので、医師から入院を勧められたら、前向きに考えてみてください。

赤ちゃんと一緒に入院できることもある

治療をするために入院が必要といっても、赤ちゃんのお世話ができないと不安になりますよね。

責任感が強いママであれば、なおさら入院を躊躇してしまうと思います。

ですが、症状が重くなると、自殺や育児放棄をしてしまうこともあるため、入院はとても大切なことです。

最近は、赤ちゃんと一緒に入院することができる病院も増えてきています。

常に一緒にすごせるわけではありませんが、赤ちゃんの様子をことができて安心ですよ。

うつで辛くてもう限界という場合、入院という選択もあるということを覚えておいてください。

入院中の治療について

産後うつで入院した場合の治療は、通院しているときの治療と変わりません。

入院中も、カウンセリングと薬物治療が行われます。

身の回りのことは、病院スタッフが協力して行ってくれます。

毎日の家事や育児のストレスを感じることはありません。

日ごろのストレス解消に専念することが可能です。

症状が軽い場合、10日ほど入院するだけで退院することができます。

症状が重い場合、1年以上入院生活が続くこともあります。

退院したあとも、薬物治療は必要になります。

勝手にやめずに医師の指示に従って服用するようにしてくださいね。

4. 産後うつの入院でかかる費用

入院費はどれぐらいかかる?

入院するとなると、どうしても気になるのが入院費用ですよね。

うつで長期入院になると不安になるかもしれませんが、うつ病の治療には保険が適用されます。

負担額は3割ですみますし、治療費が一定金額を超えた場合、高額療養費制度を利用すれば返還を受けることができます。

入院費のことを心配しないためにも、病院の事務職員に事前に入院費用の相談をしておくと安心です。

5. 1人で抱え込まずに早めに相談を

産後うつは誰だってなり得る

産後はホルモンバランスが乱れて、精神的に不安になりやすいです。

産後うつは誰だって起こる可能性があり、決して珍しい病気ではありません。

産後すぐではなくても、数ヶ月してから発症することだってあります。

性格が明るい人だって、産後うつになることはあります。

気持ちが落ち込む、体調が優れないという日が続くようであれば、早めに周りに相談するようにしましょう。

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